TeamWARE Office 200X V2.0 管理者ガイド
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目次
索引
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1.2.1 Directoryサービス利用時の留意事項
Directoryサービスの利用時の留意事項を以下に示します。
◆一般的な留意事項
- 文字セットについて以下の制限事項があります。
- ディレクトリ情報全般については、特殊文字"\"を使用できません。
- エントリのX.400簡略記述アドレスには、"/"を使用できません。
- エントリ名には、特殊文字","を使用できません。
- エントリの所在地欄、説明欄、および好みの文書種別欄には、特殊文字"$"を使用できません。
- エントリの所在地欄および説明欄への空行の使用はできません。
- パブリックディレクトリについては、以下の制限事項があります。
- [パブリックディレクトリ]ページの、[検索の対象(F)]欄で名前を選択し、かつパブリックディレクトリ上の識別名が"cn=エントリ名,*"という形式ではない(例:uid=エントリ名,*という形式)場合、目的のエントリが見つかりません。
- TeamWARE Office V5.1(サイト版)のクライアントを本製品のサーバに対して使用した場合、Directoryの管理機能は使用できません。このため、Directoryの管理機能を使用する以下の機能は使用できません。
- Adminの全機能
- Directoryによるユーザやグループの作成、変更、削除
- Forumによるメインフォーラムの作成、設定変更、削除
- Libraryによるライブラリの作成、設定変更、削除
- Calendarによるカレンダーの作成、設定変更、削除
◆LDAP関連の留意事項
- 共用ディレクトリは、富士通社製のLDAP/X.500対応のDirectoryを利用しています。当該ディレクトリは、TCPポート番号389を使用しますので、他のLDAP準拠のDirectoryサーバ製品またはActiveDirectoryと共存させる場合は、TCPポート番号がぶつからないように、どちらか一方のポート番号を変更する必要があります。
- 共用ディレクトリのTCPポート番号の変更は、[to config]コマンドで行います。他のLDAP準拠のDirectoryサーバ製品のTCPポート番号の変更方法については、その製品に添付されているマニュアルを参照してください。
◆InterstageまたはSystemWalker/InfoDirectory関連の留意事項
- セットアッププログラムが入っているディレクトリで、"setup -i"を実行します。
- インストールモードの選択後、"このセットアップではエンタープライズディレクトリのセットアップを行いません。よろしいですか?"というダイアログが表示されます。ここで、"はい"を選択します。
- インストールマニュアルに従ってインストールを行います。
なお、以下の制限、留意事項があります。
- クラスタシステムの場合、上記のDirectoryサーバ製品と同一サーバマシンにTeamWARE Officeディレクトリサーバをインストールすることはできません。
- TeamWARE Officeディレクトリサーバが上記のDirectoryサーバ製品よりも先にインストールされている場合は、TeamWARE Officeをバックアップ/アンインストールし、上記Directoryサーバ製品をインストールしてから、再度TeamWARE Officeをインストール/リストアする必要があります。手順についての詳細は、当社技術員、または営業にご相談ください。
エンタープライズディレクトリサービスを無効にすることにより、以下の制限、留意事項があります。
- マルチサイト構成への拡張はできません。
- LDAPクライアントからTeamWAREディレクトリにアクセスすることはできません。
- [to config] コマンドでエンタープライズディレクトリサービスのセットアップを行わないでください。エンタープライズディレクトリサービスを有効にした場合、TeamWARE Officeが起動できなくなります。
- [toxdconf]コマンドを使用してエンタープライズディレクトリを開始、停止することはできません。
- 差分バックアップユーティリティを使用した定期バックアップにおいて、[toxdconf]コマンドによってエンタープライズディレクトリのバックアップを採取する必要はありません。
- [to config]コマンドを利用して、エンタープライズディレクトリを無効にします。作業手順の詳細については、“付録C.4.15 エンタープライズディレクトリサービスのセットアップ”を参照してください。
- /usr/bin/iperlディレクトリのシンボリックリンク先が、TeamWARE Officeインストールディレクトリ配下のi500/perl/bin になっている場合、InterstageあるいはInfoDirectory インストールディレクトリ配下のFJSViperl/bin に変更します。
- /usr/libディレクトリ配下のidiconv.so、id27icv.so、libidcv2.so、およびlibiddsa_fx.soのシンボリックリンク先が、TeamWARE Officeインストールディレクトリ配下のlib、あるいはi500/libディレクトリ配下のライブラリになっている場合、InterstageあるいはInfoDirectory インストールディレクトリ配下のFJSViddsa/lib配下のライブラリに変更します。
エンタープライズディレクトリサービスを無効にすることにより、以下の制限、留意事項があります。
- マルチサイト構成への拡張はできません。
- LDAPクライアントからTeamWAREディレクトリにアクセスすることはできません。
- [to config]コマンドでエンタープライズディレクトリサービスのセットアップを行わないでください。エンタープライズディレクトリサービスを有効にした場合、TeamWARE Officeが起動できなくなります。
- [toxdconf]コマンドを使用してエンタープライズディレクトリを開始、停止することはできません。
- 差分バックアップユーティリティを使用した定期バックアップにおいて、[toxdconf]コマンドによってエンタープライズディレクトリのバックアップを採取する必要はありません。
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