GlassFish 5ではCmdlineリソースを利用し、サービスの起動/停止および切り替え処理を行います。
以下の手順に従って、各ノード(運用ノード、待機ノード)で、Interstage Application ServerのCmdlineリソースを準備します。
Cmdlineリソースを複写します。各ノード(運用ノード、待機ノード)で、Interstage Application ServerのCmdlineリソースのサンプルを任意のディレクトリ配下に以下のファイル名で複写します。
userApplication名.Cmdlineリソース名
なお、複写するディレクトリはローカルディスク内に設定します。また、ファイルは各ノードで同一の位置に格納します。
複写元 | /opt/FJSViaps/glassfish5/etc/HA/PRIMECLUSTER/PCMI_INTERSTAGE |
/opt/FJSViaps/glassfish5/etc/HA/PRIMECLUSTER/AHS_INTERSTAGE | |
複写先 | /export/home/user/userApp_0.PCMI_INTERSTAGE |
/export/home/user/userApp_0.AHS_INTERSTAGE |
上記では、複写先のディレクトリを「/export/home/user」、userApplication名を「userApp_0」としています。
Cmdlineリソース環境変数を追加します。userApp_0.PCMI_INTERSTAGEファイルをテキストエディタで開いて、以下の環境変数を先頭に追加します。
環境変数 | 設定値 |
---|---|
LANG | List Manager 管理データベースの文字コード系と合致するロケールを指定します。以下に、設定できる値を示します。 ja_JP.PCK:Shift-JISコード系 ja_JP.UTF-8:UNICODE(UTF8)コード系 |
LC_ALL | 「""」を設定します。 |
以下は、UNICODE(UTF8)コード系の場合の例です。
#!/bin/sh # # Copyright All Right Reserved # Copyright (c) FUJITSU LIMITED 2021 # # FUJITSU Software Interstage Application Server # PCMI Service (glassfish) Start/Stop/Check script # LANG=ja_JP.UTF-8; export LANG LC_ALL=""; export LC_ALL # Please do not edit it after this. STARTCMD='/var/opt/FJSViaps/glassfish5/pcmi/FJSVpcmi start' STOPCMD='/var/opt/FJSViaps/glassfish5/pcmi/FJSVpcmi stop' STATUSCMD='/opt/FJSViaps/pcmi/bin/pcmistat /var/opt/FJSViaps/glassfish5/pcmi'
ポイント
userApplication名については、以下を参照してください。
⇒“7.3.3 クラスタアプリケーションの作成”
注意
複写後に、複写されたファイルに実行権限を付与してください。