ページの先頭行へ戻る
Linkexpress Replication optionV5.0L27 解説書

3.2 DRレプリケーションの単位

DRレプリケーションでは、利用者プログラムによって更新された複写元データベースから、差分ログをロググループ単位で取得します。
ロググループについては、“Symfoware Server 解説書”を参照 してください。


DRレプリケーションでは、この差分ログを「RERUNログ」と呼びます。
RERUNログの取得から、RERUNログの複写先データベースへの反映までの一連の処理を、RLP(RERUN LOG PIPELINE)という単位で行います。

RLPは、以下の環境から構成されます。

環境

説明

BC管理DB

運用情報を管理するデータベースです。

RERUNログ取得環境

データベースからRERUNログをRLCに取得する環境です。

RLC退避ファイル環境

RLCに取得したRERUNログをRLC退避ファイルにコピーする環境です。

RLC退避ファイルの転送環境

RLC退避ファイルを複写先システムに転送する環境です。

RERUNログ抽出環境

複写元システムから受信したRLC退避ファイルからRERUNログを抽出する環境です。
複写先システムにのみ存在します。

RERUNログ反映環境

RERUNログ抽出環境から抽出したRERUNログを、データベースに反映する環境です。
複写先システムにのみ存在します。

RLC退避ファイルについては、“3.3.2 RERUNログの取得処理”を参照してください。

RLPは、ロググループと1対1の関係にあり、システムロググループと任意のユーザロググループに対して用意します。
複写元システムと複写先システムのRLPとロググループの関係は同一になります。

Symfoware/RDBがスケーラブルログ運用の場合であっても、システムロググループと任意のユーザロググループに対しRLPを用意します(任意のロググループのみ、DRレプリケーション対象にすることができます)。