ここでは、Symfowareを利用する場合に、共用ディスク上に作成が必要なボリュームについて説明します。
共用ディスクを使用してクラスタシステムを構築する場合、List Managerの帳票資源格納用のボリューム、およびList Manager管理データベースの資源格納用のボリュームを作成する必要があります。なお、List Manager管理データベースの資源格納用のボリュームはRAWデバイスとして使用します。
以下に、共用ディスク上に作成するボリュームについて示します。
ボリューム | ボリューム名(例)(*1) | 配置ファイル域 | |
---|---|---|---|
List Managerの帳票資源格納用 | volume0001 | ファイルシステム | |
List Manager管理データベースの資源格納用(Symfoware資源格納用) | RDB ディレクトリ用 | volume0002 | RAWデバイス |
RDB ディクショナリ用 | volume0003 | RAWデバイス | |
ログ管理ファイル用 | volume0004 | RAWデバイス | |
テンポラリログファイル用 | volume0005 | RAWデバイス | |
データベーススペース用(情報の定義・管理用)(*2) | volume0006 | RAWデバイス | |
データベーススペース用(インデックス用)(*2) | volume0007 | RAWデバイス |
*1:
ここで示すボリューム名は一例です。運用に合わせてボリューム名を指定してください。
本書では、ここで示す例にしたがって環境を構築します。
*2:
データベーススペース用のボリュームは、以下のテーブルスペース用に2つ作成してください。
- 情報の定義・管理用(LMGR_DEF_TAB)
- インデックス用(LMGR_DEF_IDX)
共用ディスクに作成するボリュームのサイズは、オンラインマニュアル“セットアップガイド”の“2.4.1 ディスクスペースの見積もり”を参照して、運用に合わせたサイズを見積もってください。