TeamWARE Office 200X V2.0 管理者ガイド |
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第1章 TeamWARE Officeとは |
TeamWARE Officeには、以下の連携ソフトウェアがあります。
メールサーバと各種ゲートウェイとの間のルーティングや、サイト間のメールの変換を行います。メッセージルータは、サーバ上でのみ動作し、アプリケーションとは通信しません。
MIMEゲートウェイは、TeamWARE Mailと、MIME(Multipurpose Internet Mail Extensions)互換メールとの間でプロトコル変換を行います。これにより、TeamWARE MailとインターネットやUNIXのメールシステムとの間でメールのやりとりができます。MIMEゲートウェイは、サーバ上でのみ動作し、アプリケーションとは通信しません。
X.400ゲートウェイは、TeamWARE MailとX.400メールの間のプロトコル変換を行います。これにより、TeamWARE MailとX.400メールシステムとの間でメールのやりとりができます。X.400ゲートウェイは、サーバ上でのみ動作し、アプリケーションとは通信しません。
X.400ゲートウェイは、Windows(R) 2000、Windows Server(TM) 2003およびSolarisではご利用できません。 |
FAXゲートウェイは、TeamWARE MailとFAX間のプロトコル変換を行います。これにより、TeamWARE MailからFAXにデータを送信したり、FAXの受信データをTeamWARE Mailへ配達したりできます。FAXゲートウェイは、サーバ上でのみ動作し、アプリケーションとの通信は行いません。
FAXゲートウェイは、Windows Server(TM) 2003およびSolarisではご利用できません。 |
POP3サービスは、MIMEをサポートするPOP3(Post Office Protocol version3)メールクライアントから、直接、到着済みのメールを取り出せるようにします。POP3メールクライアントからのメールの送信は、SMTPサーバまたはMIMEゲートウェイが処理します。TeamWARE OfficeをインストールしたサーバにWAN(Wide Area Network)との接続機能、たとえばRAS(Remote Access Service)を導入することにより、外出先、あるいは自宅からでもTeamWARE Officeのメールを読むことができます。POP3サービスはサーバ上でのみ動作し、アプリケーションとは通信しません。
IMAP4サービスは、MIMEをサポートするIMAP4(Internet Message Access Protocol version4)メールクライアントから、TeamWARE Officeのメールボックスを直接操作し、メールを取り出せるようにします。IMAP4クライアントからのメールの送信は、SMTPサーバまたはMIMEゲートウェイが処理します。TeamWARE OfficeをインストールしたサーバにWANとの接続機能、たとえば、RASを導入することにより、外出先あるいは自宅からでも、TeamWARE Officeのメールを読むことができます。IMAP4サービスは、サーバ上でのみ動作し、アプリケーションとは通信しません。
NNTPサービスは、NNTP(Network News Transfer Protocol)に準拠し、特定のニュースグループとTeamWARE Officeフォーラムの連携を行います。
連携を定義したニュースグループとフォーラム双方のメッセージは、相互の連携先へと転送されます。
Webサービスは、他のサービス(Mail、Library、Forum、Calendar、Directory)をWebブラウザから利用するためのサービスです。
ユーザは、Webブラウザからシステム標準で用意されたトップページを表示し、そのトップページから各サービスを利用できます。
Webサービスを導入すると、すべてのサービスのオブジェクト(フォーラム、ライブラリ、など)にURLが割り当てられます。ユーザは、Webブラウザから直接URLを指定して参照することもできます。利用方法の詳細については、“TeamWARE Office利用者ガイド”を参照してください。
CTI連携は、TeamWARE Officeとユニファイドメッセージサービスを連携し、コンピュータと電話を統合したコミュニケーション環境を提供します。
CTI連携では、TeamWARE Officeクライアントから電話機を利用して音声を録音し、メールの添付ファイルとして送信できます。また、外出先の電話機やFAX機からTeamWARE Officeのメールボックスに格納された音声データやFAXデータを取り出すことができます。
ユニファイドメッセージサービスについては、“ユニファイドメッセージサービス 使用手引書”を参照してください。
CTI連携は、Windows(R) 2000およびWindows Server(TM) 2003ではご利用できません。 |
LDAP(Lightweight Directory Access Protocol)サービスは、LDAP/X.500に準拠したTeamWARE Office外部のディレクトリへの接続を提供するサービスです。このTeamWARE Office外部のディレクトリを、パブリックディレクトリと呼びます。
1つのパブリックディレクトリへの接続は、Directoryアプリケーションの[パブリックディレクトリ]ページの1ページとして表されます。
パブリックディレクトリを使用する場合の設定方法については、“付録C.4.13 LDAPサービスのセットアップ”を参照してください。
本バージョンでは、富士通社製のLDAP/X.500対応のDirectory、および他社のLDAP V3プロトコル対応のDirectoryを、パブリックディレクトリとしてサポートしています。 |
イベント通知サービスは、メールの新規着信を検出し、ユーザアプリケーションを起動する機能です。
イベント通知サービスは、Solarisではご利用できません。 |
iCAPサーバは、iCAP規約(現在はドラフト)に基づいたプロトコル変換を行います。iCAPサーバとTeamWARE Officeサーバを連携することで、iCAPに基づいたデータをTeamWARE OfficeのCalendarサービスで扱うことができます。
iCAPサーバについては、iCAPサーバプログラムに添付のReadme.txtを参照してください。
TeamWARE Officeセキュリティオプションは、TeamWARE OfficeのサービスであるWebサービスとWebブラウザ間で行われるデータ交換をSSLによる暗号化通信とします。これにより、セキュアなTCP/IP通信を行う機能を提供します。
詳細については、“TeamWARE Officeセキュリティオプション説明書”を参照してください。
TeamWARE Officeセキュリティオプション S/MIME機能は、TeamWARE Mailでやりとりするメールを暗号化したり、デジタル署名を付けて、メールのセキュリティや信頼性を高める機能を提供します。
詳細については、“TeamWARE Officeセキュリティオプション S/MIME編”を参照してください。
TeamWARE Officeセキュリティオプション S/MIME機能は、Windows Server(TM) 2003およびSolarisではご利用できません。 |
TeamWARE Office Webカスタマイズ Pro は、 TeamWARE Office Webサービスで提供される画面や機能をカスタマイズするための製品です。
詳細については、“TeamWARE Office Webカスタマイズ Pro 説明書”を参照してください。
TeamWARE Officeの関連製品として、APWORKSがあります。APWORKSを利用すると、TeamWARE Officeのメール、カレンダー、ニュース(フォーラム)およびディレクトリを、インターネット標準プロトコルを利用した業務アプリケーションとして開発できます。なお、APWORKSの詳細については、APWORKSのドキュメントを参照してください。
BizSearchは、ライブラリに格納された文書や、フォーラムに格納されたメッセージを高速に検索します。ユーザは、ライブラリに格納されたドキュメントや、フォーラムに格納されたメッセージの中の文字列を検索条件に指定して、検索できます。また、検索されたドキュメントは、TeamWARE OfficeのWebサービスと連携して原文の表示を行うことができます。BizSearchは、BizSearchゲートウェイオプションTeamWARE用を通してTeamWARE OfficeのLibraryサービス、Forumサービスと連携し、ライブラリに格納されるドキュメントや、フォーラムに格納されるメッセージの検索キーワードの抽出などを行います。BizSearchゲートウェイオプションとWebサービスを利用する場合には、サーバマシン、および各クライアントマシンがDNSを利用してTeamWAREサーバの完全修飾ドメイン名(ホスト名.ドメイン名)を解決可能にしておくことを、強くお勧めします。なお、DNSを用意できない場合でも、ホスト名やIPアドレスを使ったURLで、TeamWAREサーバにアクセスすることも可能ですが、BizSearchゲートウェイオプションへの認証情報の引き継ぎが行えず、複数回認証が必要になることがあります。注意事項については、“14.1.4 Webサービス利用時の留意事項”の“◆マルチサーバ環境における留意事項”を参照してください。なお、BizSearch、およびBizSearchゲートウェイオプションの詳細については、BizSearchのドキュメントを参照してください。
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