MessageQueueDirector説明書
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第1部 基本機能編> 第3章 環境作成> 3.2 環境作成の説明> 3.2.2 ファイル資源の準備

3.2.2.3 パーティションの獲得と初期化

 ローデバイスファイルを使用する場合のハードディスク上のパーティションの獲得と初期化について説明します。

 MQD環境定義ファイルを除く各種ファイルは、ローデバイスファイルに作成することができます。ローデバイスの設定においては、誤って他のファイルを壊す恐れがあるため、慎重に作業を行う必要があります。

 パーティションの獲得と初期化は、formatコマンドを使用して行います。パーティションの獲得と初期化時に指定する主な情報を以下に示します。

 パーティションの獲得と初期化の手順を以下に示します。

  1.  システムの“/dev”ディレクトリに含まれるデバイスファイルの名前を調べてください。
  2.  使用可能なパーティションの名前を調べてください。
  3.  必要分のパーティションを獲得して初期設定します。
    1.  パーティションがフォーマットされていることを確認します。フォーマットされていない場合は、formatコマンドを実行してフォーマットを行います。
    2.  次に、デバイスファイルのファイル所有者、ファイルのグループ所有権およびファイルモードをlsコマンドで確認し、必要ならば、それぞれ、chownコマンド、chgrpコマンドおよびchmodコマンドを使用して適切な値に変更します。例えば、ファイルの所有者と特定のグループ“MQDGRP”に属するユーザからのアクセスだけを許可したい場合は、以下のようにコマンドを実行します。
       --------------------------------------------------------
            chgrp  MQDGRP  /dev/rdsk/c1t2d0s1
            chmod  660     /dev/rdsk/c1t2d0s1
            chgrp  MQDGRP  /dev/dsk/c1t2d0s1
            chmod  660     /dev/dsk/c1t2d0s1
       --------------------------------------------------------

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