ページの先頭行へ戻る
Systemwalker Desktop Keeper ユーザーズガイド

3.2 ポリシー設定ツールを起動する

ポリシー設定ツールの起動方法について説明します。

  1. 以下の手順でポリシー設定ツールを起動します。

    [ログオン]画面が表示されます。

    • Windows11の場合

      Windowsの[スタート]→[すべてのアプリ]→[ポリシー設定ツール]の順にクリックします。

    • Windows10の場合

      Windowsの[スタート]→[Systemwalker Desktop Keeper]→[ポリシー設定ツール]の順にクリックします。

  2. 現在の管理者パスワードを入力し、[OK]をクリックします。

    管理者パスワードの初期値は空文字です。初めてポリシー設定ツールを起動する場合や管理者パスワードを初期値から変更していない場合は、何も入力しないで[OK]をクリックしてください。

  3. ポリシー設定ツールが起動します。

    注意

    • ポリシー設定ツールは管理者権限で実行してください。

    • セキュリティ上、管理者パスワードを設定して運用することを推奨します。ポリシー設定ツールを初めて起動した場合は、続けて管理パスワードを設定してください。

    • 管理者パスワードは、ポリシー設定ツールへのログオンやアンインストールに必要です。管理者パスワードを忘れると、ポリシー設定ツールへのログオンやアンインストールが行えなくなりますのでご注意ください。復旧するにはOSのリカバリが必要となります。

ポリシー設定ツール画面

ポリシー設定ツール画面の各項目について説明します。

表3.1 各項目の説明

項目名

説明

[ファイル]メニュー

次の操作を行えます。

[ヘルプ]メニュー

本製品のヘルプおよびバージョン情報が表示されます。

[記憶媒体 (USBメモリ、SDカードなど) ]

  • 使用禁止

    選択すると、記憶媒体 (USBメモリ、SDカードなど)が使用できなくなります。

  • 使用許可

    選択すると、記憶媒体 (USBメモリ、SDカードなど)が使用できるようになります。

  • 書き込みは禁止する

    チェックを付けると、記憶媒体 (USBメモリ、SDカードなど)の使用を禁止したうえで、読み取りだけを許可できます。

[DVD/CD]

  • 使用禁止

    選択すると、DVD/CDが使用できなくなります。

  • 使用許可

    選択すると、DVD/CDが使用できるようになります。

  • 書き込みは禁止する

    チェックを付けると、DVD/CDの使用を禁止したうえで、読み取りだけを許可できます。

[ポータブルデバイス (スマートフォン、デジタルカメラなど)]

  • 使用禁止

    選択すると、ポータブルデバイス (スマートフォン、デジタルカメラなど)が使用できなくなります。

  • 使用許可

    選択すると、ポータブルデバイス (スマートフォン、デジタルカメラなど)が使用できるようになります。

[イメージングデバイス (Webカメラ、複合機など)]

  • 使用禁止

    選択すると、イメージングデバイス (Webカメラ、複合機など)が使用できなくなります。

  • 使用許可

    選択すると、イメージングデバイス (Webカメラ、複合機など)が使用できるようになります。

使用可能デバイスリスト

USBデバイスの使用を禁止したうえで、特定のUSBデバイスだけを使えるように設定できます。

ポイント

CTRL+Aキーを押下すると、[使用可能デバイスリスト]に表示されているすべての項目を一括選択できます。

装置名

USBデバイスの装置名を表示します。

  • 記憶媒体: USB 大容量記憶装置

  • DVD/CD: USB大容量記憶装置

  • ポータブルデバイス: XX-YY

  • イメージングデバイス: ZZ Camera

デバイス名

USBデバイスの名前を表示します。

メーカーID

USBデバイスのメーカーIDを16進数4桁で表示します。

製品ID

USBデバイスの製品IDを16進数4桁で表示します。

シリアル番号

USBデバイスのシリアル番号を表示します。

許可単位

USBデバイスの許可単位を表示します。

  • このデバイスと同じ製品はすべて許可

  • このデバイスのみ許可

ポイント

各許可単位では以下のIDが使用されます。

  • このデバイスと同じ製品はすべて許可

    メーカーID+製品ID

  • このデバイスのみ許可

    メーカーID+製品ID+シリアル番号

使用可否

USBデバイスの使用可否を表示します。

  • 読み書き可

  • 読み込み可

[現在接続しているデバイス情報の自動取得]

パソコンに接続されているUSBデバイスを自動検出して、許可したいUSBデバイスを使用可能デバイスリストに追加できます。

詳細は、“3.5 特定のデバイスだけ許可する”を参照してください。

[リスト編集]

使用可能デバイスリストへ新たにデバイス情報を追加します。また、デバイス情報を更新する場合は、リストからデバイス情報を選択してリスト編集ボタンを押下します。

詳細は、“3.5 特定のデバイスだけ許可する”を参照してください。

[削除]

使用可能デバイスリストからデバイス情報を削除します。

※複数のデバイス情報を一度に削除できます。

[デバイスの接続ログ]

  • 記録する

    許可/禁止デバイスが接続されたことをログに記録します。

  • 記録しない

    許可/禁止デバイスが接続されたことをログに記録しません。

詳細は、“3.7 操作を記録する/利用者へ操作記録を通知する”を参照してください。

ポイント

記録対象のデバイスは記憶媒体、DVD/CD、ポータブルデバイス、イメージングデバイスです。

[デバイス上のファイル操作 (ファイルコピー、ファイル作成など)]

  • 記録する

    許可デバイスに対して、コマンドプロンプト、エクスプローラー、コピーコマンドおよび、Microsoft Word/Excel/PowerPointでのファイル操作(作成、更新、参照、複写、移動、削除、変名、別名保存)をログに記録します。

    注)「別名保存」の操作ログは、
    Microsoft Word/Excel/PowerPointでのみ採取されます。

  • 記録しない

    許可デバイスに対して、コマンドプロンプト、エクスプローラー、コピーコマンドおよび、Microsoft Word/Excel/PowerPointでのファイル操作(作成、更新、参照、複写、移動、削除、変名、別名保存)をログに記録しません。

詳細は、“3.7 操作を記録する/利用者へ操作記録を通知する”を参照してください。

ポイント

記録対象のデバイスは記憶媒体、DVD/CDのみです。

[Windowsログオン時に前回のデバイスに関する操作記録を表示]

  • 表示する

    Windowsログオン時に前回の操作内容を表示します。

  • 表示しない

    Windowsログオン時に前回の操作内容を表示しません。

詳細は、“3.7 操作を記録する/利用者へ操作記録を通知する”を参照してください。

[Systemwalker Desktop Keeper 標準版のご紹介]

Systemwalker Desktop Keeper 標準版の紹介画面が表示されます。

注意

[Systemwalker Desktop Keeper 標準版のご紹介]ボタンは、富士通法人向けパソコンにバンドルされている、Systemwalker Desktop Keeper for Standaloneでのみ表示されます。

[ポリシー情報更新]

パソコンに、設定内容を反映します。

[終了]

ポリシー設定ツール画面を閉じます。

[ポリシー反映日時]

ポリシーが反映された日時を表示します。

[ポリシー情報更新]ボタン押下後、ポリシーの適用が完了すると、ポリシー反映日時の表示が更新されます。

注意

画面上の設定項目を変更後、ポリシー情報更新を行わずに[終了]をクリックした場合、「ポリシーが編集されています。ポリシー情報更新を行わずに終了します。よろしいですか?」メッセージが表示されます。[OK]をクリックすると、ポリシーの変更は破棄され、ポリシー設定ツール画面が閉じます。

ポイント

本製品のインストール後、初めて[ポリシー設定ツール]を起動すると、「ポリシー設定ツール初回設定中…しばらくお待ちください。」と表示されます。設定が完了すると、このメッセージは自動的に閉じます。

設定完了後、パソコンに接続されているUSBデバイスがある場合は、そのデバイス情報が[使用可能デバイスリスト]に追加され、「初回設定のため、現在接続しているデバイスを使用可能デバイスリストに登録しています。必要なデバイスを選択して、ポリシー情報更新を行ってください。」が表示されます。

例えば、パソコンに内蔵されているUSB接続のWebカメラなどが自動検出され、[使用可能デバイスリスト]に登録されます。同様に、外部接続のUSBデバイス(記憶媒体、DVD/CD、ポータブルデバイス、イメージングデバイス)も自動検出され、[使用可能デバイスリスト]に登録されます。

自動検出されたデバイスは、以下の手順に従って設定します。

  1. [使用可能デバイスリスト]に表示されているデバイスを確認します。

  2. 使用を許可しないデバイスを[使用可能デバイスリスト]から削除します。

  3. [使用可能デバイスリスト]に使用を許可するデバイスのみが残っていることを確認し、[ポリシー情報更新]ボタンをクリックします。

注意

本製品でデバイスの使用を禁止すると、Windows OSが標準状態のドライブとして認識できないドライブへのアクセスが一律で禁止されます。過去の事例では、パソコン版Googleドライブの機能が内部で使用する仮想ドライブがWindows OSから認識できず、本製品でアクセス禁止されることで、パソコン版Googleドライブが動作しないことがありました。