COBOLアプリケーション連携機能で使用する帳票、および出力する帳票に関する情報を指定する環境変数です。
COBOLアプリケーション連携機能を利用する場合、帳票名は必ず指定します。
COBOLアプリケーション連携機能を利用して出力する帳票の帳票名を設定する環境変数です。
この環境変数は、必ず指定してください。
帳票名は、帳票属性の編集コマンド(lmedtformatrコマンド)で指定した帳票名を64バイト以内の文字列で指定します。
注意
指定した帳票名が64バイトを超えるとCOBOLアプリケーション実行時にエラーになります。
ポイント
指定できる文字については、以下を参照してください。
⇒“第12章 COBOLアプリケーション連携時に指定できる文字”
以下に、指定例を示します。
例:
帳票名に「lmform」を指定する場合(Bourneシェルを使用)
LM_FORMNAME=lmform export LM_FORMNAME
例:
帳票名に「lmform」を指定する場合(コマンドプロンプトを使用)
SET LM_FORMNAME=lmform
COBOLアプリケーション連携機能を利用して出力する帳票(PDFファイル)のファイル名を設定する環境変数です。
PDFファイルの出力先フォルダは、論理デバイスの編集コマンド(lmedtdevコマンド)で指定します。したがって、この環境変数で指定するPDFファイル名は、ファイル名のみ指定します。
また、指定するPDFファイル名は、論理デバイスの編集コマンド(lmedtdevコマンド)で指定した出力フォルダ名と合わせて260バイト以内で指定してください。
注意
指定したファイル名が出力フォルダ名と合わせて260バイトを超えると、帳票出力サーバで帳票の出力時にエラーになります。
「ダブルクォーテーション(")」は指定しないでください。指定した場合、帳票が出力されず、帳票の出力状態が「配信待ち」のままとなることがあります。
帳票の出力状態が「配信待ち」のままとなった場合は、List Managerの帳票一覧画面、帳票の出力/出力中止コマンド(lmoprprintコマンド)、または帳票管理Javaインタフェースで帳票の出力の強制中止を行ってください。
COBOLアプリケーション連携機能を利用してPDFファイルを出力する場合、論理デバイスの編集コマンド(lmedtdevコマンド)で出力フォルダを必ず指定してください。
COBOLアプリケーション連携機能を利用してPDFファイルを出力する場合、帳票属性の編集コマンド(lmedtformatrコマンド)では、出力ファイル名をフルパスで指定しないでください。
同一ファイル名がすでに存在する場合は、アクセス権があれば新しいファイルに置き換えられます。アクセス権がない場合は、PDFファイル保存に失敗します。
同一ファイル名がすでに存在する場合にPDFファイル保存に失敗したときは、元のPDFファイルも削除されることがあります。
ポイント
指定できる文字については、以下を参照してください。
⇒“第12章 COBOLアプリケーション連携時に指定できる文字”
なお、出力するPDFファイルのファイル名は、以下の優先順序で有効になります。
この環境変数で指定したPDFファイル名
帳票属性の編集コマンド(lmedtformatrコマンド)で指定した「出力ファイル名」
1.、2.の両方での指定を省略した場合は、「(配信通番).pdf」
作成されたPDFファイルは、論理デバイスの編集コマンド(lmedtdevコマンド)で指定した出力フォルダに保存されます。
以下に、指定例を示します。
例:
帳票を「uriage.pdf」というPDFファイル名で出力する場合(Bourneシェルを使用)
LM_OUTPUT_FILE_NAME=uriage.pdf export LM_OUTPUT_FILE_NAME
例:
帳票を「uriage.pdf」というPDFファイル名で出力する場合(コマンドプロンプトを使用)
SET LM_OUTPUT_FILE_NAME=uriage.pdf