PowerFX V1.0 運用説明書 - Microsoft(R) Windows(R) -

3.4.17 gets

機能：

ファイルおよび標準入力から1行読み込みます。

形式：

gets 【channelid】 【varname】

オプション：

なし

パラメーター：

channelid
openコマンドの復帰値として取得したチャンネルＩＤを指定します。また、"stdin"を指定することにより、標準入力から読み込みます。省略した場合は、標準入力から読み込みます。

varname
読み込んだ行の内容を格納する変数名を指定します。省略時は、読み込んだ行の内容を復帰値として返します。

復帰値：

varnameを指定した場合：
読み込んだ文字列の文字数を返します。読み込み位置がファイルの末尾である場合は、-1を返します。

varnameを省略した場合：
読み込んだ文字列を返します。読み込み位置がファイルの末尾である場合は、空白を返します。

注意事項：

• 読み込まれる"1行"とは、ファイル内の現在の読み込み位置(open直後は先頭、以後読み込みを行うごとに読み込んだ分だけ移動)から改行またはファイルの末尾までのことを指します。なお、varnameで指定した変数には、改行コードは格納されません。
• varnameを省略した場合、読み込み位置がファイルの末尾であるかの判断はeofコマンドを使用します。

使用例：

標準入力から計算式を読み込み、結果を出力します。

puts "計算式を入力してください。"
gets stdin calc
puts "計算結果:"
if { [catch {expr $calc}] } {
     puts "計算式が正しくありません。"
} else { puts [expr $calc]}