MessageQueueDirector説明書
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第1部 基本機能編> 第5章 保守> 5.3 メッセージ格納ファイルとしてデータベースを使用する場合の保守

5.3.6 メッセージキューの自動拡張

 将来、メッセージキューの容量が不足してメッセージを格納することができなくなり、さらにシステムを停止しなければならない場合があります。このような場合は、事前にメッセージキューの自動拡張を設定することで、システムの停止を行うことなく自動的にメッセージキューの容量を拡張することができます。

 メッセージキューの自動拡張手順を図5.9に示します。

[図5.9 メッセージキューの自動拡張手順]

メッセージ格納テーブルの自動拡張の定義

 メッセージキューの自動拡張を行う場合には、メッセージ格納テーブルのDSIおよびインデックスDSIの自動拡張の定義を行う必要があります。DSIおよびインデックスDSIの自動拡張の定義は、Symfowareの rdbalmdsiコマンドを使用して行います。

 以下に、rdbalmdsiコマンドの入力例を示します。

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    rdbalmdsi -i MQD_MQDシステム名.USR_通番_DSI -c 拡張契機1 -e 割付け量1
              -p MQD_MQDシステム名.MQD_MQDシステム名_SPU
    rdbalmdsi -i MQD_MQDシステム名.USR_通番_IXDSI -c 拡張契機2 -e 割付け量2
              -p MQD_MQDシステム名.MQD_MQDシステム名_SPU

    注意
     - 通番は、当該のSQL記述ファイル(メッセージキュー名.sql)に記述されています。
     - 拡張契機は、DSI、インデックスDSIの残り空き容量を指定してください。
       空き容量がこの契機に達した時点で割付け量で指定した領域を自動的に拡張します。
     - 割付け量は、データベーススペースからDSI拡張領域またはインデックスDSI拡張領域
       への割付け量を指定してください。
     - 自動拡張された領域は、自動的に開放されません。拡張領域が不要になった時など
       適宜に開放することをお薦めします。
       領域の開放は、rdbgcdsiコマンドの-Eオプションを使用します。
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    rdbalmdsi -i MQD_MQDシステム名.USR_通番_DSI -c 拡張契機1 -e 割付け量1
              -p MQD_MQDシステム名.MQD_MQDシステム名_SPU
    rdbalmdsi -i MQD_MQDシステム名.USR_通番_IXDSI -c 拡張契機2 -e 割付け量2
              -p MQD_MQDシステム名.MQD_MQDシステム名_SPU

    注意
     - 通番は、当該のSQL記述ファイル(メッセージキュー名.sql)に記述されています。
     - 拡張契機は、DSI、インデックスDSIの残り空き容量を指定してください。
       空き容量がこの契機に達した時点で割付け量で指定した領域を自動的に拡張します。
     - 割付け量は、データベーススペースからDSI拡張領域またはインデックスDSI拡張領域
       への割付け量を指定してください。
     - 自動拡張された領域は、自動的に開放されません。拡張領域が不要になった時など
       適宜に開放することをお薦めします。
       領域の開放は、rdbgcdsiコマンドの-Eオプションを使用します。
     - Symfoware/RDBトランザクション連携機能を使用する場合は、
       業務用データベース名に置き換えて入力してください。
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