以下にPDFファイル保存を行うための手順を示します。
帳票管理サーバで、PDFファイル保存をするための、論理デバイスおよび論理あて先の設定を行います。
ホスト帳票ファイル転送運用の場合、必要に応じてlmlgdfnwtrコマンドでDFNWTR情報を登録します。
PDFファイル保存情報を指定します。
論理デバイス、論理あて先の設定方法については、以下を参照してください。
⇒オンラインマニュアル“帳票印刷配信機能 セットアップガイド”の“3.9 List Manager運用環境の設定”
外字の設定方法については、以下を参照してください。
⇒オンラインマニュアル“帳票印刷配信機能 セットアップガイド”の“4.8 外字を使用する設定(PDFファイル保存する場合)”
DFNWTR情報の登録については、以下を参照してください。
⇒“6.1.3 DFNWTR情報登録”
PDFファイル保存情報の指定には、以下の方法があります。
OSIV SystemWalker/PrintASSORTのASSORT仕分け定義体による指定 (*1)
APS/NPを利用した情報連携機能による指定 (*1)
ジョブ情報ファイルによる指定 (*2)
List Managerの論理デバイスに設定するPDF出力フォルダによる指定
List Managerの論理デバイスに設定するPDF文書情報ファイルによる指定
*1:
ホスト帳票ファイル転送運用では利用できません。
*2:
ホスト帳票ファイル転送運用以外では利用できません。
グローバルサーバからのPDFファイル保存情報と、論理デバイスに設定するPDF出力フォルダ、およびPDF文書情報ファイルが同時に指定された場合、グローバルサーバからのPDFファイル保存情報が優先されます。グローバルサーバから指定されなかった情報がPDF文書情報ファイルから使用されます。
注意
グローバルサーバからのPDFファイル保存情報と論理デバイスのPDFファイル保存フォルダとPDF文書情報ファイルのいずれにもPDFファイル保存情報が指定されない場合、PDFファイル保存異常となります。
ASSORT仕分け定義体のSCレコードのセクション名に“MF-PDF”を指定します。また、KFレコードのキー名と値に、出力フォルダやタイトル名などを指定します。
SC, MF-PDF, KF, キー名, 値,
キーワード | 説明 |
---|---|
PDF-FOLDER | 帳票をPDF化したときのファイル名のフルパス 帳票出力サーバでPDF-FOLDERキーに指定したフルパスにPDFファイルが生成されます。 Windowsのファイルシステムで扱えるファイル名を指定してください。 ファイル名のフルパスの最大長は230バイトです。 ※省略した場合、出力ファイル名は 配信通番.pdf となります。 |
注意
PDF-FOLDER以外にも指定できるキーワードがあります。PDFファイル保存の場合のキーワードについては、“帳票印刷配信機能 PDF運用ガイド”を参照してください。
なお、PDF-FOLDERキーは、ホスト帳票連携機能で使用できるキーワードのため、“帳票印刷配信機能 PDF運用ガイド”に記載がありません。
SC, MF-PDF, KF, PDF-FOLDER, C:\pdf\ASSORT.pdf, KF, PDF-AUTHOR, Fujitsu Limited, KF, PDF-TITLE, List Manager, KF, PDF-SUBTITLE, PDF変換機能 KF, PDF-PRINT, ON, KF, PDF-EMBED, JEF+USER,
キーワードの詳細については、以下を参照してください。
⇒“E.1 PDF文書情報ファイル”
⇒オンラインマニュアル“帳票印刷配信機能 PDF運用ガイド”
ASSORT仕分け定義体の詳細については、以下を参照してください。
⇒OSIV SystemWalker/PrintASSORT説明書
APS/NPの仕分け連携定義として帳票情報を定義することにより、PDFファイル保存についての情報を指定します。
[MF-PDF] キーワード=値
[MF-PDF] PDF-FOLDER=C:\pdf\ASSORT.pdf PDF-AUTHOR=Fujitsu Limited PDF-TITLE=List Manager PDF-SUBTITLE=PDF変換機能 PDF-PRINT=ON PDF-EMBED=JEF+USER
注意
セクション、およびキーワードの指定に誤りがあるとPDFファイル出力エラーとなり帳票出力サーバにイベントログが出力されます。
キーワードについては、以下を参照してください。
⇒“PDFファイル保存の場合のキーワードの記述形式”
⇒“E.1 PDF文書情報ファイル”
⇒オンラインマニュアル“帳票印刷配信機能 PDF運用ガイド”
APS/NPの仕分け連携定義の詳細については、以下を参照してください。
⇒OSIV APS/NP説明書
ジョブ情報ファイルのセクション名に“MF-PDF”を指定します。
ジョブ情報ファイルについては、以下を参照してください。
⇒“付録F ジョブ情報ファイル”
List Managerの論理デバイス編集コマンド(lmedtdevコマンド)で指定した出力フォルダ(-outputfolder)や、PDF文書情報ファイル(-pdfatrfileオプション)にしたがってPDFファイル出力します。
PDF文書情報ファイルについては、以下を参照してください。
⇒“PDFファイル保存の場合のキーワードの記述形式”
⇒“E.1 PDF文書情報ファイル”
⇒オンラインマニュアル“帳票印刷配信機能 PDF運用ガイド”
lmedtdevコマンドの詳細については、以下を参照してください。
⇒オンラインマニュアル“帳票印刷配信機能 セットアップガイド”の“9.2.7.3 lmedtdevコマンド”
●PDF保存情報の優先順位
グローバルサーバからのPDFファイル保存情報、および論理デバイスに設定するPDF出力フォルダとPDF文書情報ファイルが同時に複数指定された場合、以下の順で設定が優先されます。
OSIV SystemWalker/PrintASSORTのASSORT仕分け定義体による指定
APS/NPの連携情報による指定
ジョブ情報ファイルによる指定
List Managerの論理デバイスに設定するPDF出力フォルダによる指定、およびPDF文書情報ファイルによる指定