TeamWARE Office 200X V2.0 管理者ガイド
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第18章 TeamWARE Officeの保守> 18.9 システムコマンド

18.9.2 [to]コマンド

[to]コマンを起動することにより、TeamWARE Officeサーバやデータベースの状態を参照したり変更したりできます。

[to]コマンドには以下の機能があります。

to start

サーバの起動を行います。

to stop

サーバの停止を行います。

to version

サーバのバージョン情報表示を行います。

to status

サーバの動作状況の表示を行います。

to recover

サーバのデータベース修復を行います。

to resume

サーバのデータベース復元を行います。

to compress

サーバのデータベース圧縮を行います。

to check

サーバのデータベース異常のチェックを行います。

to alarmdump

サーバ内のアラームキューの一覧表示を行います。

to alarmclean

サーバ内のアラームキューの削除を行います。

to alarmfiledump

中間ファイルの一覧表示を行います。

to alarmfileclean

中間ファイルをすべて削除します。

to ping

サーバの回線接続のテストを行います。

to mailq

サーバ内のメールキューの一覧表示を行います。

to ca

サイト間直接アクセスの一連の認証作業を行います。

to tran

サーバ内のサービスの利用を抑止、または抑止を解除します。

to backup

データベースをオンラインバックアップモードに設定、または解除します。

to aplist

イベント通知サービスにより起動されているユーザアプリケーションの状態を表示します。

to chkdef

イベント通知サービスのアプリ定義体ファイルのチェックをします。

to lqlist

イベントキューの表示・削除をします。

to fix

データベースの修復を行います。

[to]コマンドの出力するエラーメッセージについては、“付録F [to]コマンドのメッセージ”を参照してください。また、[to ca]については、“11.4.1 サイト間直接アクセスの認証”を、[to fix]については、“18.10.5 拡張復旧作業”を参照してください。

[to]コマンドの使用方法を以下に示します。

to start

- サーバ起用コマンド -

入力形式

to start

機能

TeamWARE Officeサーバを起動します。このコマンドの詳細については、“4.1 TeamWARE Officeの起動”を参照してください。

to stop

- サーバ停用コマンド-

入力形式

to stop [-t時間]

機能

TeamWARE Officeサーバを停止します。このコマンドの詳細については、“4.2 TeamWARE Officeの停止”を参照してください。

オペランド

-t時間

TeamWARE Officeサーバを確実に停止させる時間を0〜9までの分単位で指定します。-tと数値(時間)は空白をあけずに指定します。たとえば5分を指定する場合はto stop -t5となります。通常の停止では-tオペランドは指定せず、無停電電源装置などを使用して停電など緊急に停止したい場合に、電力が供給されている時間内の値を-tオペランドで指定してください。指定した時間以内にTeamWARE Officeサーバが正常に停止しなかった場合は、次回のTeamWARE Officeサーバの起動時にデータベースの修復処理が行われて起動に時間がかかることがありますが、データベースが破壊されることを防止できます。

-tオペランドを指定しても、指定した時間以内に[to stop]コマンドが完了しない場合があります。ただし、この場合でも指定した時間を超えてのデータベースアクセスは行わないため、指定した時間を経過した後では電源切断を行っても問題ありません。


to version

- バージョン情報表コマンド -

入力形式

to version

機能

TeamWARE Officeサーバのバージョン情報を表示します。

使用例

>to version
2.0/306

to status

- サーバ動作状況の表コマンド -

入力形式

to status [-l]

機能

コマンド入力時点でのTeamWARE Officeサーバのプロセス、およびスレッドの動作状態を表示します。

オペランド

-l

本オペランドを省略した場合の表示に加え、プロセスID、スレッドID、親プロセスIDなどにより、詳細な情報を表示させます。

表示情報の意味

コマンド入力行の直後に表示されるヘッダ行の各情報名の意味を以下に示します。

使用例

>to status

IND

NAME

STATE

DATETIME

USER

0

tostart

p

IDLE

2000-10-31 16:18:37,52

1

toentdir

p

IDLE

2000-10-31 16:18:25,42

2

toserver

p

IDLE

2000-10-31 16:18:23,38

NM

$SERVER

3

toserver

t

IDLE

2000-10-31 15:49:20,43

$IPC Queue(#0)

4

toserver

t

IDLE

2000-10-31 16:16:37,77

$TCP/IP(#1)

.....

  • データベースを操作するコマンドの実行中に[to status]コマンドを実行すると、tostartプロセス(先頭行)のUSERフィールドに、実行している処理の状態が表示されます。
     $Db Recover : [to recover]コマンド実行中
     $Db Resume : [to resume]コマンド実行中
     $Db Compress : [to compress]コマンド実行中
     $Db Check : [to check]コマンド実行中
     $Db AutoRecover : TeamWARE Officeサーバの起動処理でデータベース修復処理が動作中
  • [to recover]コマンド実行中、またはTeamWARE Officeサーバの起動処理でデータベース修復処理が動作中のときに[to status]コマンドを実行すると、状態表示に続けて以下のメッセージが出力されます。
     tostatus Database recovery is running.
    このメッセージが出力される間は、TeamWARE Officeの各種サービスを使用できません。データベース修復処理が完了するまでお待ちください。

to recover

- データベース修コマンド -

入力形式

to recover <directory|mail|library|forum|calendar|all>

機能

データベースの修復処理を行います。本コマンドは、TeamWARE Officeサーバを運用中にシステムエラーやハードエラーが発生したり、電源の切断などの理由によりデータベースに矛盾が発生した場合に使用します。

オペランド

directory

Directoryデータベースを修復します。

mail

Mailデータベースを修復します。

library

Libraryデータベースを修復します。

forum

Forumデータベースを修復します。

calendar

Calendarデータベースを修復します。

all

すべてのデータベースを修復します。

使用例

>to recover directory
recovery: 2000-11-20 12:07:57,69
d:/to/database/100stn.d01
collecting indexes
current file size=0
estimated remaining time (this phase)=no estimate

使用上の注意

インストールされていないサービスを指定して本コマンドを実行した場合、下記のようなメッセージが出力されます。このメッセージは指定されたサービス用のデータベースファイルが見つからなかったという意味のメッセージです。したがって、データベースには異常が発生していません。

>to recover calendar
to CHECK OS: 1.2.0 OS:No such file or directory

to resume

- データベース復コマンド -

入力形式

to resume <directory|mail|library|forum|calendar|all>

機能

データベースの復元処理を行います。本コマンドは、TeamWARE Officeサーバの運用を5日以上停止していたあとに、サーバを再起動させる前に投入します。本コマンドは、旧製品(V5.3L13)以降不要となりましたが、実行しても問題は発生しません。

オペランド

directory

Directoryデータベースを復元します。

mail

Mailデータベースを復元します。

library

Libraryデータベースを復元します。

forum

Forumデータベースを復元します。

calendar

Calendarデータベースを復元します。

all

すべてのデータベースを復元します。

使用例

>to resume directory
Ready.

to compress

- データベース圧コマンド -

入力形式

to compress <directory|mail|library|forum|calendar|all> [-t時間]

機能

データベースの圧縮処理を行います。本コマンドの詳細については、“19.5 データベースの圧縮”を参照してください。

オペランド

directory

Directoryデータベースを圧縮します。

mail

Mailデータベースを圧縮します。

library

Libraryデータベースを圧縮します。

forum

Forumデータベースを圧縮します。

calendar

Calendarデータベースを圧縮します。

all

すべてのデータベースを圧縮します。

-t時間

圧縮処理の実行時間を分単位で指定します。指定した時間が経てば、圧縮処理が完了しなくてもコマンドは終了します。この場合、次の圧縮処理では、前回圧縮されなかった部分から処理が行われます。

使用例

>to compress mail
Ready.

使用上の注意

インストールされていないサービスを指定して本コマンドを実行した場合、下記のようなメッセージが出力されます。このメッセージは指定されたサービス用のデータベースファイルが見つからなかったという意味のメッセージです。したがって、データベースには異常が発生していません。

>to compress calendar
to CHECK OS: 1.2.0 OS:No such file or directory

to check

- データベース異常検コマンド -

入力形式

to check <directory|mail|library|forum|calendar|all>

機能

データベースに異常が発生しているか否かを検査します。異常が認められる場合は、以下のようなメッセージが表示されます。

to CHECK 1.-137.0 DB:(objst)Database can not be used before recovery (uncompleted write transaction or OBJIX-file of OBJST has been corrupted)

指定したデータベースに異常がない場合は、“Ready”と表示されます。

オペランド

directory

Directoryデータベースの異常検査を行います。

mail

Mailデータベースの異常検査を行います。

library

Libraryデータベースの異常検査を行います。

forum

Forumデータベースの異常検査を行います。

calendar

Calendarデータベースの異常検査を行います。

all

すべてのデータベースの異常検査を行います。

使用例

>to check directory
Ready.

使用上の注意

インストールされていないサービスを指定して本コマンドを実行した場合、下記のようなメッセージが出力されます。このメッセージは指定されたサービス用のデータベースファイルが見つからなかったという意味のメッセージです。したがって、データベースに異常が発生していません。

>to check calendar
to CHECK OS: 1.2.0 OS:No such file or directory

to alarmdump

- アラームキューの一覧表コマンド -

入力形式

to alarmdump

機能

システム管理者へのアラート通知、および一般のNotifier通知(メールの受信通知、カレンダーの予約通知など)でまだ送信が完了していない通知、または中間ファイルへ出力をしていないツールバー向けの通知を保持しているキューのことを、アラームキューといいます。このコマンドは、現在のアラームキューの状態を表示します。

表示情報の意味

コマンド入力行の直後に表示されるヘッダ行の各情報名の意味を以下に示します。

現在有効なトランスポートタイプは"4"(TCP/IP)だけです。なお、アラート通知の場合は、"-"で表示されます。

使用例

>to alarmdump
IND TP CMD RETRIES NEXT.TRY(mins) DESTINATION
00001 4 2 0 NOW 133.162.30.253
00002 4 2 0 NOW @133.162.30.253
00003 - - 0

to alarmclean

- アラームキューの削除コマン -

入力形式

to alarmclean [IND番号]

機能

アラームキューから特定のアラート通知、または、Notifier通知を削除します。

オペランド

IND番号

アラームキュー上のインデックス番号を指定します。インデックス番号は、[to alarmdump]コマンドで得ることができます。複数指定できます。なお、このオペランドを省略した場合は、すべての通知が対象となります。

使用例

>to alarmclean 1

to alarmfiledump

-中間ファイル一覧表示コマンド-

入力形式

to alarmfiledump

機能

ツールバー向けの通知情報が格納されている中間ファイルの状態を表示します。

表示情報の意味

コマンド入力行の直後に表示されるヘッダ行の各情報名の意味を以下に示します。

使用例

>to alarmfiledump

FILE NAME MAIL NOTIFY

SMPDB-US44AQA6AZ3EL5CCYBXY 1

SMPDB-US44AQAEAZ3EL5CCYBXY 1

to alarmfileclean

-中間ファイル削除コマンド-

入力形式

to alarmfileclean

機能

中間ファイルをすべて削除します。

to ping

- 回線接続のテス用コマンド -

入力形式

to ping <address>

機能

指定したアドレスで起動されているTeamWARE Officeサーバとの回線接続をテストします。マルチサーバ構成の場合に、サーバ間の転送速度などをチェックできます。なお、[to ping]コマンドの復帰値は、TeamWARE Officeサーバが起動している場合は0、起動していない場合は1となります。

オペランド

address

“トランスポート番号:トランスポートアドレス”を指定します。トランスポート番号には1を指定し、トランスポートアドレスには、テスト対象のサーバIPアドレスを指定します。

使用例

[TeamWARE Officeサーバを起動している場合]
>to ping 1:1:199.99.99.99

Connecting to transport 1 with address 1:199.99.99.99...
Connect took 10 msecs
....................
20 packets of 2048 bytes sent and received in 80 msecs
250 packets/sec
256000 bytes/sec

[TeamWARE Officeサーバを起動していない場合]
>to ping 1:1:199.99.99.99

Connecting to transport 1 with address 1:199.99.99.99...
Failed to connect SES: 3.1.126(0x7e) SESSION:Partner is not running, Cannot
assign requested address
Connected attempt took 0 msecs

使用上の注意

トランスポート番号に1以外を指定した場合、または省略した場合(トランスポートアドレスのみを指定した場合)の表示結果に意味はありません。

to mailq

- メール配信キューの一覧表コマンド -

入力形式

to mailq

機能

ディレクトリサーバ上のメール配信キューの状態を表示します。ディレクトリサーバでのみ、実行可能です。アプリケーションサーバでは、本コマンドは正しく動作しません。

表示情報の意味

コマンド入力後、端末に以下のようなキューの名前が表示されます。現バージョンではここで示したキューだけが有効です。ほかのキューについては、キューの名前だけ表示され、情報は表示されません。

使用例

>to mailq
List mail queues
Local
TMB/X.400
TMB/Inet
X.400
c2oc17p6.u02
c2oc6ib1.u02
Inet
c2oc3h2h.u08
c2oc47rn.u08
c2oc7il8.u08
.....

[to mailq]コマンドは、アプリケーションサーバでは正しく動作しません。ディレクトリサーバ上で実行してください。

to tran

- トランザクション抑止/解除コマン -

入力形式

to tran <suspend|resume|status>

機能

TeamWARE Officeのサービスの利用を抑止、または抑止を解除します。

オペランド

suspend

サービスの利用を抑止します。

コマンドが終了してから、抑止の解除が行われるまでサービスは利用できません。

resume

サービスの利用の抑止を解除します。

status

サービスの抑止状態を表示します。

表示情報の意味

使用例

>to tran suspend
Setting directory service to suspend mode on ...
directory service : suspend mode on.
>to tran resume
Setting directory service to suspend mode off ...
directory service : suspend mode off.
>to tran status
SERVICE SUSPEND ONGOING
directory ON 0 ←抑止完了
mail ON 3 ←抑止中
forum OFF 0 ←抑止解除

  • [to tran suspend]コマンドの実行中、時間経過を示す"."が画面に表示される場合があります。
  • [to tran suspend]の実行開始から、一定時間経過してもサーバ内の全サービスの抑止処理が完了しない場合、[to tran suspend]コマンドはメッセージを表示してエラー終了します。サービス抑止処理を継続する場合は、引き続き[to tran suspend]コマンドを実行してください。サービス抑止処理を終了する場合は、[to tran resume]コマンドを実行して一部実行されたサービス抑止を解除してください。コマンドがエラー終了するまでの時間は標準設定で3分間です。この値は[to.ini]の設定で変更できます。変更方法については、“付録G.7 [TOTRAN]セクション”を参照してください。

to backup

- バックアップモードコマン -

入力形式

to backup [on|off|status]

機能

データベースをオンラインバックアップモードに設定または解除します。

オペランド

on

データベースをオンラインバックアップモードにします。

off

データベースのオンラインバックアップモードを解除します。

status

オンラインバックアップモードの状態を表示します。

使用例

>to backup
TeamWARE server is in normal mode
>to backup on
Setting backup mode on...
Backup mode on
>to backup status
TeamWARE server is in Backup mode

to aplist

- ユーザアプリケーションの状態表コマンド-

入力形式

to aplist [-l] [-?]

機能

イベント通知サービスから起動されたユーザアプリケーションの状態を表示します。表示内容は、ショート形式とロング形式で変わります。

オペランド

-l

表示形式をロング形式で表示します。省略された場合は、ショート形式で表示します。

-?

このコマンドの使用方法を表示します。

表示情報の意味

コマンド入力行の直後に表示されるヘッダ行の各情報名の意味を以下に示します。ショート形式では、1ユーザアプリケーションについて、1行表示されます。ロング形式では、2行で表示されます。

以下の項目は、ロング形式の場合にだけ表示されます。

※ロング形式の場合、“Putted time”の直前に表示される“NM”は、キューのアイテムのタイプ(新規メール着信)を意味します。

使用例

>to aplist
No.:Define :PID :Launched time :Command and
parameters
000:DEFINE04 :00032:2000-05-1711:38:44,33:test1.exe
JA8AAAAAACThcQABYQABif
001:DEFINE04 :00059:2000-05-17 11:38:46,01:test1.exe
JA8AAAAAACThbgABYQABif
Total 2 process found

>to aplist -l
No.:Define :PID :Status:Command and parameters
Putted time :Launched time :queue ID
000:DEFINE04 :00032:RUN :test1.exe
JA8AAAAAACThcQABYQABifdxJPxU@laputa95.trd.n
NM:2000-05-13 16:43:53,71:2000-05-17 11:38:44,33:095dg43537189
001:DEFINE04 :00059:RUN :test1.exe
JA8AAAAAACThbgABYQABifdxJPxU@laputa95.trd.n
NM:2000-05-13 16:43:41,48:2000-05-17 11:38:46,01:095dg43414888
Total 2 process found

to chkdef

- アプリ定義体ファイルのチェックコマン-

入力形式

to chkdef [アプリ定義体ファイル]

機能

アプリ定義体ファイルの正当性をチェックします。

チェックする項目は、以下のとおりです。なお、アプリ定義体の定義項目については、“16章 イベント通知サービスの管理”を参照してください。

オペランド

アプリ定義体ファイル

チェックしたいアプリ定義体ファイル名をフルパスで指定します。省略された場合は、カレントディレクトリ配下/appldef.iniをチェックします。

使用例

>to chkdef
Starting syntactical check for the application definition.
INFO : The description causing a error was not found.
INFO : The number of definitions in the definition file is 1, and
the number of valid definitions is 1.
Syntactical check for the application definition was completed.

>to chkdef
Starting syntactical check for the application definition.
ERROR : An essential parameter is not specified from line 1 to line 27
in the definition.
INFO : The number of definitions in the definition file is 1, and
the number of valid definitions is 0.
Syntactical check for the application definition was completed.

>to chkdef
Starting syntactical check for the application definition.
ERROR : LINE = 5 , Parameter = subject : The number of characters used
for subject exceeds the limit.
INFO : The number of definitions in the definition file is 1, and the number
of valid definitions is 0.
Syntactical check for the application definition was completed.

>to chkdef
Starting syntactical check for the application definition.
ERROR : LINE = 20 : The value specified for the retrymin parameter is
incorrect.
INFO : The number of definitions in the definition file is 1, and the number
of valid definitions is 0.
Syntactical check for the application definition was completed.

to lqlist

- イベントキューの表示・削除コマン-

入力形式

to lqlist [-q MAIL] [-s | -l] [-f print_file] [-?]

機能

イベントキューに格納されているキュー情報を出力します。また、サブコマンドを使いアイテム(イベント)の削除ができます。

オペランド

-q MAIL

キュー・アイテムの情報を一覧出力します。

[ -s | -l ]

一覧の出力形式を指定します。省略値はSです。

-s : ショート形式(1行)で出力します。

-l : ロング形式(2行)で出力します。

-f print_file

キュー・アイテムの情報をファイルに出力します。

-q MAIL パラメータが指定された場合は、そのサービスのアイテム情報を一覧出力します。

-q MAIL パラメータが指定されなかった場合は、キュー情報一覧を出力します。この場合は、ファイルに出力されるだけで、サブコマンドの入力待ちモードにはなりません。

print_file : 出力するファイル名を指定します。

-?

このコマンドの使用方法についての情報を出力します。

表示情報の意味

コマンド入力行の直後に表示されるヘッダ行の各情報名の意味を以下に示します。

使用例

>to lqlist -q

No [ SERVICE ] : QUEUE-TYPE : Number of Item
00 [MAIL ] : Mail : 00058
20 [CALA ] : Calendar appointment : 00120
>[QUEUE-LIST]:

>to lqlist -q MAIL -s
No :T RT Item-ID : Entered time - Executed/Retried - time
00001:f 02 095dg43537189 :2000-05-18 10:00:00-Retried -2000-05-18 10:30:00
00002:t 00 095dg48927290 :2000-05-18 11:00:00-Executed-2000-05-18 11:10:20
00003:i 01 095dg48327391 :2000-05-18 12:00:00-Waiting -*.-..-.. ..:..:..

>[ITEM-LIST]:

>to lqlist -q MAIL -l
No :T RT Item-ID : Entered time - Executed/Retried - time
:Requester -> Received Mailbox
00001:f 02 095dg43537189 :2000-05-18 10:00:00-Retried -2000-05-18 10:30:00
   :sawaka@evevt.svc.fujitsu.co.jp -> TeamWARE Mailing List
00002:t 00 095dg48927290 :2000-05-18 11:00:00-Executed-2000-05-18 11:10:20
:SAWADA KAUHIKO -> Setsubi Ringi System
00003:I 01 095dg48327391 :2000-05-18 12:00:00-Waiting -*.-..-.. ..:..:..
:鈴木 -> TeamWARE Mailing List
>[ITEM-LIST]:

サブコマンド

入力形式

[QUEUE-LIST]: nn [-S / L]

オペランド

nn

キュー情報一覧の番号(ゼロサプレス可能)を指定します。

[-S / L]

一覧の出力形式を指定します。省略された場合には、コマンドで指定した形式が引き継がれます。
S :ショート形式(1行)で出力します。
L :ロング形式(2行)で出力します。

入力形式

[QUEUE-LIST]:List

入力形式

[QUEUE-LIST]:Help

入力形式

[QUEUE-LIST]:End

入力形式

[QUEUE-LIST]:Quit

以下のサブコマンドは、アイテム一覧を表示した状態で使用します。

アイテム一覧は、下記の方法で表示できます。

入力形式

[ITEM-LIST]:Delete [範囲]

オペランド

Delete

アイテムの削除を意味します。“Del”、または“D”と指定することもできます。

[範囲]

削除するアイテム番号(ゼロサプレス可能)を指定します。

範囲指定が可能です。

カンマ(,)で区切って複数個指定できます。

ハイフン(-)でつないで範囲指定できます。

カンマ(,)とハイフン(-)を組み合わせて指定できます。

使用例

入力形式

[ITEM-LIST]:List

入力形式

[ITEM-LIST]:Help

入力形式

[ITEM-LIST]:End

入力形式

[ITEM-LIST]:Quit

アイテム番号は、一覧表示したときの通し番号です。その一覧表示をしたときだけ有効な番号です。常にアイテムを特定できるものではありません。


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