ダイレクトバックアップ使用手引書 - SPシリーズ - |
目次
索引
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ETERNUS NR1000F seriesのバックアップ運用を行うためのコマンドについて説明します。これらのコマンドは、SSF/Backup Facility上で実行可能なコマンドです。
すべてのコマンドは/opt/FJSVfbupp/usr/bin 配下にインストールされていますが、/usr/bin からシンボリックリンクが張られています。そのため、シェルの環境変数PATHに/usr/binを定義すると、絶対パスを省略してコマンドを実行することができます。
|
ETERNUS NR1000F seriesのバックアップ以外のバックアップ運用において、本章のコマンドは使用できません。 |
ndmpbackup NRname:dirname
ETERNUS NR1000F seriesのディレクトリをテープへバックアップするコマンドです。
設定したバックアップポリシーにしたがってバックアップ処理が行われます。
以下のオペランドを指定します。これらのオペランドは省略できません。
オペランド |
説明 |
NRname |
dirname が存在するETERNUS NR1000F seriesのホスト名を指定します。 |
dirname |
バックアップするETERNUS NR1000F seriesのディレクトリ名を指定します。 |
使用例を説明します。
# ndmpbackup NR01:/vol/vol1/usr
ndmpbackup completed
#
# ndmpbackup NR01:/vol/vol1
ndmpbackup completed
#
# ndmpbackup NR01:/vol/vol1/.snapshot/weekly.1
ndmpbackup completed
#
このコマンドは、以下の終了ステータスを返します。
0 |
正常終了 |
|
>0 |
エラーが発生した |
バックアップポリシーを設定していないディレクトリを指定して、このコマンドを実行するとバックアップが失敗します。
|
ディレクトリに設定されているバックアップポリシーの内容については、「第12章 ETERNUS NR1000F seriesのバックアップ運用操作」の「バックアップポリシーの参照」を参照してください。 |
このコマンドを強制終了させても、ダイレクトバックアップサーバが受け付け済みのバックアップ要求をキャンセルすることはできません。
|
バックアップ処理のキャンセルについては、「第12章 ETERNUS NR1000F seriesのバックアップ運用操作」の「バックアップ処理のキャンセル」を参照してください。 |
このコマンドでは、ETERNUS NR1000F seriesのバックアップ以外のバックアップ運用において、バックアップを行うことはできません。
ndmpgetpolicy、ndmpsetpolicy、ndmprestore、ndmpbkcancel
ndmpbkcancel [-s] NRname:dirname
このコマンドは、指定したディレクトリに対するバックアップ処理をキャンセルするコマンドです。
このコマンドを実行すると、バックアップ処理のキャンセルに対する確認メッセージが出力されます。メッセージが出力された後、以下の選択をしてください。
以下のオプションを指定することができます。このオプションは省略することもできます。
オプション |
説明 |
-s |
バックアップ処理のキャンセルに対する確認メッセージが出力されず、ただちにバックアップ処理のキャンセルが行われます。 |
以下のオペランドを指定します。これらのオペランドは省略できません。
オペランド |
説明 |
NRname |
dirname が存在するETERNUS NR1000F seriesのホスト名を指定します。 |
dirname |
バックアップ処理をキャンセルする、ETERNUS NR1000F seriesのディレクトリ名を指定します。 |
使用例を説明します。
# ndmpbkcancel NR01:/vol/vol1/usr
NR01:/vol/vol1/usr cancel backup operation ? [y/n]: y
ndmpbkcancel completed
#
# ndmpbkcancel -s NR01:/vol/vol1/usr
ndmpbkcancel completed
#
このコマンドは、以下の終了ステータスを返します。
0 |
正常終了 |
|
>0 |
エラーが発生した |
このコマンドを強制終了させても、ダイレクトバックアップサーバが受け付け済みのバックアップ処理のキャンセル要求をキャンセルすることはできません。
このコマンドでは、ETERNUS NR1000F seriesのバックアップ以外のバックアップ運用において開始された、バックアップ処理をキャンセルすることはできません。
ndmpbackup
ndmprestore [-s] [-v NRname:dst_dirname ] [-g generation ] NRname:src_dirname
このコマンドは、指定したディレクトリから採取されたバックアップデータをリストアするコマンドです。
リストア先にはバックアップ元以外に、ETERNUS NR1000F seriesに存在する任意のディレクトリを指定することができます。
このコマンドを実行すると、リストアに対する確認メッセージが出力されます。メッセージが出力された後、以下の選択をしてください。
このコマンドでは、任意の世代のバックアップデータをリストアすることができます。
以下のオプションを指定することができます。これらのオプションは省略することもできます。
オプション |
説明 |
-s |
リストアの実行に対する確認メッセージが出力されず、ただちにリストアが行われます。 |
-v |
リストア先のETERNUS NR1000F seriesのホスト名をNRname 、ディレクトリ名をdst_dirname に指定します。 |
-g |
リストアするバックアップデータの相対世代番号を10進数でgenerationに指定します。 |
以下のオペランドを指定します。これらのオペランドは省略できません。
オペランド |
説明 |
NRname |
dirname が存在するETERNUS NR1000F seriesのホスト名を指定します。 |
src_dirname |
バックアップデータを採取した、ETERNUS NR1000F seriesのディレクトリ名を指定します。 |
使用例を説明します。
# ndmprestore NR01:/vol/vol1/usr
NR01:/vol/vol1/usr restore to NR01:/vol/vol1/usr ? [y/n]: y
ndmprestore completed
#
# ndmprestore -g 2 NR01:/vol/vol1/usr
NR01:/vol/vol1/usr restore to NR01:/vol/vol1/usr ? [y/n]: y
ndmprestore completed
#
# ndmprestore -v NR02:/vol/vol2/usr -g 2 NR01:/vol/vol1/usr
NR01:/vol/vol1/usr restore to NR02:/vol/vol2/usr ? [y/n]: y
ndmprestore completed
#
# ndmprestore -s NR01:/vol/vol1/usr
ndmprestore completed
#
このコマンドは、以下の終了ステータスを返します。
0 |
正常終了 |
|
>0 |
エラーが発生した |
リストア処理が正常終了すると、リストア先のトップディレクトリに“restore_symboltable”という名前のファイルが作成されます。
リストア処理完了後はこのファイルは不要なので、手作業で削除してください。
|
リストア時に作成される“restore_symboltable”を削除し忘れたまま、バックアップ運用を続けた場合、リストアの度に 同様のファイル(ファイル名が不定に変化します。)が作成されます。この場合は、“ls -l”コマンド等でファイル作成日時を確認した上で、リストアを行った日時 直後に作成されたファイルを削除してください。 |
また、リストア先に存在するファイルは以下のようになります。
そのため、リストア先にはバックアップデータのサイズ以上のボリュームを指定する必要があります。
このコマンドを強制終了させても、ダイレクトバックアップサーバが受け付け済みのリストア要求をキャンセルすることはできません。
|
リストア処理のキャンセルについては、「第12章 ETERNUS NR1000F seriesのバックアップ運用操作」の「リストア処理のキャンセル」を参照してください。 |
このコマンドでは、ETERNUS NR1000F seriesのバックアップ以外のバックアップ運用において採取されたバックアップデータをリストアすることはできません。
ndmpgethist、ndmpbackup、ndmprscancel
ndmprscancel [-s] NRname:dirname
このコマンドは、指定したディレクトリに対するリストア処理をキャンセルするコマンドです。
このコマンドを実行すると、リストア処理のキャンセルに対する確認メッセージが出力されます。メッセージが出力された後、以下の選択をしてください。
以下のオプションを指定することができます。このオプションは省略することもできます。
オプション |
説明 |
-s |
リストア処理のキャンセルに対する確認メッセージが出力されず、ただちにリストア処理のキャンセルが行われます。 |
以下のオペランドを指定します。これらのオペランドは省略できません。
オペランド |
説明 |
NRname |
dirname が存在するETERNUS NR1000F seriesのホスト名を指定します。 |
dirname |
リストア処理をキャンセルする、ETERNUS NR1000F seriesのディレクトリ名を指定します。 |
使用例を説明します。
# ndmprscancel NR01:/vol/vol1/usr
NR01:/vol/vol1/usr cancel restore operation ? [y/n]: y
ndmprscancel completed
#
# ndmprscancel -s NR01:/vol/vol1/usr
ndmprscancel completed
#
このコマンドは、以下の終了ステータスを返します。
0 |
正常終了 |
|
>0 |
エラーが発生した |
このコマンドを強制終了させても、ダイレクトバックアップサーバが受け付け済みのリストア処理のキャンセル要求をキャンセルすることはできません。
このコマンドでは、ETERNUS NR1000F seriesのバックアップ以外のバックアップ運用において開始された、リストア処理をキャンセルすることはできません。
ndmprestore
ndmpgethist [-g generation ] [NRname:dirname ]
このコマンドは、バックアップ運用で採取されたバックアップデータの履歴情報を表示するコマンドです。
このコマンドが出力する情報の意味は以下のとおりです。
表示項目 |
説明 |
NR Name |
バックアップデータを採取したディレクトリが存在する、ETERNUS NR1000F seriesの「ホスト名」です。 |
dirname |
バックアップデータを採取したETERNUS NR1000F seriesの「ディレクトリ名」です。 |
gen |
バックアップデータの「相対世代番号」です。 |
start_time |
ダイレクトバックアップサーバがバックアップを開始した日時です。 |
end_time |
ダイレクトバックアップサーバがバックアップを終了した日時です。 |
media |
バックアップデータの格納媒体です。常に“TAPE”と表示されます。 |
bk_tape |
バックアップデータが格納されている「テープ名」です。 |
以下のオプションを指定することができます。このオプションは省略することもできます。
オプション |
説明 |
-g |
表示するバックアップデータの世代数をgenerationに指定します。 |
以下のオペランドを指定することができます。これらのオペランドは省略することもできます。
オペランド |
説明 |
NRname |
dirname が存在するETERNUS NR1000F seriesのホスト名を指定します。 |
dirname |
バックアップ履歴を表示する、ETERNUS NR1000F seriesのディレクトリ名を指定します。 |
使用例を説明します。
# ndmpgethist NR01:/vol/vol1/usr
NR Name:NR01 |
|||||
dirname |
gen |
start_time |
end_time |
media |
bk_tape |
---------------------------------------------------------------------------- |
|||||
/vol/vol1/usr |
1 |
2003/06/05 13:05 |
2003/06/05 13:32 |
TAPE |
TP0002 |
/vol/vol1/usr |
2 |
2003/06/02 12:00 |
2003/06/02 12:24 |
TAPE |
TP0001 |
/vol/vol1/usr |
3 |
2003/06/01 17:02 |
2003/06/01 17:34 |
TAPE |
TP0001 |
#
# ndmpgethist -g 2
NR Name:NR01 |
|||||
dirname |
gen |
start_time |
end_time |
media |
bk_tape |
---------------------------------------------------------------------------- |
|||||
/vol/vol1/usr |
1 |
2003/06/05 13:05 |
2003/06/05 13:32 |
TAPE |
TP0002 |
/vol/vol1/usr |
2 |
2003/06/02 12:00 |
2003/06/02 12:24 |
TAPE |
TP0001 |
|
|||||
NR Name:NR02 |
|||||
volume |
gen |
start_time |
end_time |
media |
bk_tape |
---------------------------------------------------------------------------- |
|||||
/vol/vol2/usr |
1 |
2003/06/02 12:25 |
2003/06/02 13:00 |
TAPE |
TP0003 |
/vol/vol2/usr |
2 |
2003/06/01 12:03 |
2003/06/01 12:33 |
TAPE |
TP0003 |
#
このコマンドは、以下の終了ステータスを返します。
0 |
正常終了 |
|
>0 |
エラーが発生した |
-g オプションで指定された世代数分の履歴情報のないディレクトリについては、ダイレクトバックアップサーバで管理されている世代数の履歴情報が表示されます。
このコマンドでは、ETERNUS NR1000F seriesのバックアップ以外のバックアップ運用において採取した、バックアップデータの履歴情報を表示することはできません。
ndmpbackup、ndmpdelhist
ndmpdelhist [-s] -g generation NRname:dirname
ndmpdelhist [-s] -a NRname:dirname
バックアップ運用において採取されたバックアップデータとその履歴情報を削除するコマンドです。
このコマンドを実行すると、バックアップデータとその履歴情報の削除に対する確認メッセージが出力されます。メッセージが出力された後、以下の選択をしてください。
このコマンドでは、指定したディレクトリから採取した特定の世代、またはすべての世代のバックアップデータとその履歴情報を削除できます。
以下のオプションを指定することができます。
オプション |
説明 |
-s |
削除に対する確認メッセージが出力されず、ただちにバックアップデータとその履歴情報の削除が行われます。 |
-g |
削除するバックアップデータの相対世代番号を10進数でgenerationに指定します。 |
-a |
オペランドで指定したディレクトリのすべてのバックアップデータとその履歴情報を削除します。 |
以下のオペランドを指定します。これらのオペランドは省略できません。
オペランド |
説明 |
NRname |
dirname が存在するETERNUS NR1000F seriesのホスト名を指定します。 |
dirname |
バックアップデータとその履歴情報を削除する、ETERNUS NR1000F seriesのディレクトリ名を指定します。 |
使用例を説明します。
# ndmpdelhist -g 2 NR01:/vol/vol1/usr
NR01:/vol/vol1/usr delete backup history ? [y/n]: y
ndmpdelhist completed
#
# ndmpdelhist -a NR01:/vol/vol1/usr
NR01:/vol/vol1/usr delete backup history ? [y/n]: y
ndmpdelhist completed
#
# ndmpdelhist -s -a NR01:/vol/vol1/usr
ndmpdelhist completed
#
このコマンドは、以下の終了ステータスを返します。
0 |
正常終了 |
|
>0 |
エラーが発生した |
一度削除したバックアップデータとその履歴情報は元に戻せません。
このコマンドを強制終了させても、ダイレクトバックアップサーバが受け付け済みの削除要求をキャンセルすることはできません。
このコマンドでは、ETERNUS NR1000F seriesのバックアップ以外のバックアップ運用において採取した、バックアップデータの履歴情報を削除することはできません。
ndmpgethist、ndmpbackup
ndmpsetpolicy -t term -p name -P policy NRname:dirname
このコマンドは、指定したディレクトリに対してバックアップポリシーを設定するコマンドです。
|
バックアップポリシーの詳細については、「第3章 バックアップポリシー」を参照してください。 |
以下のオプションを指定することができます。これらのオプションは省略できません。すべてのパラメタを同時に指定してください。
青色で記述されている文字列は、実際にそのオプションに指定できる文字列であることを示しています。
オプション |
説明 |
-t |
「有効期間」をtermに指定します。 |
-p |
「Tape書き込み対象」を“テーププール”に設定します。その時の「Tape書き込み先名」は、nameに指定します。 |
-P |
「書き込みポリシー」をpolicyに指定します。
|
以下のオペランドを指定します。これらのオペランドは省略できません。
オペランド |
説明 |
NRname |
dirname が存在するETERNUS NR1000F seriesのホスト名を指定します。 |
dirname |
バックアップポリシーを設定する、ETERNUS NR1000F seriesのディレクトリ名を指定します。 |
使用例を説明します。
# ndmpsetpolicy -t 0 -p tape_pool_1 -P AUTO NR01:/vol/vol1/usr
ndmpsetpolicy completed
#
このコマンドは、以下の終了ステータスを返します。
0 |
正常終了 |
|
>0 |
エラーが発生した |
ETERNUS NR1000F seriesのバックアップでは、バックアップポリシーにデフォルト値がありません。バックアップポリシーを設定する場合は、すべてのパラメタを設定する必要があります。
また、バックアップポリシーを変更する場合でも、以前に設定した値は継承されません、すべてのパラメタを再設定してください。
このコマンドを強制終了させても、ダイレクトバックアップサーバが受け付け済みの要求をキャンセルすることはできません。
このコマンドでは、ETERNUS NR1000F seriesのバックアップ以外のバックアップ運用において、バックアップポリシーの設定を行うことはできません。
ndmpbackup、ndmpdelpolicy、ndmpgetpolicy
ndmpgetpolicy [NRname:dirname ]
このコマンドは、ディレクトリに設定されているバックアップポリシーを表示するコマンドです。
このコマンドが出力する情報の意味は以下のとおりです。
表示項目 |
説明 |
|
NR Name |
ETERNUS NR1000F seriesの「ホスト名」です。 |
|
Backup Media |
「バックアップ先」です。常に“TAPE”と表示されます。 |
|
Tape Expiration |
「有効期間」です。単位は日数です。 |
|
Tape Write Policy |
「書き込みポリシー」です。以下のいずれかが表示されます。 |
|
|
“新規テープの先頭から”に設定されていることを示します。 |
|
|
“可能な限り追加書き込み”に設定されていることを示します。 |
|
|
“自動”に設定されていることを示します。 |
|
Tape Destination |
「Tape書き込み対象」です。常に“POOL”と表示されます。 |
|
Tape Name |
「Tape書き込み先名」です。「テーププール名」が表示されます。 |
以下のオペランドを指定することができます。これらのオペランドは省略することもできます。
オペランド |
説明 |
NRname |
dirname が存在するETERNUS NR1000F seriesのホスト名を指定します。 |
dirname |
バックアップポリシーを表示する、ETERNUS NR1000F seriesのディレクトリ名を指定します。 |
使用例を説明します。
# ndmpgetpolicy NR01:/vol/vol1/usr
NR Name:NR01 |
||||
---------------------------------------------------------------------------- |
||||
/vol/vol1/usr |
||||
| |
Backup Media |
: TAPE |
||
| |
Tape Expiration |
: 0 |
||
| |
Tape Write Policy |
: AUTO |
Tape Destination |
: POOL |
| |
Tape Name |
: tape_pool_1 |
||
---------------------------------------------------------------------------- |
#
# ndmpgetpolicy
NR Name:NR01 |
||||
---------------------------------------------------------------------------- |
||||
/vol/vol1/usr |
||||
| |
Backup Media |
: TAPE |
||
| |
Tape Expiration |
: 0 |
||
| |
Tape Write Policy |
: AUTO |
Tape Destination |
: POOL |
| |
Tape Name |
: tape_pool_1 |
||
---------------------------------------------------------------------------- |
||||
|
||||
NR Name:NR02 |
||||
---------------------------------------------------------------------------- |
||||
/vol/vol2/usr |
||||
| |
Backup Media |
: TAPE |
||
| |
Tape Expiration |
: 0 |
||
| |
Tape Write Policy |
: AUTO |
Tape Destination |
: POOL |
| |
Tape Name |
: tape_pool_2 |
||
---------------------------------------------------------------------------- |
#
このコマンドは、以下の終了ステータスを返します。
0 |
正常終了 |
|
>0 |
エラーが発生した |
このコマンドに、バックアップポリシーが設定されていないディレクトリを指定した場合、またはバックアップポリシーが設定されているディレクトリが存在しない場合は、何も表示されません。
このコマンドでは、ETERNUS NR1000F seriesのバックアップ以外のバックアップ運用において設定されている、バックアップポリシーを表示することはできません。
ndmpbackup、ndmpdelpolicy、ndmpsetpolicy
ndmpdelpolicy [-s] NRname:dirname
このコマンドは、指定したディレクトリに設定されているバックアップポリシーを削除するコマンドです。
このコマンドを実行すると、バックアップポリシーの削除に対する確認メッセージが出力されます。メッセージが出力された後、以下の選択をしてください。
以下のオプションを指定することができます。このオプションは省略することもできます。
オプション |
説明 |
-s |
バックアップポリシーの削除に対する確認メッセージが出力されず、ただちにバックアップポリシーの削除が行われます。 |
以下のオペランドを指定することができます。これらのオペランドは省略できません。
オペランド |
説明 |
NRname |
dirname が存在するETERNUS NR1000F seriesのホスト名を指定します。 |
dirname |
バックアップポリシーを削除する、ETERNUS NR1000F seriesのディレクトリ名を指定します。 |
使用例を説明します。
# ndmpdelpolicy NR01:/vol/vol1/usr
NR01:/vol/vol1/usr: delete backup policy ? [y/n]: y
ndmpdelpolicy completed
#
# ndmpdelpolicy -s NR01:/vol/vol1/usr
ndmpdelpolicy completed
#
このコマンドは、以下の終了ステータスを返します。
0 |
正常終了 |
|
>0 |
エラーが発生した |
指定したディレクトリに対するバックアップデータとその履歴情報が存在する場合は、コマンドはエラーとなります。バックアップポリシーを削除する前に、バックアップデータとその履歴情報を削除してください。
|
バックアップデータとその履歴情報の削除については、「第12章 ETERNUS NR1000F seriesのバックアップ運用操作」の「バックアップデータの削除」を参照してください。 |
バックアップポリシーが設定されていないディレクトリを指定して、コマンドを実行した場合は、コマンドはエラーとなります。
このコマンドを強制終了させても、ダイレクトバックアップサーバが受け付け済みの削除要求をキャンセルすることはできません。
このコマンドでは、ETERNUS NR1000F seriesのバックアップ以外のバックアップ運用において設定されている、バックアップポリシーを削除することはできません。
ndmpbackup、ndmpgetpolicy、ndmpsetpolicy
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