PowerFX V1.0 FFD-Maker説明書 - Microsoft(R) Windows(R) -
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付録E FFD-Makerの付加機能

E.1 データ/定義体移入機能 (fimport)

ほかのPC、UXP/DS、SX/GまたはASP上のファイル定義体またはデータファイルを、COBOLファイルシステムまたはPowerRW+へ移するための機能です。

ただし、移入元のファイル定義体は形式1、データファイルはRDMファイルおよびASPの物理ファイルをPowerFXのMO移入機能(impmoコマンド)で取込んだファイル(拡張子DAT)でなければなりません。

起動方法

fimportユーティリティの起動方法を以下に示します。

  1. Windows(R)のスタートメニューから、[プログラム−PowerFX−FFD-Maker]メニューの[データ/定義体移入]ユーティリティを選択します。

 

記述形式

 

操作方法

  1. 『移入対象』
    移入する対象がデータであるかファイル定義体であるかを選択します。
  2. 『ファイル名』
    移入元のファイル定義体名(ファイル定義体の移入時)または、ファイル名(データの移入時)を指定します。
    一覧からの選択も可能です。
  3. 『移入元コード系』
    移入元のファイルのコード系を指定して下さい。
    移入対象がファイル定義体の場合は、コード系はその定義体に依存するため、選択は不要となります。
  4. 『格納定義体名』
    移入先の定義体を指定して下さい。
    ・データ移入時:
     格納時に参照する定義体
    ・定義体移入時:
     格納先定義体一覧からの選択も可能です。
  5. 『データファイル名』
    格納先のデータファイル名を指定して下さい。データ移入時のみ有効です。
    ただし、移入先のデータ種別で『物理/論理』を指定した場合にはこの指定は不要となります。
    一覧からの選択も可能です。
  6. 『データ種別』
    格納時のデータ種別を指定して下さい。データ移入時のみ有効です。
    ・COBOLファイルシステムへの移入の場合:
     『索引/順』または『相対』を選択してください。
    ・PowerRW+への移入の場合:
     『物理/論理』を選択して下さい。
  7. 『出力モード』
    ・追加  :
     データファイルに追加型で書き込みます。
    ・新規作成:
     既にあるデータファイルのデータを無効にして先頭から書き込みます。
  8. 『初期設定』
    ・行う :
     日本語項目、英数字項目、混在項目にHIGH-VALUE,LOW-VALUEが存在する時、空白とする内部10進項目、外部10進項目にHIGH-VALUE,LOW-VALUEが存在する時、0とします。
    ・行わない:
     そのまま移入します。

 

  1. 形式1と形式2のファイル定義体の対応関係については、「D.1.2 論理ファイルのファイル定義体についての注意事項」を参照してください。
  2. データ移入処理には、Interstage Charset Managerが必要です。
  3. 移入元資産のコ−ド系がEBCDICカナで拡張JEFコードの文字は、Interstage Charset Managerでコード変換定義がない場合、"_"(アンダーバー) として移入します。
  4. ASPの物理ファイルからPowerRW+形式にデータを移入する場合、移入元コード系に”EBCDICカナ”を、データ種別に”物理/論理”を設定してください。
  5. 移入先のファイルに4096バイトを超える混在項目がある場合は移 入できません。
  6. データ移入処理前に、形式1のファイル定義体を用意してください。
  7. データ移入時、文字コード、数字データをWindowsに沿った形式に変換します。
    この変換でエラーが発生した場合には、移入元のデータを修正して、再実行してください。
    以下にエラーとなる代表的な例を示します。
  8. 本ユーティリティが出力するメッセージについては、「E.5.1 fimportユーティリティで出力されるメッセージ」を参照してください。


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