複写元システムを法定点検やシステムメンテナンスする場合、センター切替えを実施して、複写先システムにて利用者業務(更新系)を引き継ぐことができます。利用者業務引継ぎ後に発生した差分ログは、複写元システムが利用できるようになるまで蓄積され、センター切戻し後に複写元システムにて利用者業務を継続することができます。
センター切替え
保守運用において、運用中のシステムを停止し、複写先システム側に運用を切り替える操作を「センター切替え」といいます。
センター切戻し
センター切替えで切り替えたシステムを、再度センター切替えによってシステムを切り替える操作を「センター切戻し」と呼びます。
ポイント
センター切替えを想定したDRレプリケーションシステムを設計する場合は、センター切替え用の資源の作成と逆方向のDRレプリケーション業務を用意する必要があります。
DRレプリケーション業務については、“3.4 DRレプリケーション業務の定義”を参照してください。