PRIMECLUSTER 導入運用手引書 4.1 (Solaris(TM) オペレーティングシステム版)
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第2部 導入編> 第6章 クラスタアプリケーションの構築> 6.6 クラスタアプリケーションの設定> 6.6.1 リソースの設定> 6.6.1.8 回線切替装置リソースの作成

6.6.1.8.2 設定方法

回線切替装置リソースの作成方法について説明します。

[回線切替装置リソース作成の流れ]

上記の"Resource タイプの選択でSH_SWLineを選択"までの操作は"Cmdline リソースの作成"を参照してください。ここでは、"リソース情報の設定"からの操作を説明します。

「ヘルプ」ボタンをクリックして表示されるヘルプの内容には、CUIのみで有効な情報も含まれています。

■リソース情報の設定

  1. トップ画面を表示します。

    Resourceタイプの選択で"SH_SWLine"を選択すると次の画面が表示されます。

    作成処理を中止する場合は、<中止>ボタンをクリックします。

  2. 回線切替装置リソースの名前を確認します。

    「アプリケーション名=name」のnameは、作成する回線切替装置リソースの名前です。

  3. 「アプリケーション名=name」を選択し、<次へ>ボタンをクリックします。

    リソース名を変更する画面が表示されます。

  4. 「情報の入力」をクリックして、リソース名を入力します。入力後に<次へ>ボタンをクリックします。

    入力した内容で更新されたトップ画面が表示されます。内容を確認するため手順2.に進みます。

  5. 「高度な設定」チェックボックスを選択します。

    画面に新しいメニューが追加されます。

  6. 回線切替装置が接続されたノードを確認します。

    「ノード範囲指定=node-names」のnode-names はコロン(":")区切りでCFノード名が表示されます。

    リソースデータベースに登録されている切替回線リソース(SH_SWLineクラス)のうち、これらのノードで共通なリソースを、後の手順で回線切替装置リソースへ追加することができます。
  7. 「ノード範囲指定=node-names」を選択し、<次へ>をクリックします。

    回線切替装置が接続されたノードを入力する画面が表示されます。

  8. 「情報の入力」をクリックして、回線切替装置が接続されたCFノード名をコロン(":")で区切って入力します。入力後に<次へ>ボタンをクリックします。

    入力した内容で更新されたトップ画面が表示されます。内容を確認するため手順5.に進みます。

  9. 「クラスタリソースの追加」を選択し、<次へ>ボタンを選択します。

    リソースデータベースに登録された切替回線リソースを選択する画面が表示されます。

    この画面の例では、"sh_swl_1"という切替回線リソースを選択することができます。"情報の入力"以外に何も表示されていない場合は、次のことが考えられます。

    1つ目の場合は、手順5.に戻ってノードを確認します。手順5.に戻るには<戻る>ボタンをクリックします。

    2つ目の場合は、"事前設定"を参照してリソースデータベースに回線切替リソースを登録してください。この場合、<戻る>ボタンをクリックし、表示された画面で更に<中止>ボタンをクリックし、この設定処理を一旦中止し最初から始めてください。

  10. 候補一覧から切替回線リソースを選択し、<次へ>をクリックします。

    切替回線リソースが追加されたトップ画面が表示されます。

    次のように表示されます。

       クラスタリソース[number]=rsc-name
             number     追加した順に番号が割り振られます。
             rsc-name   追加されたリソース名が表示されます。

    属性を変更してはいけません。切替回線リソースを追加すると、「属性」と表示されたメニューが追加されます。このメニューを使用して切替回線リソースに対する属性を変更するとRMSは正しく動作しません。

    "■登録の手順1."に進みます。

■登録

  1. 「保存して登録」を選択します。

    「保存して登録」を選択すると、<次へ>ボタンが<登録>ボタンに変更されます。

    登録可能な状態であれば、「保存して登録」メニューがトップ画面に追加されています。

  2. <登録>ボタンをクリックします。

    設定した内容で、回線切替装置リソースが作成され、"userApplication Configuration Wizardメニュー"の画面が表示されます。

    手順はこれで終了です。


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