PowerFX V1.0 運用説明書 - Microsoft(R) Windows(R) - |
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第3章 TCLplus | > 3.5 TCLplusのデバッグ方法 |
TCLplusスクリプトではエラーが発生すると、予約変数errorInfoを出力して終了します。
errorInfoにはエラーの内容とエラーの位置情報が格納されています。
エラーの位置情報は、エラーが発生したコマンドから、実行元のコマンドをさかのぼるように出力されます。
ここではエラーメッセージの見方を説明します。
<ゼロ除算が発生するスクリプト>
#初期値を設定 |
上記のスクリプトを実行すると、以下のエラーメッセージが出力されます。
<エラーメッセージ>
divide by zero |
上記のエラーメッセージについて"表3.17 エラーメッセージの説明"で説明します。
NO |
エラーメッセージ |
解説 |
---|---|---|
1 |
divide by zero |
最初の数行でエラーの内容を表します。 この例ではゼロ除算が発生しています。 |
2 |
while executing |
<NO.1>の出力後、エラーの発生位置を示す情報が出力されます。 "while exeuting" , "while compiling" , "while invoking" , "invoked from within"は一つ前のメッセージの発生箇所を表しています。 この例ではexprコマンドでエラーが発生したことを表します。 |
3 |
("while" body line 5) |
括弧で囲まれた情報は直前のエラーメッセージの補足情報を表します。 この例ではexprコマンドがwhileコマンド5行目に存在することを表します。 |
4 |
invoked from within |
<NO.3>がwhileコマンドの中で実行されたコマンドであることを表します。 |
5 |
(file "errortest.pcl line 3) |
括弧で囲まれた情報は直前のメッセージの補足情報です。 この例ではwhileコマンドがスクリプトファイル"errortest.pcl"の三行目に存在していることを表します。 |
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