ページの先頭行へ戻る
Interstage List Works for Modernization V11.0.0 帳票印刷配信機能アプリケーション作成ガイド 帳票出力編

9.3.6 識別情報に関する環境変数

COBOLアプリケーション連携機能を利用して出力する帳票に識別情報を指定する環境変数です。

●LM_TITLE

COBOLアプリケーション連携機能利用して出力する帳票のタイトルを指定する環境変数です。

帳票のタイトルは、64バイト以内の文字列で指定します。

注意

  • 指定した帳票のタイトルが64バイトを超えるとCOBOLアプリケーション実行時にエラーになります。

  • タイトルには、「ダブルクォーテーション(")」を指定しないでください。指定した場合、帳票が出力されず、帳票の出力状態が「配信待ち」のままとなることがあります。
    帳票の出力状態が「配信待ち」のままとなった場合は、List Managerの帳票一覧画面、帳票の出力/出力中止コマンド(lmoprprintコマンド)、または帳票管理Javaインタフェースで帳票の出力の強制中止を行ってください。

  • 環境変数LANGおよびList Manager管理データベースの文字コード系によって、実際に指定したバイト数よりList Manager管理データベースに登録される文字列のバイト数が短くなることがあります。詳細については、以下を参照してください。
    ⇒“C.1 List Managerで扱える文字コード系

ポイント

指定できる文字については、以下を参照してください。
⇒“第12章 COBOLアプリケーション連携時に指定できる文字

なお、この環境変数で指定した帳票のタイトルは、List Managerにおける帳票のタイトル、Print Managerの印刷操作画面における印刷名、または出力されるPDFファイルのタイトルなどに利用されます。

以下に、帳票のタイトルが利用される場合ごとに、タイトルの指定方法とその指定の優先順位について説明します。

帳票の「タイトル」として表示される

List Managerの以下の各画面で、帳票の「タイトル」として表示されます。

  • List Managerの帳票一覧画面

  • List Managerの詳細表示画面

  • List Managerの帳票ブラウザの各画面

上記の帳票のタイトルの指定は、以下の優先順序で有効になります。

  1. この環境変数で指定した帳票のタイトル

  2. 環境変数LM_FORMNAMEで指定した帳票名

帳票の「タイトル」として取得、一覧表示される

List Managerで以下の操作を行った場合、帳票の「タイトル」として取得、一覧表示されます。

  • 帳票の削除/一覧表示/複写/移動コマンド(lmoprformコマンド)の一覧表示結果

  • 帳票管理Javaインタフェースでの取得結果

上記の帳票のタイトルの指定は、以下の優先順序で有効になります。

  1. この環境変数で指定した帳票のタイトル

  2. 環境変数LM_FORMNAMEで指定した帳票名

「印刷名」として利用される(帳票出力サーバにPrint Managerがインストールされている場合)

Print Managerの印刷操作画面に、「印刷名」として表示されます。

  • ドキュメントグループの印刷名

  • ドキュメントグループ内のドキュメントの印刷名

上記の印刷名の指定は、以下の優先順序で有効になります。

  • ドキュメントグループの印刷名の場合

  1. この環境変数で指定した帳票のタイトル

  2. 印刷属性ファイルのtitleキーワードで指定した帳票のタイトル

  3. 環境変数LM_FORMNAMEで指定した帳票名

  • ドキュメントグループ内のドキュメントの印刷名の場合

  1. この環境変数で指定した帳票のタイトル

  2. プリンタ情報ファイルのPRTIDキーワードで指定した印刷名

  3. 環境変数LM_FORMNAMEで指定した帳票名

帳票の「タイトル」として表示される(帳票を電子保存した場合)

電子保存は、Interstage List Manager互換のための機能です。

List Worksのリストナビに、帳票の「タイトル」として表示されます。

帳票のタイトルの指定は、以下の優先順序で有効になります。

  1. この環境変数で指定した帳票のタイトル

  2. 電子帳票情報ファイルのTITLEキーワードで指定した帳票のコメント

  3. 環境変数LM_FORMNAMEで指定した帳票名

「PDFファイルのタイトル」として表示される(帳票をPDFファイル保存した場合)

Adobe Readerの文書情報に、「PDFファイルのタイトル」として表示されます。

PDFファイルのタイトルの指定は、以下の優先順序で有効になります。

  1. この環境変数で指定した帳票のタイトル

  2. PDF文書情報ファイルのPDF-TITLEキーワードで指定したPDFファイルのタイトル

  3. 環境変数LM_FORMNAMEで指定した帳票名


以下に、指定例を示します。

帳票管理サーバがSolaris/Linux、またはアプリケーションサーバがSolaris/Linuxの場合

例:帳票のタイトルに「tokyouriage」を指定する場合(Bourneシェルを使用)

LM_TITLE=tokyouriage
export  LM_TITLE
帳票管理サーバ、またはアプリケーションサーバがWindowsの場合

例:帳票のタイトルに「tokyouriage」を指定する場合(コマンドプロンプトを使用)

SET LM_TITLE=tokyouriage

●LM_COMMENT

COBOLアプリケーション連携機能利用して出力する帳票のコメントを指定する環境変数です。

帳票のコメントは、64バイト以内の文字列で指定します。

注意

  • 指定した帳票のコメントが64バイトを超えるとCOBOLアプリケーション実行時にエラーになります。

  • コメントには、「ダブルクォーテーション(")」を指定しないでください。指定した場合、帳票が出力されず、帳票の出力状態が「配信待ち」のままとなることがあります。
    帳票の出力状態が「配信待ち」のままとなった場合は、List Managerの帳票一覧画面、帳票の出力/出力中止コマンド(lmoprprintコマンド)、または帳票管理Javaインタフェースで帳票の出力の強制中止を行ってください。

  • 環境変数LANGおよびList Manager管理データベースの文字コード系によって、実際に指定したバイト数よりList Manager管理データベースに登録される文字列のバイト数が短くなることがあります。詳細については、以下を参照してください。
    ⇒“C.1 List Managerで扱える文字コード系

ポイント

指定できる文字については、以下を参照してください。
⇒“第12章 COBOLアプリケーション連携時に指定できる文字

なお、この環境変数で指定した帳票のコメントは、List Managerにおける帳票のコメント、Print Managerの印刷操作画面におけるドキュメントおよびドキュメントグループのコメント、または出力されるPDFファイルのサブタイトルなどに利用されます。

以下に、帳票のコメントが利用される場合ごとに、コメントの指定方法とその指定の優先順位について説明します。

帳票の「コメント」として表示される

List Managerの以下の各画面で、帳票の「コメント」として表示されます。

  • List Managerの帳票一覧画面

  • List Managerの詳細表示画面

  • List Managerの帳票ブラウザの各画面

上記の帳票のコメントの指定は、以下の優先順序で有効になります。

  1. この環境変数で指定した帳票のコメント

  2. 帳票属性の編集コマンド(lmedtformatrコマンド)で指定した帳票のコメント

  3. 1.、2.の指定を省略した場合は、設定されない

帳票の「コメント」として取得、一覧表示される

List Managerで以下の操作を行った場合、帳票の「コメント」として取得、一覧表示されます。

  • 帳票の削除/一覧表示/複写/移動コマンド(lmoprformコマンド)の一覧表示結果

  • 帳票管理Javaインタフェースでの取得結果

上記の帳票のコメントの指定は、以下の優先順序で有効になります。

  1. この環境変数で指定した帳票のコメント

  2. 帳票属性の編集コマンド(lmedtformatrコマンド)で指定した帳票のコメント

  3. 1.、2.の指定を省略した場合は、設定されない

「ドキュメントグループのコメント」または「ドキュメントのコメント」として利用される
(帳票出力サーバにPrint Managerがインストールされている場合)

Print Managerの印刷操作画面で、Print Managerの印刷操作画面に表示される「ドキュメントグループのコメント」、およびドキュメントグループ内の「ドキュメントのコメント」として表示されます。

上記のコメントの指定は、以下の優先順序で有効になります。

  1. この環境変数で指定した帳票のコメント

  2. 環境変数LM_PRT_ATTRIBUTE_FILEで指定した印刷属性ファイルのcommentキーワードで指定した帳票のコメント

  3. 帳票属性の編集コマンド(lmedtformatrコマンド)の-commentオプションで指定した帳票のコメント

  4. 帳票属性の編集コマンド(lmedtformatrコマンド)の-prtatrfileオプションで指定した印刷属性ファイルのcommentキーワードで指定した帳票のコメント

  5. 1.~4.の指定を省略した場合は、設定されません。

帳票の「コメント」として表示される(帳票を電子保存した場合)

電子保存は、Interstage List Manager互換のための機能です。

List Worksのリストナビに、帳票の「コメント」として表示されます。

帳票のコメントの指定は、以下の優先順序で有効になります。

  1. この環境変数で指定した帳票のコメント

  2. 環境変数LM_LW_ATTRIBUTE_FILEで指定した電子帳票情報ファイルのSTITLEキーワードで指定した帳票のコメント

  3. 帳票属性の編集コマンド(lmedtformatrコマンド)の-lwatrfileオプションで指定した電子帳票情報ファイルのSTITLEキーワードで指定した帳票のコメント

  4. 帳票属性の編集コマンド(lmedtformatrコマンド)の-commentオプションで指定した帳票のコメント

  5. 1.~4.の指定を省略した場合は、設定されません。

「PDFファイルのサブタイトル」として表示される(帳票をPDFファイル保存した場合)

Adobe Readerの文書情報に、「PDFファイルのサブタイトル」として表示されます。

PDFファイルのサブタイトルの指定は、以下の優先順序で有効になります。

  1. この環境変数で指定したPDFファイルのサブタイトル

  2. 環境変数LM_PDF_ATTRIBUTE_FILEで指定したPDF文書情報ファイルの
    PDF-SUBTITLEキーワードで指定したPDFファイルのサブタイトル

  3. 帳票属性の編集コマンド(lmedtformatrコマンド)の-pdfatrfileオプションで指定したPDF文書情報ファイルのPDF-SUBTITLEキーワードで指定したPDFファイルのサブタイトル

  4. 帳票属性の編集コマンド(lmedtformatrコマンド)の-commentオプションで指定した帳票のコメント

  5. 1.~4.の指定を省略した場合は、設定されません。


以下に、指定例を示します。

帳票管理サーバがSolaris/Linux、またはアプリケーションサーバがSolaris/Linuxの場合

例:
帳票のコメントに「この帳票は社外秘です」を指定する場合(Bourneシェルを使用)

LM_COMMENT=この帳票は社外秘です
export  LM_COMMENT
帳票管理サーバ、またはアプリケーションサーバがWindowsの場合

例:
帳票のコメントに「この帳票は社外秘です」を指定する場合(コマンドプロンプトを使用)

SET LM_COMMENT=この帳票は社外秘です