Symfoware(R) Server RDBユーザーズガイド データベース定義編 - FUJITSU -
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上へ第2章 データベースの作成
上へ2.9 格納構造定義の簡略化

2.9.1 表定義

表定義では、格納領域指定に、表のデータを格納するデータベーススペースを指定します。格納領域指定を指定すると、表のDSO定義および表のDSI定義が自動的に行われます。また、DSIの初期化も自動的に行われます。

■格納領域指

格納領域指定は、実表のデータを格納するデータベーススペースを指定します。格納領域指定を指定した場合は、表名およびスキーマ名は8文字以内の先頭が英字で始まる英数字、または8文字以内の日本語文字列であることが必要です。

ただし、システム用の動作環境ファイルでDEFAULT_DSI_NAME=CODEを指定した場合は、表名およびスキーマ名に36文字以内の先頭が英字で始まる英数字、または18文字以内の各国語文字列を指定することができます。

在庫管理データベースの実表を格納構造もあわせて定義する例を以下に示します。スキーマSTOCKSに属する在庫表を定義するものとします。

在庫表を定義するCREATE TABLE文(格納領域指定あり)
CREATE TABLE STOCKS.在庫表 ( 製品番号 SMALLINT NOT NULL,
                製品名  NATIONAL CHARACTER(10) NOT NULL,
                在庫数量 INTEGER,
                倉庫番号 SMALLINT,
                PRIMARY KEY(製品番号))

                COMMENT '在庫品とその数量,格納倉庫の表'
                ON DBSPACE1
                  ↑
                格納領域指定

なお、上記の指定は、以下の定義をしたことと同じ意味です。
CREATE TABLE STOCKS.在庫表 ( 製品番号 SMALLINT NOT NULL,
                製品名  NATIONAL CHARACTER(10) NOT NULL,
                在庫数量 INTEGER,
                倉庫番号 SMALLINT,
                PRIMARY KEY(製品番号) )
                COMMENT '在庫品とその数量,格納倉庫の表' 

CREATE DSO #STOCKS@在庫表  FROM STOCKS.在庫表
    TYPE SEQUENTIAL(PAGESIZE(4),ORDER(1))

CREATE DSI #STOCKS@在庫表  DSO #STOCKS@在庫表
    ALLOCATE DATA ON DBSPACE1 SIZE 256K

◆表のDSO名およびDSI

表のDSOおよび表のDSIは、表定義時のスキーマ名と表名を組み合わせて命名します。DSO名とDSI名は同じ名前になります。

 スキーマ名#|@表名 ”
 (1)  (2)    (3)  (4)

(1) 固定プレフィックス

(2) CREATE TABLE文で指定したスキーマ名

(3) #:表名が文字列の場合
  @:表名が各国語文字列の場合

(4) CREATE TABLE文で指定した表名

 

ただし、スキーマ名、表名のいずれか、または両方が各国語文字列の場合には、DSO名およびDSI名は、全体が各国語文字列となります。

システム用の動作環境ファイルでDEFAULT_DSI_NAME=CODEを指定した場合、表のDSO名およびDSI名は、システムで採番する10けたの数字を使用して命名します。

以下に例を示します。

例1

スキーマ名および表名が文字列の場合
CREATE TABLE STOCKS.ORDERS( …… ) ON DBSPACE1

→ DSO名:#STOCKS#ORDERS
  DSI名:#STOCKS#ORDERS

例2

スキーマ名は文字列、表名が各国語文字列の場合
CREATE TABLE STOCKS.在庫表( …… ) ON DBSPACE1

→ DSO名:#STOCKS@在庫表
  DSI名:#STOCKS@在庫表

例3

システム用の動作環境ファイルでDEFAULT_DSI_NAME=CODEを指定した場合
CREATE TABLE STOCKSMASTER.ORDERSMASTER( …… ) ON DBSPACE1

→ DSO名:#0000000155
  DSI名:#0000000155

◆表の格納構

表の格納構は以下のようになります。これらは、Symfoware/RDBが自動的に定義します。

格納構造:
SEQUENTIAL構造
データ部のページ長:
4K
データ部の割付け量:
256K
領域再使用指定:
ORDER(1)

なお、格納構造の詳細については、“格納構造の定義”を参照してください。


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