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Interstage List Works for Modernization V11.0.0 帳票印刷配信機能セットアップガイド クラスタ編

11.4.1 List Manager管理データベースの作成

データベース構築スクリプトを使用して、List Manager管理データベースを作成します。

以下の手順に従って、運用ノードでList Manager管理データベースを作成します。

=操作手順=
  1. データベース構築スクリプトを編集します。
    複写した以下のファイルをテキストエディタで開いて編集してください。

    • user_create_lmrdbsys.dat

    • dbs_create_lmrdbsys.dat

    • tbl_create_lmrdbsys.dat

    user_create_lmrdbsys.datの編集

    List Manager管理データベースにアクセスユーザのパスワード(初期値は「listmgr1」)を設定します。

    編集箇所を、太字下線で示します。

    CREATE USER lmuser WITH DBMS PASSWORD 'listmgr1' FOR USER;

    注意

    • セキュリティを考慮し、パスワードは初期値以外の値に変更してください。

    • パスワードは、英字、数字、特殊文字、拡張文字で構成される6~8バイトの文字列で指定します。文字列中には、2つ以上の英字、1つ以上の数字、特殊文字、または拡張文字を含んでいる必要があります。ユーザ名と同じもの、ずらしたもの、または反転したものは指定できません。

    • パスワードに指定できる特殊文字および拡張文字は、以下のとおりです。
      ・特殊文字(以下の半角文字)
      「,」、「(」、「)」、「.」、「:」、「;」、「=」、「*」、「+」、「-」、「/」、「?」、「<」、「>」、「%」、「_」、「’」、「"」
      引用符「'」を指定する場合は、引用符「'」を2つ連続して記述してください。
      ・拡張文字(以下の半角文字)
      「@」、「\」、「#」

    dbs_create_lmrdbsys.datの編集

    dbs_create_lmrdbsys.datファイルをテキストエディタで開いて、データベーススペース用のボリュームのパスに変更します。

    ここでは、“10.3 共用ディスク上に作成するボリュームについて”で作成したデータベーススペース用(情報の定義・管理用)のローデバイス「volume0006」、データベーススペース用(インデックス用)のローデバイス「volume0007」を指定します。

    編集箇所を、太字下線で示します。

    CREATE DBSPACE LMGR_DEF_TAB ALLOCATE RAWDEVICE /dev/sfdsk/class0001/dsk/volume0006;
    CREATE DBSPACE LMGR_DEF_IDX ALLOCATE RAWDEVICE /dev/sfdsk/class0001/dsk/volume0007;
    tbl_create_lmrdbsys.datの編集

    tbl_create_lmrdbsys.datファイルをテキストエディタで開いて、ディスクスペースの見積もり値に変更します。

    tbl_create_lmrdbsys.datファイルの編集方法については、オンラインマニュアル“セットアップガイド”の“2.4.10.2 データベース構築スクリプトの編集”を参照してください。

  2. データベース構築スクリプトを実行します。
    データベース構築スクリプト(create_lmrdbsys.sh)を実行し、List Manager管理データベースを作成します。
    -cオプションを指定します。
    以下に、コマンド実行例を示します。

    cd /var/opt/FJSVlstm/db/symfoware/create
    ./create_lmrdbsys.sh -c

    ポイント

    データベース構築スクリプトの詳細については、オンラインマニュアル“帳票印刷配信機能 セットアップガイド”を参照してください。

  3. ログファイルを確認します。
    データベース構築スクリプトの実行が完了したら、ログファイル(create_lmrdbsys.log)を参照して、List Manager管理データベースの作成中にエラーが発生していないことを確認します。ログファイルは、データベース構築スクリプトの実行カレントディレクトリに出力されます。

    注意

    データベース構築スクリプトの実行でエラーが発生した場合、以下の手順でデータベース構築スクリプト実行前の状態に戻します。

    1. RMSを停止します。

    2. 7.3.2 リソースの作成”で作成したRDBリソースを削除します。

    3. クラスタアプリケーションを起動します。

    4. データベース削除スクリプト(drop_lmrdbsys.sh)にオプション(-c)を指定して実行します。drop_lmrdbsys.shは、「/opt/FJSVlstm/db/symfoware/drop」ディレクトリ配下に格納されています。