負荷分散/QoS制御 テクニカルガイド
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第9章 二重化構成時の注意点> 9.2 SafeLINK/GLSとの連携

9.2.6 運用ポリシーの設定

Traffic Directorのインストール完了後に運用ポリシーを設定します。

運用ポリシーでは、管理コンソールの配置場所によって、以下のように“管理用のIPアドレス”をチェックする必要があります。また、SafeCLUSTER/PRIMECLUSTERとの組み合わせにおいては、“管理用のIPアドレス”をチェックしたインタフェースは、必ず引き継ぎネットワークの設定を行なってください。

SafeLINK/GLSと連携する場合の管理コンソールが配置されるネットワーク側の伝送路制御機能に応じたネットワーク・サーバ/クラスタオブジェクトのアドレス設定内容を以下の表に示します。

管理コンソール側のネットワーク構成

管理コンソール上の設定

“管理用のIPアドレス”のチェック

SafeLINK/GLS

クラスタ構成(SafeCLUSTER/PRIMECLUSTER)

オブジェクト

設定するIPアドレス

高速切替または2重化されていない

なし

アダプタ1

SafeLINK/GLSの仮想IPアドレス(ex.sha0のIPアドレス)

アダプタ2

管理コンソールと通信するインタフェースの物理IPアドレス(ex. hme0のIPアドレス)

あり

クラスタ

代表アドレス

SafeLINK/GLSの引継ぎIPアドレス(ex.sha0:1のIPアドレス)

プライマリ

アダプタ1

プライマリノード上のSafeLINK/GLSの仮想IPアドレス(ex.sha0のIPアドレス)

アダプタ2

管理コンソールと通信するプライマリノード上のインタフェースの物理IPアドレス(ex.hme0のIPアドレス)

セカンダリ

アダプタ1

セカンダリノード上のSafeLINK/GLSの仮想IPアドレス(ex.sha0のIPアドレス)

アダプタ2

管理コンソールと通信するセカンダリノード上のインタフェースの物理IPアドレス(ex.hme0のIPアドレス)

NIC切替

なし

アダプタ

SafeLINK/GLS設定における物理IPアドレス(ex.hme0のIPアドレス)

あり

クラスタ

代表アドレス

SafeLINK/GLSの引継ぎIPアドレス(ex.hme0:1のIPアドレス)

プライマリ

アダプタ

プライマリノード上のSafeLINK/GLS設定における物理IPアドレス(ex.hme0のIPアドレス)

セカンダリ

アダプタ

セカンダリノード上のSafeLINK/GLS設定における物理IPアドレス(ex.hme0のIPアドレス)


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