TeamWARE Office 200X V2.0 管理者ガイド |
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第6章 サービスの管理 |
ここでは、サービス全体の管理について説明します。
TeamWARE Officeは、一定の間隔で、データベースが格納されたディスク空き容量を監視しています。監視は、以下の2つのパラメータ値に従って行われます。
データベースが格納されているディスク空き容量がこの値より下回ると、システムイベントログにディスク容量が不足しつつあることを示す警告レベルのメッセージが出力されます。インストール時に標準で設定される値は、100MBです。
データベースが格納されているディスク空き容量がこの値より下回ると、システムイベントログにディスク容量が不足しているエラーレベルのメッセージが出力されます。このあと、TeamWARE Officeは一時停止状態になります。インストール時に標準で設定される値は、20MBです。
各サービスのデータベースを複数のディスクに分割して格納している場合、一番空き容量の少ないディスクの容量が対象となります。
これらのパラメータは、TeamWARE Officeをインストールするときに指定します。また、インストールしたあとでも、[to config]コマンドで変更できます。以下に、[to config]コマンドによる設定例を示します。[to config]コマンドの詳細については、“付録C [to config]コマンド”を参照してください。
>to config |
ディスク空き容量の不足により、TeamWARE Officeが一時停止状態になった場合、システム管理者は、以下に示すどれかの方法により、ディスク空き容量を増やしてください。 TeamWARE Officeを警告通知する容量以上の空き領域を確保した時点で、 TeamWARE Officeの一時停止状態は解除されます。
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各ディスクに100MB程度のDUMMYファイルを作成しておくとTeamWARE Officeが一時停止状態になった場合でも、DUMMYファイルを削除することで、すばやくTeamWARE Officeの運用を再開することができます。そのあと、システム管理者は、データベースから不要なデータを削除します。 |
クライアントからの処理要求は、1つのスレッドが割り当てられ処理されます。TeamWARE Officeのプロセス/スレッドの状態を監視することで、クライアントの接続数や、サーバの動作状態を確認できます。確認には、以下の2つの方法があります。
Adminを使用すると、サイト内の全サーバのプロセス/スレッドを監視できます。詳細については、“18.8.1 プロセス/スレッドの監視”を参照してください。
サーバのコンソール(Windows NT(R)の場合は、コマンドプロンプト)で[to status]コマンドを入力します。詳細については、“18.9.2 [to]コマンド”を参照してください。
TeamWARE Officeは、サーバ単位やサービス単位に、サーバの運用状態を示すメッセージや、システム内でなんらかの異常が発生した場合のメッセージを、システムイベントログに採取します。システムイベントログにメッセージを書き込んだあと、そのメッセージの内容をシステム管理者に通知することもできます。詳細については、“18.7.1 システムイベントログ”を参照してください。
TeamWARE Officeが採取するシステムイベントログは、1つのファイルに蓄積されます。したがって、システム管理者は、定期的にこのファイルを退避し、削除する必要があります。詳細については、“18.7.1 システムイベントログ”を参照してください。
TeamWARE Officeが採取する監査イベントログ、および、ビリングイベントログは、1日ごとに1つのファイルに蓄積されます。したがって、システム管理者は、定期的にこのファイルを退避し、削除する必要があります。詳細については、“18.7.2 監査イベントログ”、“18.7.3 ビリングイベントログ”を参照してください。
TeamWARE OfficeサーバがインストールされているコンピュータのIPアドレスまたはコンピュータ名が変更になった場合、TeamWARE Officeサーバのトランスポート定義を再設定する必要があります。詳細については、“付録D サーバのネットワークアドレスの変更”を参照してください。
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