TeamWARE Office 200X V2.0 管理者ガイド |
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付録B Directoryユーティリティ |
このユーティリティは、テキストファイルからグループ/私用グループの情報を読み取りTeamWARE Office Directory に一括して移入します。 新規グループ/私用グループの登録のほか、既存のグループ/私用グループの情報変更、削除が行えます。
移入される情報の記述されているテキストファイルを、グループ情報ファイルといいます。本ユーティリティを使用する前に、あらかじめエディタでグループ情報ファイルを作成しておく必要があります。グループ情報ファイルについては、“B.7 グループ情報ファイル”を参照してください。
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TeamWARE Office Directoryにグループ情報を移入するには、サーバインストールディレクトリで、以下のコマンドを実行します。
todirmov <パラメータファイル名>
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パラメータファイルは、以下に示す形式で作成します。なお、パラメータファイルのコード系にはシフトJISコードを使用します。
オプションのパラメータは角かっこ([ ])でくくられています。
utility=IMPORT
what={GROUP | PRIVATEGROUP}
file=<グループ情報ファイル名>
user=<ログイン名>
[password=<ログインユーザのパスワード>]
tp_number=<トランスポート番号>
tp_address=<トランスポートアドレス>
[owner=<オーナ識別名>]
[remove_from_parent={YES | NO}]
パラメータ値を省略した場合は、コンソールメッセージが出力されます。 |
utility
“IMPORT”と指定します。
what
“GROUP”または“PRIVATEGROUP”と指定します。
file
移入するグループ情報ファイル名を指定します。
グループ情報ファイルの形式については、“B.7 グループ情報ファイル”を参照してください。
user
ログイン名を指定します。ログイン名は、最長で48文字までです。ログインユーザには、システム管理者の権限が必要です。
password
ログインユーザのパスワードを指定します。パスワードは、最長で48文字までです。ログインユーザがパスワードを持っていない場合は省略します。
tp_number
ログイン時に使用するトランスポート番号を指定します。TeamWARE Officeをインストールしたディレクトリ配下の初期化ファイル(to.ini)の[TOSERVER]セクションのtransportsフィールドに記述されています。
以下に示す例の場合、tp_numberは1になります。
(例)
[TRANSPORT]
1 = tcpip,240,0,
tp_address
ログイン時に使用するディレクトリサーバのトランスポートアドレスを指定します。このサーバのディレクトリが、移出元ディレクトリサーバとして使用されます。tp_addressは、最長で128文字までです。
owner
私用グループのオーナ識別名を指定します。
remove_from_parent
グループの更新操作において、“=PARENT”パラメータで指定されなかったグループのメンバーから削除したい場合は、“YES”を、削除したくない場合は、“NO”を指定します。省略値は“YES”です。
また、私用グループの更新操作において、“=PARENTPRIVATEGROUP”パラメータで指定されなかった私用グループのメンバーから削除したい場合は、“YES”を、削除したくない場合は、“NO”を指定します。省略値は“YES”です。
パラメータファイルの例を、以下に示します。
utility=IMPORT |
移入処理が終了すると、正常に登録、更新、削除が行われたグループ数が画面に表示されます。また正常な処理が行われなかったグループ数についても表示されます。正常な処理が行われなかった場合は、インストールディレクトリのエラーファイル(<グループ情報ファイル名>.err)に記録されます。エラーが発生した場合は、エラーファイルを参照し、移入できなかったグループについてエラー発生部分を修正して、エラーファイルを削除してから、もう一度実行してください。 |
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