MessageQueueDirector説明書 |
目次
索引
![]() ![]() |
第1部 基本機能編 | > 第3章 環境作成 | > 3.2 環境作成の説明 | > 3.2.2 ファイル資源の準備 |
環境作成を行う前に各ファイルの容量見積りを行います。表3.2にファイルを使用する場合のファイル容量の見積り方法を示します。表3.3にデータベースを使用する場合のファイル容量の見積り方法を示します。ファイル容量には、見積り値の1.2倍程度の余裕を持たせてください。
実際にシステムが獲得するファイルの大きさは、MQD環境定義で指定する値と余裕値の範囲内で異なる場合があります。
ファイル種別 |
容量の見積り方法 |
容量の指定方法 |
MQD環境定義ファイル |
3[Kバイト]程度 |
指定不要 |
メッセージキュー管理 |
((メッセージキュー数 + 31) / 32 + 1) × 16 [Kバイト]を目安に決定する。 |
指定不要 |
ディスク型メッセージキューのメッセージ格納域(メッセージ格納ファイル) |
(平均メッセージ長 × 最大蓄積メッセージ数 × 1.3) + (メッセージキュー数 × 16)+ 100 [Kバイト]を目安に決定します。 |
MQD環境定義で指定 |
メモリ型メッセージキューのメッセージ格納域管理ファイル |
16[Kバイト] |
指定不要 |
トランザクション管理 |
38[Mバイト] |
指定不要 |
((1024 × 4) + 256 + (TransactionセクションのMax_Size / 16 × 2))× 16 [Kバイト]を目安に決定します。 |
MQD環境定義で指定したパラメタを元にシステムが算出。詳細は“3.3 環境定義の記述”を参照 |
|
システム制御用ファイル1 |
((メッセージキュー数 + 51) / 32 + 1) × 16 [Kバイト]を目安に決定します。 |
指定不要 |
システム制御用ファイル2 |
500 [Kバイト] に以下の各サービスを使用する場合に必要な値を加えた値を目安に決定します。なお、見積り結果が7[Mバイト]を下回る場合は、7[Mバイト]とします。
|
MQD環境定義で指定 |
ファイル種別 |
容量の見積り方法 |
容量の指定方法 |
---|---|---|
MQD環境定義ファイル |
3[Kバイト]程度 |
指定不要 |
メッセージ格納テーブル |
1メッセージキューの容量を決定します。 (最大格納メッセージ数 + 1 )× a × 1.3 × 32 [Kバイト] を目安に決定します。(注1) a = 小数部切上げ(平均メッセージ長 / 30Kバイト) 見積り結果がメッセージキューによって違う場合には、あとから“5.3.6 メッセージキューの自動拡張”などにより容量を拡張できますので、見積り結果の最小値を指定することをお薦めします。 なお、見積り結果が4096[Kバイト]を下回る場合は、4096[Kバイト]とします。 |
MQD環境定義で指定 |
メッセージ格納用データベーススペース |
メッセージ格納テーブルの容量 × メッセージキュー数 × 1.2 を目安に決定します。 見積り結果がデータベーススペースの定量制限を超える場合は、データベーススペースを追加してください。(注2) (注3) |
MQD環境定義で指定 |
システム制御用データベーススペース |
153,600[Kバイト]+ 最大メッセージキュー数 × 4[Kバイト]+ 76,800[Kバイト] × (メッセージ格納用データベーススペース容量[Mバイト] / 1024[Mバイト])に以下の必要な値を加えた値を目安に決定します。
システム制御用データベーススペースの拡張は難しいため、可能な限り大きな値を指定することをお勧めします。 |
MQD環境定義で指定 |
注1) 格納する個々のメッセージの長さと格納の順番により、格納できるメッセージ数が増減します。そのため、見積り結果の容量には、指定した最大格納メッセージ数のメッセージを格納できない場合があります。詳細な容量を算出する場合は、“付録E SQL記述ファイルの内容”と“Symfoware Server RDBユーザーズガイド データベース定義編”を参照してください。
注2) “5.3.3 メッセージ格納ファイルの追加”を参照してください。
注3) 定量制限はSymfoware/RDBに準じます。詳細はSymfowareのオンラインマニュアルを参照してください。
目次
索引
![]() ![]() |