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Interstage List Works for Modernization V11.0.0 帳票印刷配信機能アプリケーション作成ガイド 帳票出力編

9.3.4 初期化ファイルに関する環境変数

COBOLアプリケーション連携機能を利用する場合に必要な帳票出力時の属性情報を定義する初期化ファイルを設定する環境変数です。

COBOLアプリケーション連携時は、プリンタ情報ファイル(ファイル識別名)を必ず設定してください。

●ファイル識別名(必須)

COBOLアプリケーション連携機能で使用するプリンタ情報ファイル名を設定する環境変数です。

COBOLアプリケーション連携機能を利用する場合は、必ずこの環境変数を指定してください。

ここで設定する環境変数名(ファイル識別名)は、COBOLアプリケーションのASSIGN句で指定したファイル識別名を指定し、プリンタ情報ファイルのファイル名をフルパスで指定します。

帳票配信型の場合は帳票管理サーバに配置したプリンタ情報ファイルのフルパス、List Creatorコネクタ連携型の場合はアプリケーションサーバに配置したプリンタ情報ファイルのフルパスを指定します。

なお、使用するプリンタ情報ファイル名の指定は、以下の優先順序で有効になります。

  1. この環境変数で指定したプリンタ情報ファイル名
    (アプリケーションサーバ、または帳票管理サーバに配置されているプリンタ情報ファイル)

  2. 帳票属性の編集コマンド(lmedtformatrコマンド)で指定したプリンタ情報ファイル名
    (帳票管理サーバに配置されているプリンタ情報ファイル)

ポイント

  • 帳票属性の編集コマンド(lmedtformatrコマンド)でプリンタ情報ファイル名を指定した場合、この環境変数でも必ずプリンタ情報ファイル名を指定する必要があります(両方で設定する必要があります)。両方で設定した場合、プリンタ情報ファイルの設定値(キーワード)は、この環境変数で指定したプリンタ情報ファイルの設定値(キーワード)の方が有効となります。ただし、帳票属性の編集コマンド(lmedtformatrコマンド)で指定したプリンタ情報ファイルにのみ設定されているキーワードがあった場合、そのキーワードの設定だけは有効となります。

  • プリンタ情報ファイルで指定できるキーワードについては、以下にある表を参照してください。
    ⇒“10.1.2 共通情報

  • 指定できる文字については、以下を参照してください。
    ⇒“第12章 COBOLアプリケーション連携時に指定できる文字

以下に、指定例を示します。

ここでは、環境変数名(ファイル識別名)として、COBOLアプリケーションのASSIGN句で「PRTFILE」というファイル識別名を指定したと想定した例となっています。

帳票管理サーバがSolaris/Linux、またはアプリケーションサーバがSolaris/Linuxの場合

例:
ファイル識別名に「PRTFILE」、プリンタ情報ファイルに「/home/user1/envfile/prtinfo.txt」を指定する場合(Bourneシェルを使用)

PRTFILE=/home/user1/envfile/prtinfo.txt
export  PRTFILE
帳票管理サーバ、またはアプリケーションサーバがWindowsの場合

例:
ファイル識別名に「PRTFILE」、プリンタ情報ファイルに「c:\tmp\envfile\prtinfo.txt」を指定する場合(コマンドプロンプトを使用)

SET PRTFILE=c:\tmp\envfile\prtinfo.txt

LM_PRT_ATTRIBUTE_FILE

COBOLアプリケーション連携機能で使用する印刷属性ファイル名を設定する環境変数です。

帳票を印刷する場合に使用する印刷属性ファイル名を、フルパスで指定します。
帳票配信型の場合は帳票管理サーバに配置した印刷属性ファイルのフルパス、List Creatorコネクタ連携型の場合はアプリケーションサーバに配置した印刷属性ファイルのフルパスを指定します。

なお、使用する印刷属性ファイル名の指定は、以下の優先順序で有効になります。

  1. この環境変数で指定した印刷属性ファイル名
    (アプリケーションサーバ、または帳票管理サーバに配置されている印刷属性ファイル)

  2. 帳票属性の編集コマンド(lmedtformatrコマンド)で指定した印刷属性ファイル名
    (帳票管理サーバに配置されている印刷属性ファイル)

ポイント

  • この環境変数と帳票属性の編集コマンド(lmedtformatrコマンド)の両方で印刷属性ファイル名を指定した場合、この環境変数で設定した印刷属性ファイルの設定値(キーワード)の方が有効となります。ただし、帳票属性の編集コマンド(lmedtformatrコマンド)で指定した印刷属性ファイルにのみ設定されているキーワードがあった場合、そのキーワードの設定だけは有効となります。

  • 帳票を印刷する場合に印刷属性ファイルで指定できるキーワードについては、以下にある表を参照してください。
    ⇒“10.2 印刷

  • 指定できる文字については、以下を参照してください。
    ⇒“第12章 COBOLアプリケーション連携時に指定できる文字

以下に、指定例を示します。

帳票管理サーバがSolaris/Linux、またはアプリケーションサーバがSolaris/Linuxの場合

例:
「/home/user1/envfile」にある印刷属性ファイル「prtatrfile.txt」を指定する場合
(Bourneシェルを使用)

LM_PRT_ATTRIBUTE_FILE=/home/user1/envfile/prtatrfile.txt
export  LM_PRT_ATTRIBUTE_FILE
帳票管理サーバ、またはアプリケーションサーバがWindowsの場合

例:
「c:\tmp\envfile」にある印刷属性ファイル「prtatrfile.txt」を指定する場合
(コマンドプロンプトを使用)

SET LM_PRT_ATTRIBUTE_FILE=c:\tmp\envfile\prtatrfile.txt

●LM_LW_ATTRIBUTE_FILE

本環境変数は、互換機能のために使用します。


COBOLアプリケーション連携機能で使用する電子帳票情報ファイル名を設定する環境変数です。

帳票を電子保存する場合に使用する電子帳票情報ファイル名を、フルパスで指定する環境変数です。
帳票配信型の場合は帳票管理サーバに配置した電子帳票情報ファイルのフルパス、List Creatorコネクタ連携型の場合はアプリケーションサーバに配置した電子帳票情報ファイルのフルパスを指定します。

なお、使用する電子帳票情報ファイル名の指定は、以下の優先順序で有効になります。

  1. この環境変数で指定した電子帳票情報ファイル名
    (アプリケーションサーバ、または帳票管理サーバに配置されている電子帳票情報ファイル)

  2. 帳票属性の編集コマンド(lmedtformatrコマンド)で指定した電子帳票情報ファイル名
    (帳票管理サーバに配置されている電子帳票情報ファイル)

ポイント

  • この環境変数と帳票属性の編集コマンド(lmedtformatrコマンド)の両方で電子帳票情報ファイル名を指定した場合、この環境変数で設定した電子帳票情報ファイルの設定値(キーワード)の方が有効となります。ただし、帳票属性の編集コマンド(lmedtformatrコマンド)で指定した電子帳票情報ファイルにのみ設定されているキーワードがあった場合、そのキーワードの設定だけは有効となります。

  • 電子帳票情報ファイルで指定できるキーワードについては、以下にある表を参照してください。
    ⇒“10.3 電子保存

  • 指定できる文字については、以下を参照してください。
    ⇒“第12章 COBOLアプリケーション連携時に指定できる文字

以下に、指定例を示します。

帳票管理サーバがSolaris/Linux、またはアプリケーションサーバがSolaris/Linuxの場合

例:
「/home/user1/envfile」にある電子帳票情報ファイル「lwatrfile.txt」を指定する場合
(Bourneシェルを使用)

LM_LW_ATTRIBUTE_FILE=/home/user1/envfile/lwatrfile.txt
export  LM_LW_ATTRIBUTE_FILE
帳票管理サーバ、またはアプリケーションサーバがWindowsの場合

例:
「c:\tmp\envfile」にある電子帳票情報ファイル「lwatrfile.txt」を指定する場合
(コマンドプロンプトを使用)

SET LM_LW_ATTRIBUTE_FILE=c:\tmp\envfile\lwatrfile.txt

●LM_PDF_ATTRIBUTE_FILE

COBOLアプリケーション連携機能で使用するPDF文書情報ファイル名を設定する環境変数です。

帳票をPDFファイルとして保存する場合に使用するPDF文書情報ファイル名を、フルパスで指定します。

帳票配信型の場合は帳票管理サーバに配置したPDF文書情報ファイルのフルパス、List Creatorコネクタ連携型の場合はアプリケーションサーバに配置したPDF文書情報ファイルのフルパスを指定します。

なお、使用するPDF文書情報ファイル名の指定は、以下の優先順序で有効になります。

  1. この環境変数で指定したPDF文書情報ファイル名
    (アプリケーションサーバ、または帳票管理サーバに配置されているPDF文書情報ファイル)

  2. 帳票属性の編集コマンド(lmedtformatrコマンド)で指定したPDF文書情報ファイル名
    (帳票管理サーバに配置されているPDF文書情報ファイル)

ポイント

  • この環境変数と帳票属性の編集コマンド(lmedtformatrコマンド)の両方でPDF文書情報ファイル名を指定した場合、この環境変数で設定したPDF文書情報ファイルの設定値(キーワード)の方が有効となります。ただし、帳票属性の編集コマンド(lmedtformatrコマンド)で指定したPDF文書情報ファイルにのみ設定されているキーワードがあった場合、そのキーワードの設定だけは有効となります。

  • PDF文書情報ファイルで指定できるキーワードについては、以下にある表を参照してください。
    ⇒“10.4 PDFファイル保存

  • 指定できる文字については、以下を参照してください。
    ⇒“第12章 COBOLアプリケーション連携時に指定できる文字

以下に、指定例を示します。

帳票管理サーバがSolaris/Linux、またはアプリケーションサーバがSolaris/Linuxの場合

例:
「/home/user1/envfile」にあるPDF文書情報ファイル「pdfatrfile.txt」を指定する場合
(Bourneシェルを使用)

LM_PDF_ATTRIBUTE_FILE=/home/user1/envfile/pdfatrfile.txt
export  LM_PDF_ATTRIBUTE_FILE
帳票管理サーバ、またはアプリケーションサーバがWindowsの場合

例:
「c:\tmp\envfile」にあるPDF文書情報ファイル「pdfatrfile.txt」を指定する場合
(コマンドプロンプトを使用)

SET LM_PDF_ATTRIBUTE_FILE=c:\tmp\envfile\pdfatrfile.txt