Systemwalker Centric Manager 使用手引書 リモート操作機能編 ユーザーズガイド - UNIX/Windows(R)共通 -
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第1章 Live Helpの概要

1.1 Live Help機能概要

Live Helpの使い方はたいへん簡単です。エンドユーザは、複雑な操作を学習する必要はありません。単に、[Live Help Client]プログラムを起動するだけでよいのです。エキスパートは、オンラインセッションを行うためにマウスを数回クリックするだけでクライアントに接続できます。

Live Helpは、エキスパートがクライアントをサポートするために、2つのツールを提供します。これらは、[Live Help Expert]と[Live Help Monitor]プログラムです。これら2つのプログラムはほとんど同じ機能を持っていますが、若干の違いがあります。このマニュアルでは、特に断らない限り、[Live Help Expert]プログラムについて説明します。“Live Help Monitor”では、[Live Help Monitor]プログラムについての説明と、[Live Help Expert]プログラムとの相違について説明します。

環境によって、管理者やサポート担当者がWindows(R)サーバを操作できない場合があります。このような場合、[Live Help Client]プログラムをWindows(R)にサービスとして登録し、自動起動することができます。その後、エキスパートが遠隔地からサーバをリモート操できます。リモートログオン後の操作は、クライアントのコンピュータと接続した場合と同様です。以下では、特に断らない限り、エンドユーザサポートの場合を例にLive Helpの機能を説明します。

一旦、セッションが始まると、エキスパートはクライアントを支援するために、画面共有、リモート操作、ファイル送信、そのほかの機能を使いセッションを進行していきます。エキスパートのツールバーは、Live Helpの各機能を利用するのに便利です。

問題領域の専門家や、より上級者の支援を必要とする場合、ほかのエキスパートにサポートセッションに参加することを要請することもできます。この複数のエキスパートが参加する機能は、サポート担当の管理者が、サポートセッションに参加していて、サポート担当要員の効率やスキルレベルをモニタするのにも便利です。

サポートセッションの間、クライアントは、[Live Help Client]プログラムを操作する必要はありません。Live Helpはエキスパートが[Live Help Client]プログラムの機能を自由に使えるように設計されていますので、エキスパートがクライアントに操作方法を教える必要はありません。つまり、Live Helpを組織全体に展開する手間はかからないのです。

次に、エキスパートが利用できるLive Helpの機能について、その概要を説明します。


下へ1.1.1 クライアントの訴えを理解する
下へ1.1.2 クライアントのコンピュータの操作
下へ1.1.3 クライアントの操作を指示する
下へ1.1.4 情報転送機能
下へ1.1.5 サポートセッションの内容を保存する

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