TeamWARE Office 200X V2.0 管理者ガイド |
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第18章 TeamWARE Officeの保守 | > 18.7 ログ情報の表示 |
サーバ内で何らかの事態が発生した場合、システム管理者にメッセージを通知します。これをシステムイベントと呼びます。システムイベントは、以下の4種類に分類できます。
データの消失や機能不全のような、重大な事態を通知するものです。たとえば、起動時にサービスがロードされなかった場合などには、エラーイベントが通知されます。
重大とは限らないが、いつか問題を引き起こしかねないイベントに関する情報を通知するものです。たとえば、ディスク容量が残りわずかになったときなどには、警告イベントが通知されます。
システムの変更や、操作が正常に終了したことなどについて通知するものです。たとえば、新しいサービスをインストールした場合などには、情報イベントが通知されます。
サービスの動作が不完全な場合など、障害の原因を調査する場合に使用するシステムイベントです。たとえば、メール転送がうまくいかない場合などには、Mailサービスのトレースイベントを採取し、エラーの原因をつきとめます。
システムイベントは、その発生源によっても分類されます。発生源による分類では、特定の数字を付けて区別します。Adminの[システムイベントログビューア]ウィンドウで、グループごとに同じID番号を用い、表示できます。Adminのオンラインヘルプでは、各システムイベントに関する詳細な説明を記述しています。以下にシステムイベントのID番号とその意味を示します。
データベースのオブジェクト(データ)操作に関するシステムイベントです。
メールサービスや各種ゲートウェイが使用する共通のインターフェースが出力するイベントです。本イベントに続き、サービスのイベントが出力されます。
アプリケーション(クライアント)−サービス(サーバ)間の交信に関係するシステムイベントです。
Notifierに関するシステムイベントです。
システム管理プロトコルに関するシステムイベントです。
メールプリパラタープロセスに関係するシステムイベントです。メールプリパラターは、Mailサービスと連携してメールの配信を行います。
toconfigに関するシステムイベントです。
tostartのタスクに関係するシステムイベントです。tostartは、サーバの実行時環境を初期化したり、プロセスを起動して稼働状態を保持したり、ディスク容量を監視したり、プロセスを停止して再起動したり、プロセスを閉鎖したりします。
toserverのタスクに関係するシステムイベントです。toserverは、サービスをロードして初期化したり、到着する接続要求を適切なサービスに転送したり、サービスを閉鎖したりします。
X.400ゲートウェイに関係するシステムイベントです。
FAXゲートウェイに関係するシステムイベントです。
MIMEゲートウェイに関係するシステムイベントです。
Libraryサービスに関係するシステムイベントです。
Mailサービスに関係するシステムイベントです。
Forumサービスに関係するシステムイベントです。
Calendarサービスに関係するシステムイベントです。
Directoryサービスに関係するシステムイベントです。
SearchProサービスに関係するシステムイベントです。
メッセージルータに関係するシステムイベントです。
POP3サービスに関係するシステムイベントです。
IMAP4サービスに関係するシステムイベントです。
Webサービスに関係するシステムイベントです。
差分バックアップに関係するシステムイベントです。
資源移動ユーティリティ、または組織再編成ユーティリティに関係するシステムイベントです。
NNTPサービスに関係するシステムイベントです。
サーバウイルスチェックに関係するシステムイベントです。
イベント通知サービスに関係するシステムイベントです。
セキュリティオプション(SSL)に関係するシステムイベントです。
セキュリティオプション(PKI)に関係するシステムイベントです。
Adminを使って、ログファイルに記録するシステムイベントの種類を定義することができます。Adminの[詳細情報]ウィンドウの[システムイベント処理]フォームで定義を行います。定義方法の詳細については、“18.4.2 サーバの詳細情報”の“システムイベントログの採取”、“18.4.3 サービスの詳細情報”の“◆システムイベントログの採取”を参照してください。システムイベントログか、あるいはOSログに情報が書き込まれるように設定できます。
システムイベントログが採取されたあと、そのメッセージの内容をシステム管理者に通知することができます。通知には、Notifierのアラートメッセージが使用されます。システム管理者がアラートメッセージを受信するには、以下の設定を行います。
システム管理者にアラートを発信したり、ユーザにメッセージを通知する処理はtoalarmプロセスが行っています。TeamWARE Officeサーバを停止するときにはtoalarmプロセスも終了しますが、toalarmプロセスが終了した後で発生した事象についてはアラートが通知されず、次回のTeamWARE Officeサーバ起動後(toalarmプロセス起動後)に通知されます。
以下に示す方法で、システムイベントを確認できます。
ログを表示するには、[システムイベントログビューア]ウィンドウの左側にあるツリーで、イベントの発生源を選択します。全サービスに関する情報や、選択したサービスだけの情報を確認できます。また、いったん、Adminクライアントのローカルログファイルにシステムイベントをコピーしたあと、Adminで見ることもできます。
システムイベントログが大量になると、TeamWARE Adminでの表示が遅くなります。また、「OSエラーが発生しました。」とのメッセージが表示されログの表示に失敗する場合があります。一度に表示するログのサイズは1MB以内としてください。ログのサイズは運用環境によって異なりますが、表示は1日(24時間)以内をお勧めします。また、不要なログの削除、およびログファイルの退避(名前の変更)を頻繁に行ってください。 |
Adminを使ってシステムイベントログを表示するには、以下のように操作します。
図18.6に、基本サービスのシステムイベントの表示例を示します。
詳細については、以下に示す検索キーワードを使って、Adminのオンラインヘルプを参照してください。
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システムイベントログを、Adminクライアントのワークステーションにコピーし、Adminの[システムイベントログビューア]ウィンドウで確認できます。
サーバを選択して、[コンポーネント]メニューの[ローカルログファイルにコピー]コマンドをクリックします。コピーが完了したら、[システムイベントログビューア]ウィンドウの左側にあるツリーの中にある[ローカルログファイル]アイコンで、ファイルの内容を確認できます。
システムイベントログをAdminクライアントのワークステーションにテキストファイルの形式でコピーします。コピーしたファイルは、テキストエディタを使用して参照できます。ただし、時刻表示は、世界標準時刻となっている点に注意してください。
[システムイベントログビューア]ウィンドウで、[コンポーネント]メニューから[ファイルへコピー]コマンドを選択して、システムイベントログをクライアントのファイルに保存します。
システムイベントログは、サーバのファイルに蓄積されるため、定期的に退避し、削除する必要があります。退避する方法については、“18.7.1 システムイベントログ”の“◆システムイベントログをローカルファイルにコピー”か、“◆システムイベントログをファイルにコピー”を参照してください。
システムイベントログを削除するには、以下のように操作します。
[システムイベントログビューア]ウィンドウが開きます。
システムイベントログビューアの[サーバ]以下に表示されないサービスをシステムイベントの発生源に指定したい場合は、[全サービス]を選択してください。選択後、システムイベントの一覧から、目的のサービスを選択すると、内容を表示できます。システムイベントが大量に存在し目的のサービスのシステムイベントを見つけにくい場合には、検索機能を使用してください。 以下に、セキュリティオプションの検索例を示します。
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