Apcoordinator ユーザーズガイド
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22.2.1 コンポーネントデザイナが提供する機能
Apworksでは、Webcoordinatorアプリケーションを効率的に開発するウィザード機能を提供しています。
実際の使用例はチュートリアルを参照してください。
■Webアプリケーション(Apcoordinator)プロジェクト作成
コンポーネントデザイナでWebアプリケーション(Apcoordinator)プロジェクトを定義することで、Apworks上で構築・デバッグが可能になります。
Webアプリケーション(Apcoordinator) プロジェクトウィザードでは以下の機能を提供します。各クラスの詳細は「Webcoordinatorのセション管理」を参照してください。
- ファクトリクラス、アプリケーションクラス、セションクラスの自動作成
- エラーページの自動作成
- ujiall.tldの複写、web.xmlの作成
プロジェクトの初期状態では、Webアプリケーションに必須のJARファイルであるuji.jarがクラスパスに設定されています。
それ以外のApcoordinatorのJARファイルについては、必要に応じてプロジェクトのクラスパスに追加してください。クラスパスの変更はプロジェクトのプロパティの画面で行います。
Apcoordinatorが開発環境にインストールされていない場合、「Interstage Apcoordinatorがインストールされていません。Apcoordinatorインストール後にプロジェクトの環境を再設定する必要があります。」と表示されます。
この場合、Apcoordinatorインストール後に以下の操作を実行してください。
- プロジェクトのプロパティの画面で、クラスパスにApcoordinatorのJARファイルを追加してください。
- この操作は、クラスパスを「システムの環境変数に従う」としており、かつ、uji.jar以外のApcoordinatorのJARファイルを使用しない場合は不要です。
- タグライブラリファイルをWEB-INFフォルダ下に複写し、プロジェクトに登録してください。
この操作をすることで、以下が可能になります。
- 構築
- デバッグ
- クラス情報の参照
タグライブラリファイルujiall.tldはデバッグのためにプロジェクト内に配置しますが、更新しないでください。
■データBean作成
データBean作成ウィザードでは、データBeanのプロパティ名と型を入力することで、データBeanを作成することができます。
■入出力ページの作成
入出力ページ作成ウィザードでは、以下の機能を持っています。
- データBeanのプロパティに対応する項目を画面に生成します。
- 入力時の隠し項目uji.verbs、uji.idを自動生成します。
- ページマップを更新して、ページを追加します。
■ビジネスクラスの作成
ビジネスクラス作成ウィザードでは、以下の機能を持っています。
- Apcoordinatorインタフェースを持つメソッドを自動生成します。
- コマンドマップを更新して、メソッドを追加します。
■コマンドスクリプティングの作成
コマンドスクリプティングは、ビジネスクラス作成ウィザードで作成できます。
指定された入力データとコマンドに応じて、entryタグを自動生成します。
■Webアプリケーション環境定義ファイルの編集
Web.xml編集機能によって、Webアプリケーション環境定義ファイル(web.xml)内のコンテキストパラメタなどの編集が可能です。
■関係定義チェック
ページマップ、コマンドマップに記述したクラスの存在確認をします。ページマップ、コマンドマップを手作業で編集した場合に有効です。
■テンプレート
データベース連携機能を使用する場合、SQL文の入力を支援するテンプレートが利用できます。
■構築
構築によって、JSPのスクリプトレット記述やタグの記述についてもエラーチェックができます。
なお、構築前にオプションで「デバッグオプションを付加する」を選択しておくことで、デバッグが可能になります。
JavaScript記述は構築によるエラーチェックはできません。
■デバッグ
Apworksではデバッグ機能を提供しています。
Webcoordinatorアプリケーションでは、ビジネスクラスのメソッドに中断点を設定することで、ロジック部分に注目したデバッグが可能です。
Apworksでは、2通りのデバッグ方法を提供しています。
- ローカルマシンのJSPローカルコンテナ上でデバッグする
- サーバ上でデバッグする。
■Webサイトツール
Webサイトツールは、サーバへのファイル転送を補助する機能です。
Webサイトツールでサーバ上の配置イメージを作成しておくと、イメージに対応したフォルダへファイルが転送されるため、何度もサーバに転送する場合に便利です。
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