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Interstage List Works for Modernization V11.0.0 帳票印刷配信機能セットアップガイド

3.9.4 デバイス情報の設定

デバイスに関連する情報には、以下のものがあります。

以下に、デバイス情報として設定する情報のうち、他の設定情報に関連する項目を四角で囲み、プリンタモデルコード名を軸に、それぞれのデバイス情報が関連することを示します。

3.9.4.1 プリンタモデルコード(選択)

プリンタモデルコードとは、プリンタを識別・管理するためのコードです。

論理デバイスの出力方法が、「帳票配信型の場合のプリンタ(印刷)」のときのみ設定します。

プリンタモデルコードは、論理デバイスおよびプリンタ構成を定義する場合に指定します。

定義したプリンタモデルコードに対し、プリンタ構成を定義することで、論理デバイスの定義時には、プリンタモデルコードを指定するだけでプリンタ構成まで定義できます。

プリンタ構成情報が同一の場合は、プリンタ構成情報を何度も定義する必要がなく、同一のプリンタモデルコードを指定するだけで設定が簡略化できます。

また、プリンタモデルコードの定義、プリンタ構成の定義とあわせて用紙コードや帳票属性を定義することで、List Managerで自動的に給紙口の選択をすることができます。

プリンタモデルコードを定義するには、プリンタモデルコードの編集コマンド(lmedtprmodelコマンド)を実行します。定義したプリンタモデルコードを変更/削除/一覧表示する場合にも、このコマンドを実行します。

このコマンドについては、以下を参照してください。
⇒“9.2.7.1 lmedtprmodelコマンド

以下に、プリンタモデルコードを定義するときに設定する項目について示します。

プリンタモデルコードの設定項目

設定項目

説明

プリンタモデルコード

プリンタを識別・管理するためのコードです。

コメント

プリンタモデルコードに対するコメント(説明)です。

ポイント

ホスト帳票連携型で運用する場合は、lmedtprmodel コマンドで定義したプリンタモデルコードの情報は無効になります。

3.9.4.2 プリンタ構成(選択)

論理デバイスの出力方法が、「帳票配信型の場合のプリンタ(印刷)」のときのみ設定します。プリンタの給紙口名、用紙サイズなど、プリンタに関する情報です。プリンタ構成にしたがって、帳票が出力先へ出力されます。

あらかじめ定義したプリンタモデルコードおよび用紙コードを組み合わせて、プリンタ構成を定義します。

プリンタ構成を定義するには、プリンタ構成の編集コマンド(lmedtprinfoコマンド)を実行します。

定義したプリンタ構成を変更/削除/一覧表示する場合にも、このコマンドを実行します。

このコマンドについては、以下を参照してください。
⇒“9.2.7.2 lmedtprinfoコマンド

以下に、プリンタ構成を定義するときに設定する項目について、論理あて先タイプ別に示します。

プリンタ構成の設定項目

設定項目

論理あて先タイプ

説明

帳票配信用

Web手元印刷用

プリンタモデルコード

プリンタを識別・管理するためのコードです。

用紙コード

帳票によって用紙サイズや用紙種別が異なる場合に、用紙を識別・管理するためのコードです。

給紙口名

印刷プリンタの給紙口名です。

用紙サイズ

用紙サイズです。

用紙縦サイズ

用紙の縦サイズです。

用紙横サイズ

用紙の横サイズです。

◎:必須
○:必要
-:不要


*1:
プリンタモデルコードの定義、プリンタ構成の定義とあわせて用紙コードや帳票属性を定義することで、List Managerで自動的に給紙口の選択をすることができます。
自動的に給紙口を選択して帳票出力する設定例については、以下を参照してください。
⇒“3.9.6.7 用紙情報に合わせて給紙口を選択するための設定

3.9.4.3 論理デバイス(必須)

論理デバイスとは、帳票配信型の場合の出力方法(印刷、電子保存(Interstage List Manager互換のための機能)、PDFファイル保存)、Web手元印刷型の場合の出力方法(PDFファイル、OWFファイル)、通信対象コンピュータ名、印刷プリンタ名など、実際の出力装置に関する情報です。論理あて先と実際の出力装置を関連付けるための情報となり、この情報にしたがって帳票が配信されるため、帳票配信するために設定は必須です。

論理デバイスを定義するには、論理デバイスの編集コマンド(lmedtdevコマンド)を実行します。

定義した論理デバイスを変更/削除/一覧表示する場合にも、このコマンドを実行します。

このコマンドについては、以下を参照してください。
⇒“9.2.7.3 lmedtdevコマンド

以下に、論理デバイスを定義するときに設定する項目について、論理あて先タイプ別に示します。

論理デバイスの設定項目

設定項目

論理あて先タイプ

説明

帳票配信用

Web
手元印刷用

論理デバイス

論理デバイスの名称を指定します。

出力方法

帳票の出力方法を指定します。

帳票の出力方法には、以下の種類があります。

  • 帳票配信型の場合

    • 印刷

    • 電子保存(Interstage List Manager互換のための機能)

    • PDFファイル保存

  • Web手元印刷型の場合

    • PDFファイル

    • OWFファイル

通信対象コンピュータ名

帳票出力サーバのコンピュータ名を指定します。

印刷プリンタ名

◎(*1)

帳票出力サーバに接続されている印刷プリンタ名を指定します。

指定する印刷プリンタ名には、出力方法によって以下の名前を指定してください。

  • 出力方法が「帳票配信型の場合のプリンタ(印刷)」の場合

        プリンタ名
  • 出力方法が「帳票配信型の場合のList Works(電子保存(Interstage List Manager互換のための機能))」の場合

        電子保存装置名

出力フォルダ

(*2)

PDFファイルまたはOWFファイルを格納するフォルダを指定します。

電子保存時の保管フォルダパス名

帳票を電子保存するリスト管理サーバ上の保管フォルダのディレクトリ名を指定します。

なお、電子保存は、Interstage List Manager互換のための機能です。

プリンタモデルコード

プリンタを識別・管理するためのコードを指定します。

この情報は、ホスト帳票連携型で運用する場合は、無効になります。

原点位置指定単位

帳票登録時の原点位置を指定します。

この情報は、ホスト帳票連携型で運用する場合は、無効になります。

原点位置縦方向(ミリ単位)

原点位置横方向(ミリ単位)

原点位置縦方向(インチ単位)

原点位置横方向(インチ単位)

機器メーカー名

機器のメーカー名を指定します。

機器型名

機器の型名を指定します。

コメント

論理デバイスに対するコメントです。

定義したコメントは、論理あて先一覧画面の「出力先」に表示されます。

論理デバイス区分

部門単位などで論理デバイスを分類するための区分を指定します。

論理デバイス区分を設定することによって、操作画面の出力先切り替え画面で、切り替え先を論理デバイス区分で絞り込んで表示することができます。

カスタマイズ項目1~8

拠点ごとに論理デバイスの定義を分類する場合に設定する項目を指定します。

用紙交換メッセージ表示指定

用紙交換メッセージの表示方法を指定します。

PDF文書情報ファイル名

帳票登録時に使用するPDF文書情報ファイルパス名を指定します。

メッセージ通知先

通知メッセージを通知するクライアントのコンピュータを指定します。

◎:必須
○:有効
-:無効


*1:
出力方法が「印刷」、「電子保存(Interstage List Manager互換のための機能)」の場合、必須です。

*2:
出力方法が「PDFファイル保存」の場合、必須です。

注意

コンピュータ名とTCP/IPのホスト名は同一となるようネットワークの設定を行ってください。コンピュータ名とTCP/IPのホスト名が異なる場合は、通信対象コンピュータ名にIPアドレスを指定してください。