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Interstage List Works for Modernization V11.0.0 帳票印刷配信機能アプリケーション作成ガイド 帳票出力編

11.3.2 記述形式

印刷属性ファイルの記述形式は、以下のとおりです。

[セクション名]
キーワード=値      ;コメント
・・・
セクション名

印刷属性の分類を示します。“JOB”を指定します。

キーワード

印刷属性の機能を示します。

キーワードに対する値を示します。

コメント

セミコロン(;)の後にコメントを示します。

ポイント

  • 「キーワード」は、大文字/小文字のどちらでも指定できます。

  • @で始まる変数(@YESなど)で「値」を指定する場合、大文字だけで指定します。

JOBセクションのキーワードと値

[JOB]セクションには、以下に示す印刷属性を指定することができます。

title  (タイトル)

Print Managerがインストールされている場合、Print Managerの印刷操作画面に表示されるドキュメントグループの印刷名を指定します。Print Managerがインストールされていない場合は、このキーワードを指定しても無効になります。

titleキーワードは、255バイト以内の文字列で指定します。文字数を超えた部分は切り捨てられます。

Print Managerの印刷操作画面に表示されるドキュメントグループの印刷名は、以下の優先順序で有効になります。

  1. 環境変数LM_TITLEで指定した帳票のタイトル

  2. このキーワードで指定した帳票のタイトル

  3. 環境変数LM_FORMNAMEで指定した帳票名

ポイント

このキーワードで指定した値は、以下で表示される帳票のタイトルにはなりません。

  • List Managerの帳票一覧画面

  • List Managerの詳細表示画面

  • List Managerの帳票ブラウザの各画面

  • 帳票の削除/一覧表示/複写/移動コマンド(lmoprformコマンド)の一覧表示結果

  • 帳票管理Javaインタフェースでの取得結果

記述形式
title=タイトル
記述例
title=form1
comment  (コメント)

Print Managerがインストールされている場合、Print Managerの印刷操作画面に表示されるドキュメントグループのコメント、およびドキュメントグループ内のドキュメントのコメントを指定します。Print Managerがインストールされていない場合は、このキーワードを指定しても無効になります。

コメントは、100バイト以内の文字列で指定します。文字数を超えた部分は切り捨てられます。

Print Managerの印刷操作画面に表示されるドキュメントグループのコメント、およびドキュメントグループ内のドキュメントのコメントは、以下の優先順序で有効になります。

  1. 環境変数LM_COMMENTで指定した帳票のコメント

  2. 環境変数LM_PRT_ATTRIBUTE_FILEで指定した印刷属性ファイルの、このキーワードで指定した帳票のコメント

  3. 帳票属性の編集コマンド(lmedtformatrコマンド)の-commentオプションで指定した帳票のコメント

  4. 帳票属性の編集コマンド(lmedtformatrコマンド)の-prtatrfileオプションで指定した印刷属性ファイルの、このキーワードで指定した帳票のコメント

なお、1.~4.の指定を省略した場合は、コメントは設定されません。

ポイント

このキーワードで指定した値は、以下で表示される帳票のコメントにはなりません。

  • List Managerの帳票一覧画面

  • List Managerの詳細表示画面

  • List Managerの帳票ブラウザの出力指示画面

  • 帳票の削除/一覧表示/複写/移動コマンド(lmoprformコマンド)の一覧表示結果

  • 帳票管理Javaインタフェースでの取得結果

記述形式
comment=コメント
記述例
comment=この帳票は社外秘です。
banner  (区切りページ出力指定)

区切りページを印刷するかどうかを指定します。

「@YES」を指定した場合、出力する帳票の前に区切りページを印刷します。

省略すると、以下のように動作します。

  • Print Managerがインストールされている場合、Print Managerの環境設定(プリンタ)での指定が有効になります。

  • Print Managerがインストールされていない場合、「@NO」が有効になります。

意味

@YES

区切りページを印刷します。

@NO

区切りページを印刷しません。

ポイント

Print Managerがインストールされていて、このキーワードとPrint Managerの環境設定(プリンタ)の両方で指定した場合、このキーワードでの指定が優先されます。

記述形式
banner=値
記述例
banner=@YES
bannermode  (区切りページ出力内容)

bannerキーワードに「@YES」を指定した場合に、区切りページの印刷方法を指定します。

省略すると、以下のように動作します。

  • Print Managerがインストールされている場合、Print Managerの環境設定(プリンタ)での指定が有効になります。

  • Print Managerがインストールされていない場合、「@BANNERMODE_NORMAL」が有効になります。

    意味

    @BANNERMODE_NORMAL

    定型フォーマットで出力します。

    @BANNERMODE_BLANKPAPER

    白紙で出力します。

ポイント

Print Managerがインストールされていて、このキーワードとPrint Managerの環境設定(プリンタ)の両方で指定した場合、このキーワードでの指定が優先されます。

記述形式
bannermode=値
記述例
bannermode=@BANNERMODE_BLANKPAPER
bannersuply  (区切りページ給紙口名)

bannerキーワードに「@YES」を指定した場合で、出力する帳票の給紙口とは違う給紙口から区切りページを給紙したいときに指定します。

給紙口名は、255バイト以内の文字列で指定します。文字数を超えた部分は切り捨てられます。給紙口名は、プリンタドライバのプロパティで確認できます。

省略すると、以下のように動作します。

  • Print Managerがインストールされている場合、Print Managerの環境設定(プリンタ)での指定が有効になります。

  • Print Managerがインストールされていない場合、出力する帳票と同じ給紙口から区切りページが給紙されます。

注意

給紙口名はプリンタドライバによって異なります。プリンタドライバのプロパティで確認し、文字および空白の全角・半角の違い、空白の有無などに注意して正確に指定してください。

ポイント

Print Managerがインストールされていて、このキーワードとPrint Managerの環境設定(プリンタ)の両方で指定した場合、このキーワードでの指定が優先されます。

記述形式
bannersuply=給紙口名
記述例
bannersuply=トレイ5
copynum  (部数)

部数を1~999の範囲で指定します。

範囲外の値(1~999以外)を指定した場合、1が指定されたものとして動作します。

省略すると、部数1で印刷されます。

注意

  • COBOLアプリケーションのI制御レコードの複写枚数とこのキーワードの両方が指定された場合、「COBOLアプリケーションのI制御レコードで指定された複写枚数」が「copynumキーワードで指定された部数」の回数分だけ出力されます。COBOLアプリケーションのI制御レコードでは、ページ単位に複写枚数が指定できます。
    例えば、帳票が2ページある場合、COBOLアプリケーションのI制御レコードで「1ページ目の複写枚数が3、2ページ目の複写枚数が1」、「copynum=3」が指定された場合、以下のように出力されます。

        (1)(1)(1)(2)(1)(1)(1)(2)(1)(1)(1)(2)
          (1):帳票の1ページ目
          (2):帳票の2ページ目
  • プリンタ情報ファイルのCOPYGキーワードとこのキーワードの両方が指定された場合、「COPYGキーワードで指定された複写枚数」が「copynumキーワードで指定された部数」の回数分だけ出力されます。
    例えば、「COPYG=2」、「copynum=3」が指定され、帳票が2ページある場合は、以下のように出力されます。

        (1)(1)(2)(2)(1)(1)(2)(2)(1)(1)(2)(2)
          (1):帳票の1ページ目
          (2):帳票の2ページ目
  • 以下の値は、プリンタ情報ファイルのCOPYGキーワードで指定した値になります。このキーワードで指定した値は有効になりません。

    • List Managerの詳細表示画面に表示される値

    • 帳票の削除/一覧表示/複写/移動コマンド(lmoprformコマンド)の一覧表示結果の値

    • 帳票管理Javaインタフェースでの取得結果の値

  • Print Managerの印刷操作画面に表示される値は、このキーワードで指定した値になります。プリンタ情報ファイルのCOPYGキーワードで指定した値は有効になりません。

記述形式
copynum=部数
記述例
copynum=5
printmode  (出力開始時の動作モード)

出力開始時の動作モードを指定します。

省略すると、「@SPOOL」が有効になります。

意味

@JOB

一括印刷。

保留状態でスプールし、スプールが完了してから一括で保留解除します。

一括で保留解除するまで、帳票出力サーバ上で保留状態とします。

@SPOOL

逐次印刷指定。

スプール直後に印刷を開始します。

@HOLD

保留印刷指定。

保留状態で、帳票出力サーバ上でスプールします。

@HOLD_SV

@SEQ_GROUP

指定しても無効になります。

@SEQ_PRIORITY

ポイント

  • このキーワードで「@HOLD」または「@HOLD_SV」を指定した場合、以下の方法で保留解除できます。

    • List Managerの帳票一覧画面から出力する

    • List Managerの帳票ブラウザの出力指示画面から出力する

    • 帳票の出力/出力中止コマンド(lmoprprintコマンド)を使用して出力する

    • Print Managerがインストールされている場合、Print Managerの印刷操作画面で「保留解除」を指定する

    • 帳票管理Javaインタフェースを使用して出力する

  • Print Managerがインストールされていて、このキーワードとPrint Managerの環境設定(プリンタ)の両方で指定した場合、このキーワードでの指定が優先されます。

記述形式
printmode=値
記述例
printmode=@JOB
delabnormaljob  (異常終了した場合の印刷ドキュメントの削除指定)

このキーワードは、指定しても無効になります。

sendmsghost  (メッセージ通知先(通知メッセージ))

通知メッセージの通知先コンピュータ名を指定します。

「到着通知パネル」を起動したコンピュータ名(ホスト名)、またはIPアドレスを255バイト以内で指定します。文字数を超えるとCOBOLアプリケーション実行時にエラーになります。

このキーワードを指定すると、以下の条件にあてはまる場合に、指定したメッセージ通知先に通知メッセージが通知されます。

  • 帳票の出力中に出力装置にエラーが発生した場合

  • 出力経過の通知メッセージを通知する場合

省略すると、以下の優先順序で有効になります。

  1. 環境変数LM_SENDMSGHOSTで指定したメッセージ通知先

  2. 環境変数LM_PRT_ATTRIBUTE_FILEで指定した印刷属性ファイルのこのキーワードで指定したメッセージ通知先

  3. 帳票属性の編集コマンド(lmedtformatrコマンド)で指定した印刷属性ファイルのこのキーワードで指定したメッセージ通知先

なお、1.~3.の指定を省略した場合は、通知メッセージは通知されません。

注意

  • コンピュータ名(ホスト名)とTCP/IPのホスト名は同一となるようネットワークの設定を行ってください。コンピュータ名(ホスト名)とTCP/IPのホスト名が異なる場合は、IPアドレスで指定してください。

  • 通知メッセージは、「メッセージ通知先(通知メッセージ)」に指定したコンピュータの到着通知パネルに通知されます。したがって、通知メッセージの確認および対処を行う場合、通知先コンピュータであらかじめ「到着通知パネル」を起動しておく必要があります。

  • Print Managerがインストールされていて、このキーワードとPrint Managerの環境設定(プリンタ)の両方で指定した場合、このキーワードでの指定が優先されます。

ポイント

  • 以下のいずれかで、帳票の出力状態が「登録」、「失敗」「中止」、「出力済」の帳票を出力する場合、このキーワードで指定したメッセージ通知先(通知メッセージ)を変更することができます。

    • 帳票の出力/出力中止コマンド(lmoprprintコマンド)

    • 帳票の削除/一覧表示/複写/移動コマンド(lmoprformコマンド)

    • 帳票管理Javaインタフェース

  • メッセージ通知先(通知メッセージ)に指定できる文字については、以下を参照してください。
    ⇒“12.1 COBOLアプリケーション連携時に指定できる文字

  • 通知されるメッセージの詳細については、以下を参照してください。
    ⇒“B.2 メッセージ通知について

記述形式
sendmsghost=メッセージ通知先
記述例
sendmsghost=lmhost1
priority  (出力時の優先順位)

出力時の優先順位を指定します。

範囲外の値(1~99以外)を指定した場合、1が指定されたものとして動作します。

省略すると、優先順位1で印刷されます。

意味

1~99

1から最大99まで指定できます。

優先順位は、99がもっとも高く、1がもっとも低くなります。

記述形式
priority=値
記述例
priority=2
savemode  (出力後にドキュメントを保存する)

印刷後に、帳票を帳票出力サーバに保存するかどうかを指定します。

省略すると、以下のように動作します。

  • Print Managerがインストールされている場合、Print Managerの環境設定(プリンタ)での指定が有効になります。

  • Print Managerがインストールされていない場合、「@NO」が有効になります。

    意味

    @YES

    印刷後保存します。

    @NO

    印刷後保存しません。

ポイント

  • 帳票出力サーバに保存した帳票をList Works Print Agentで操作したい場合は、Print Managerをインストールして、Print Managerの印刷操作画面から操作してください。

  • Print Managerがインストールされていて、このキーワードとPrint Managerの環境設定(プリンタ)の両方で指定した場合、このキーワードでの指定が優先されます。

記述形式
savemode=値
記述例
savemode=@YES
hdelflag  (「保留」状態のドキュメントを削除する)

保留状態の帳票を、指定した時間が経過したら削除するかどうかを指定します。

省略すると、以下のように動作します。

  • Print Managerがインストールされている場合、Print Managerの環境設定(プリンタ)での指定が有効になります。

  • Print Managerがインストールされていない場合、「@NO」が有効になります。

    意味

    @YES

    削除します。

    @NO

    削除しません。

ポイント

Print Managerがインストールされていて、このキーワードとPrint Managerの環境設定(プリンタ)の両方で指定した場合、このキーワードでの指定が優先されます。

記述形式
hdelflag=値
記述例
hdelflag=@YES
savetime  (削除するまでの時間)
saveday  (削除するまでの日)

savemodeキーワードに「@YES」を指定した場合、「印刷済」状態の帳票に対し、印刷受付日時から削除するまでの期間を指定します。

hdelflagキーワードに「@YES」を指定した場合、「保留」状態の帳票に対し、印刷受付日時から削除するまでの期間を指定します。

savetimeキーワードとsavedayキーワードを同時に指定した場合は、両方が有効になります。

省略すると、以下のように動作します。

  • Print Managerがインストールされている場合、Print Managerの環境設定(プリンタ)での指定が有効になります。

  • Print Managerがインストールされていない場合、savetimeキーワードは「0」、savedayキーワードは「1」が有効になります。

なお、削除までの期間は、最大1時間の誤差が生じることがあります。

  • savetimeキーワードだけを指定する場合

    意味

    0

    無期限

    1~23

    削除するまでの期間(時間)を指定します。

  • savedayキーワードだけを指定する場合

    意味

    0

    無期限

    1~999

    削除するまでの期間(日)を指定します。

  • savedayキーワードとsavetimeキーワードの両方を指定する場合
    両方の値を足した時間が有効になります。
    両方とも0を指定した場合、「無期限」になります。
    いずれか一方に範囲外の値を指定した場合、正しく指定されている方の値が有効になります。
    両方に範囲外の値を指定した場合、savetimeキーワードは「0」、savedayはキーワード「1」が有効になります。

ポイント

Print Managerがインストールされていて、このキーワードとPrint Managerの環境設定(プリンタ)の両方で指定した場合、このキーワードでの指定が優先されます。

記述形式
savetime=値
saveday=値
記述例
savetime=15
saveday=3
hresumeflag  (保留解除日時指定)

printmodeキーワードに「@HOLD」または「@HOLD_SV」を指定した場合、保留状態の帳票を、指定した日時に保留解除するときに指定します。

省略すると、「@NO」が有効になります。

意味

@YES

指定した日時に保留解除を行います。

@NO

保留解除しません。

ポイント

以下の場合、保留解除されません。

  • 帳票出力サーバに帳票を転送してから、Print Managerの印刷操作画面から保留操作した場合

  • このキーワードに「@YES」を指定し、hresumetimeキーワードの指定を省略した場合

記述形式
hresumeflag=値
記述例
hresumeflag=@YES
hresumetime  (保留解除日時)

hresumeflagキーワードに「@YES」を指定した場合、保留解除する日時を指定します。

保留解除までに最大20分の誤差が生じることがあります。

保留解除する日時は、「HHmmDDMMYYYY」の形式で指定します。範囲外の値を指定した場合、またはすでに過ぎた日時を指定した場合、保留解除は行われません。

省略すると、保留解除は行われません。

意味

HHmmDDMMYYYY

HH(時)、mm(分)、DD(日)、MM(月)、YYYY(年)を指定します。

年(YYYY)、月(MM)、および日(DD)は、以下のように省略できます。

  • 年(YYYY)は省略できます。

  • 月(MM)は、年(YYYY)が省略された場合のみ省略できます。

  • 日(DD)は、年(YYYY)および月(MM)が省略された場合のみ省略できます。

すべて省略した場合、現在の日、月、年が有効になります。

HH    00~23時の範囲内で指定します。

mm    00~59分の範囲内で指定します。

DD    01~31日の範囲内で指定します。

MM    01~12月の範囲内で指定します。

YYYY  年を指定します。

記述形式
hresumetime=値
記述例
hresumetime=150021012005
pcode  (用紙交換メッセージの通知)

用紙交換メッセージ通知を行うかどうかを指定します。

用紙交換メッセージ通知を行うかどうかの指定は、以下の優先順序で有効になります。

  1. 環境変数LM_PRT_ATTRIBUTE_FILEで指定した印刷属性ファイルのこのキーワードで指定した用紙交換メッセージ通知指定

  2. 帳票属性の編集コマンド(lmedtformatrコマンド)で指定した用紙交換メッセージ表示指定

    意味

    @YES

    用紙交換メッセージ通知を行います。

    @NO

    用紙交換メッセージ通知を行いません。

ポイント

  • 用紙交換メッセージは、以下の方法で確認(応答)します。

    • List Managerの応答画面

    • 帳票の出力/出力中止コマンド(lmoprprintコマンド)

    • 到着通知パネル

    • 帳票管理Javaインタフェース

    List Works Print AgentまたはList Works Workstationで、用紙交換メッセージを到着通知パネルに表示する場合は、帳票出力サーバの環境設定ファイルでMsgNoticeキーに「1」を設定する必要があります(MsgNoticeキーに「0」を設定すると、このキーワードを指定しても無効になります)。なお、List Works Workstationの場合は、Print Managerがインストールされている必要があります。

  • Print Managerがインストールされていて、このキーワードとPrint Managerの環境設定(プリンタ)の両方で指定した場合、このキーワードでの指定が優先されます。

記述形式
pcode=値
記述例
pcode=@YES
pcodestr  (指定した用紙名でメッセージを通知)

pcodeキーワードに「@YES」を指定した場合、指定した用紙名で用紙交換メッセージを通知するときに指定します。

用紙名は、40バイト以内の文字列で指定します。文字数を超えた部分は切り捨てられます。

省略すると、帳票属性の編集コマンド(lmedtformatrコマンド)で指定した用紙コードが有効になります。

ポイント

用紙交換メッセージは、以下の方法で確認(応答)します。

  • List Managerの応答画面

  • 帳票の出力/出力中止コマンド(lmoprprintコマンド)

  • 到着通知パネル

  • 帳票管理Javaインタフェース

指定した用紙名は、「到着通知パネル」に表示されます。List Managerの応答画面には表示されません。

List Works Print AgentまたはList Works Workstationで、このキーワードで指定した用紙名到着通知パネルに表示する場合は、帳票出力サーバの環境設定ファイルでMsgNoticeキーに「1」を設定する必要があります(MsgNoticeキーに「0」を設定すると、このキーワードを指定しても無効になります)。なお、
List Works Workstationの場合は、Print Managerがインストールされている必要があります。

記述形式
pcodestr=用紙名
記述例
pcodestr=paper_message
pcodealways  (常に用紙交換メッセージを通知)

pcodeキーワードに「@YES」を指定した場合、常に用紙交換メッセージを通知するかどうかを指定します。

常に用紙交換メッセージを通知するかどうかの指定は、以下の優先順序で有効になります。

  1. 環境変数LM_PRT_ATTRIBUTE_FILEで指定した印刷属性ファイルのこのキーワードで指定した用紙交換メッセージ通知指定

  2. 帳票属性の編集コマンド(lmedtformatrコマンド)で指定した用紙交換メッセージ表示指定

  3. 1.、2.での指定を省略した場合は、「@NO」が設定される

    意味

    @YES

    常に用紙交換メッセージを通知します。

    @NO

    用紙名が前回の印刷時から変更されている場合、用紙交換メッセージを通知します。

ポイント

用紙交換メッセージは、以下の方法で確認(応答)します。

  • List Managerの応答画面

  • 帳票の出力/出力中止コマンド(lmoprprintコマンド)

  • 到着通知パネル

  • 帳票管理Javaインタフェース

List Works Print AgentまたはList Works Workstationで、用紙交換メッセージを到着通知パネルに表示する場合は、帳票出力サーバの環境設定ファイルでMsgNoticeキーに「1」を設定する必要があります(MsgNoticeキーに「0」を設定すると、このキーワードを指定しても無効になります)。なお、List Works Workstationの場合は、Print Managerがインストールされている必要があります。

記述形式
pcodealways=値
記述例
pcodealways=@YES
startmsg  (出力開始メッセージ)

印刷開始時に、メッセージを通知する場合に指定します。

メッセージは、100バイト以内の文字列で指定します。文字数を超えた部分は切り捨てられます。

省略した場合、通知されません。

また、メッセージ文字列中に以下の置換パラメタを指定することにより、パラメタを実際の値に置換して表示します。

置換パラメタ

文字列中に指定するパラメタ

機能

印刷総ページ数

%TOTALPAGE%

帳票ごとに総ページ数を置換して表示します。表示される総ページ数は、その帳票を出力するために必要な用紙の枚数です(copynum(印刷部数)キーワードが指定された場合は、copynumキーワードを掛け合わせたページ数に置換されます)。

注意

置換パラメタ以外で「パーセント(%)」を指定すると、正しく表示されないことがあります。

ポイント

  • 出力開始メッセージは、以下の方法で確認(応答)します。

    • List Managerの応答画面

    • 帳票の出力/出力中止コマンド(lmoprprintコマンド)

    • 到着通知パネル

    • 帳票管理Javaインタフェース

    出力開始メッセージを到着通知パネルに表示する場合は、帳票出力サーバの環境設定ファイルでMsgNoticeキーに「1」を設定する必要があります(MsgNoticeキーに「0」を設定すると、このキーワードを指定しても無効になります)。

  • 「用紙交換メッセージを通知する」が指定されている場合、用紙交換メッセージと本メッセージが2重で通知されることがあります。

記述形式
startmsg=メッセージ
記述例
startmsg=“印刷を開始します。用紙を%TOTALPAGE%枚セットしてください。”
printoutmsgflag  (出力完了メッセージの通知)

sendmsghostキーワード、または環境変数LM_SENDMSGHOSTが指定されている場合に、指定されたホストに出力完了メッセージを通知するかどうかを指定します。

「@YES」を指定した場合、帳票ごとに印刷が完了したことを示すメッセージを、sendmsghostキーワード、または環境変数LM_SENDMSGHOSTで指定されたホストに通知します(通知メッセージだけ通知されます)。

省略すると、以下のように動作します。

  • Print Managerがインストールされている場合、Print Managerの環境設定(プリンタ)での指定が有効になります。

  • Print Managerがインストールされていない場合、「@NO」が有効になります。

    意味

    @YES

    通知します。

    @NO

    通知しません。

注意

以下のプリンタ装置以外のプリンタ装置では、印刷中に削除された場合などでも出力完了メッセージが通知されることがあります。

  • VSP/VS/PS5000シリーズ

  • PrintiaLASERシリーズ(Printianavi搭載機)

  • パートナー連携対応プリンタ

ポイント

  • 出力完了メッセージは、「到着通知パネル」に表示されます。

  • Print Managerがインストールされていて、このキーワードとPrint Managerの環境設定(プリンタ)の両方で指定した場合、このキーワードでの指定が優先されます。

記述形式
printoutmsgflag=値
記述例
printoutmsgflag=@YES
appprintid  (ドキュメント識別子)

このキーワードは、指定しても無効になります。

記述例

以下の指定を記述した印刷属性ファイルの例を示します。