PowerFX V1.0 運用説明書 - Microsoft(R) Windows(R) -
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第3章 TCLplus> 3.4 TCLplusコマンド

3.4.6 cd

機能:

作業フォルダを変更します。

形式:

cd dirname

オプション:

なし

パラメーター:

dirname
変更先フォルダ名を指定します。
Windows(R)上のフォルダ名は、フォルダの区切りを円記号(\)の他にスラッシュ(/)で記述することが可能です。円記号を使用する場合は、特殊記号に扱われないようフォルダ名全体を中括弧"{ }"で囲む必要があります。

復帰値:

なし

注意事項:

存在しないフォルダ名を指定した場合、スクリプトはエラーで終了します。

使用例:

作業フォルダを変更後、一時ファイルを作成し、もとのフォルダに戻ります。

#現在の作業フォルダを保存
set orgdir [pwd]
puts "現在の作業フォルダ:$orgdir"

#一時作業フォルダへ移動します。
if {[catch {cd {c:\tcltmp}}]} {
    
    #移動に失敗したら、作成してから移動
    exec cmd /c mkdir {c:\tcltmp}
    cd {c:\tcltmp}
    }
puts "現在の作業フォルダ:[pwd]"

#ファイルを作成する。
if { ![catch {set chid [open tmpfile.txt w+]
              puts $chid "一時ファイルを作成"
              close $chid
              }
       ]
    } {puts "ファイルの作成に成功"}

#元のフォルダへ戻る
cd $orgdir
puts "現在の作業フォルダ:[pwd]"

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