TeamWARE Office 200X V2.0 管理者ガイド |
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第1章 TeamWARE Officeとは |
TeamWARE Officeには、システム管理者のために、以下のツールがあります。
Adminとは、システム管理者がTeamWARE Officeの保守業務を行うためのツールであり、DirectoryやMailと同じように、クライアントで動作するアプリケーションとサーバで動作するプログラムで構成されます。ただし、DirectoryやMailと違って、Admin専用のサービスはありません。Adminアプリケーションでは、管理者は、サーバで動作する各サービスの保守、管理を行うことができます。
Adminを使って、システム環境を構成する情報を表示したり、変更したりできます。また、システムパフォーマンスの監視や、各種サービスの管理も行うことができます。こうしたさまざまな保守作業については、“18章 TeamWARE Officeの保守”を参照してください。
“1.2 アプリケーションとサービス”では、TeamWARE Officeの一般ユーザが使用できる機能について説明しましたが、Directoryには、システム管理者だけが使用できる機能があります。システム管理者用のDirectory機能により、ユーザの登録、削除をはじめ、ユーザのグループ、設備カレンダーのグループなどのグループ管理、組織の管理、カスタム属性の管理、ユーザテンプレートの管理など、さまざまな情報を管理できます。詳細については、“5章 ユーザの管理”を参照してください。
TeamWARE Officeのデータベースを退避したり、退避したデータベースを復元するユーティリティです。詳細については、“19章 データベースの保全”を参照してください。
TeamWARE Officeのサーバ資源を別のサーバに移動するユーティリティです。詳細については、“付録A 資源移動ユーティリティ”を参照してください。
ディレクトリサーバ内のユーザ情報をファイルに移出し、それをほかのサイトに外部エントリとして移入したり、ユーザ情報を登録、変更、削除するユーティリティです。詳細については、“付録B Directoryユーティリティ”を参照してください。
サービスをインストールするものです。詳細については、“TeamWARE Office インストールガイド”を参照してください。
サーバにインストールされたサービスの動作環境を設定したり、システムの起動、停止、状態監視などを行うコマンドです。詳細については、“18.9 システムコマンド”を参照してください。
組織を再編成するため、TeamWARE Officeサーバ資源をサイト間で移動するためのユーティリティです。詳細については、“付録H 組織再編成ユーティリティ”を参照してください。
エンタープライズシステムの構成情報を変更するためのツールです。
詳細については、“付録I toxdconfツール”を参照してください。
クライアントレベルアップツールは、複数のコンピュータにインストールされているTeamWARE Officeクライアントプログラムの移行作業を軽減するためのツールです。詳細については、“付録E クライアントレベルアップツール”を参照してください。
[tximport]コマンドは、外部LDAPサーバのユーザをTeamWARE Officeのローカルユーザとして登録/更新するためのツールです。詳細については、“付録L [tximport]コマンド”を参照してください。
経過期間を指定し、それ以上経過した古いメールをメールボックスから削除するツールです。詳細については、“付録P 管理者用ツール”を参照してください。
メールデータベースに格納されているすべてのオブジェクトに対し、不当なオブジェクトが存在するかチェックを行い、修復が可能なものは再作成します。また、修復が不可能であれば削除して、メールデータベースを正しい状態にします。詳細については、“付録P 管理者用ツール”を参照してください。
TeamWARE Officeサーバでは、エラーメールは削除されることなく残ってしまいます。
このため、削除操作を行わないとゴミファイルとして増加していき、ディスク容量不足の原因となることがあります。tomcluツールは、それらのファイルを一括して削除します。詳細については、“付録P 管理者用ツール”を参照してください。
[toactive]コマンドは、TeamWARE Officeサーバ内の各サービスに対する一定数以上の同時処理要求数の制限や、制限の解除などを行うコマンドです。
[toactive]コマンドを使用することにより、システムが過負荷状態に陥ったとき、サービスの利用開始を一時的に抑止できるため、システムが更に過負荷になる状態を防ぐことができます。詳細については、“付録Q [toactive]コマンド”を参照してください。
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