帳票をプリンタに出力する場合に、帳票の出力時に指定できる機能、および指定の優先順序について示します。
これらの印刷の情報は、「印刷属性ファイル」で指定できます。
印刷情報は、帳票をプリンタに出力する以下の場合のみ有効です。
List Works Print Agentでプリンタに出力する場合
List Works Workstationで、出力装置にPrint Managerで定義したプリンタを指定した場合
注意
印刷属性ファイル、および印刷属性ファイルに指定するキーワードの注意事項については、以下を参照してください。
⇒“11.3 印刷属性ファイル”
なお、以下の表中の数字((1)、(2)など)は、複数の方法で指定できる機能の帳票出力時の優先順序を意味しています。
印刷属性ファイルのセクション名 | 情報種別 | 印刷属性ファイルの[JOB]セクションの | 情報の内容 | 帳票定義体/画面帳票定義体での指定(*1) | 帳票出力時の指定種別 | |||||
---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|
印刷 | 環境 | 環境CMD | 環境 | |||||||
[JOB] | タイトル(*3) | - | (2) | (1) | - | - | ||||
コメント(*4) | - | (2) | (1) | (3) | - | |||||
印刷部数 | 部数 | - | ○ | - | - | - | ||||
印刷属性情報 | 出力開始時の動作モード | モード | - | ○ | - | - | - | |||
保留解除 | - | ○ | - | - | - | |||||
保留解除 | - | ○ | - | - | - | |||||
スプールドキュメントの扱い | 出力後にドキュメントを保存する | - | ○ | - | - | - | ||||
「保留」状態のドキュメントを削除する | - | ○ | - | - | - | |||||
削除するまでの時間 | - | ○ | - | - | - | |||||
削除するまでの日 | - | ○ | - | - | - | |||||
異常終了した場合の印刷ドキュメントの削除指定 | - | - | - | - | - | |||||
出力時の優先順位 | - | ○ | - | - | - | |||||
メッセージ通知先(通知メッセージ)(*5)(*6) | - | (2) | (1) | - | - | |||||
メッセージ通知先(返答メッセージ/応答メッセージ) | - | - | (1) | (2) | - | |||||
[JOB] | 印刷属性情報 | 区切りページ出力 | 区切りページ出力指定 | - | ○ | - | - | - | ||
出力内容 | - | ○ | - | - | - | |||||
給紙口名 | - | ○ | - | - | - | |||||
出力経過のメッセージ通知 | 出力開始メッセージ | - | ○ | - | - | - | ||||
用紙交換メッセージ | 用紙交換メッセージの通知 | - | (1) | - | (2) | - | ||||
指定した用紙名で用紙交換メッセージを通知 | - | (1) | - | (2) | - | |||||
常に用紙交換メッセージを通知 | - | (1) | - | (2) | - | |||||
出力完了メッセージ | 出力完了メッセージの通知 | - | ○ | - | - | - | ||||
ドキュメント識別子 | - | - | - | - | - |
印刷FILE:印刷属性ファイル
環境変数:COBLアプリケーションの実行環境で指定する環境変数
環境CMD:環境設定コマンド(*2)
環境FILE:List Manager環境設定ファイル
○:指定可能
-:指定不可または指定無効
*1:
帳票定義体および画面帳票定義体は、NetCOBOLまたはFORMで作成した帳票定義情報のことです。
*2:
環境設定コマンドで指定する場合は、以下のコマンドを使用します。
帳票属性の編集コマンド(lmedtformatrコマンド)
コマンドの詳細は、オンラインマニュアル“帳票印刷配信機能 セットアップガイド”を参照してください。
*3:
「タイトル」の指定の優先順序は以下のとおりです。
1) 環境変数LM_TITLEの指定
2) 印刷属性ファイルの指定
3) 環境変数LM_FORMNAMEの指定
*4:
「コメント」の指定の優先順序は以下のとおりです。
1) 環境変数LM_COMMENTの指定
2) 環境変数LM_PRT_ATTRIBUTE_FILEで指定した印刷属性ファイルの指定
3) 帳票属性の編集コマンド(lmedtformatrコマンド)の-commentオプションの指定
4) 帳票属性の編集コマンド(lmedtformatrコマンド)の-prtatrfileオプションで
指定した印刷属性ファイルの指定
*5:
「メッセージ通知先(通知メッセージ)」の指定の優先順序は以下のとおりです。
1) 環境変数LM_SENDMSGHOSTの指定
2) 環境変数LM_PRT_ATTRIBUTE_FILEで指定した印刷属性ファイルの指定
3) 帳票属性の編集コマンド(lmedtformatrコマンド)で指定した印刷属性ファイルの指定
*6:
以下を使用する場合、帳票登録時に指定したメッセージ通知先を変更することができます。
・帳票の削除/ 一覧表示/ 複写/ 移動コマンド(lmoprprint コマンド)
・帳票の出力/ 出力中止コマンド(lmoprform コマンド)
・帳票管理Javaインタフェース
各コマンドの詳細は、オンラインマニュアル“帳票印刷配信機能 運用ガイド”を参照してください。
帳票管理Javaインタフェースの詳細は、“帳票印刷配信機能 アプリケーション作成ガイド 帳票管理編”を参照してください。
*7:
指定したどのメッセージ通知先にもメッセージが通知できない場合、帳票出力サーバに通知されます。