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Linkexpress Replication optionV5.0L25 システム設計ガイド

6.3.3 RLP管理オブジェクト・RLM・RLCの資源見積り

RLP管理オブジェクトの容量見積り

RLP管理オブジェクトの容量見積りは、RLP管理オブジェクトスペース量の見積り値として、以下の値を参考にしてください。この見積り値は、容量に十分な余裕を持たせた値となっています。

表6.1 見積り値

DSI数 (注)

RLP管理オブジェクトスペース量

1000

10M

5000

37M

10000

71M

100000

684M

1000000

6800M ≒ 6.8G

注) 表のDSI数+順序の数+格納データを暗号化しているデータベーススペースの数


RLP管理オブジェクトの容量見積りを詳細に行う場合は、以下の表をもとに各情報のスペース量を算出します。

算出されたスペース量の合計値がRLP管理オブジェクトのスペース量です。

表6.2 RLP管理オブジェクトの見積り

情報名

種別

格納構造

見積り要素またはスペース量

備考

資源対応関係管理情報

SEQUENTIAL構造

レコード長=1086byte
ページ長=32KB
ページ内格納域長=32674
ページ超えレコード=なし
ページ内レコード数=30
総レコード数=対象の資源数(注)

インデックス(主キー)

BTREE構造のデータ部

エントリ長=32
セクション長=322
ページ内セクション数=25
ページ内エントリ数=125
表のレコード数=対象の資源数(注)
ページ長=8KB

BTREE構造のインデックス部

エントリ長=24
セクション長=242
ページ内セクション数=16
ページ内エントリ数=80
データ部のページ数=上記“BTREE構造のデータ部”を参照
ページ長=4KB

インデックス(二次キー)

BTREE構造のデータ部

エントリ長=32
セクション長=322
ページ内セクション数=25
ページ内エントリ数=125
表のレコード数=対象の資源数(注)
ページ長=8KB

BTREE構造のインデックス部

エントリ長=24
セクション長=242
ページ内セクション数=16
ページ内エントリ数=80
データ部のページ数=上記“BTREE構造のデータ部”を参照
ページ長=4KB

メッセージ連携管理情報

SEQUENTIAL構造

512KB

スペース量は、固定です。

インデックス(主キー)

BTREE構造のデータ部

205KB

BTREE構造のインデックス部

51KB

インデックス(二次キー)

BTREE構造のデータ部

205KB

BTREE構造のインデックス部

51KB

RERUNログ反映状態管理情報

SEQUENTIAL構造

レコード長=1078byte
ページ長=32KB
ページ内格納域長=32674
ページ超えレコード=なし
ページ内レコード数=30
総レコード数=対象の資源数(注)

インデックス

BTREE構造のデータ部

資源対応関係管理情報と同じ

BTREE構造のインデックス部

資源対応関係管理情報と同じ

RERUNログ抽出ファイル管理情報

SEQUENTIAL構造

512KB

スペース量は、固定です。

インデックス

BTREE構造のデータ部

410KB

BTREE構造のインデックス部

102KB

注) 対象の資源数:対象となる「表のDSI数+順序の数+格納データを暗号化しているデータベーススペースの数」

ポイント

  • 上記の表の見積りは、“Symfoware Server RDB運用ガイド(データベース定義編)”を参照してください。なお、RLP管理オブジェクトの場合は、表、インデックス共通で安全率=3.0を推奨します。

  • RLP管理オブジェクト(RLP単位の表とインデックスのDSI)は、メモリ常駐することを推奨しています。RLP管理オブジェクトをメモリ常駐する場合のメモリ容量の見積りは、上記の容量見積りをもとに算出してください。もし、システムのメモリ量の関係ですべてのデータをメモリ常駐できない場合は、少なくともインデックスに関してはメモリ常駐し、表については極力多くのメモリを割り付けるようにしてください。

参照

  • 見積り要素からスペース量の算出を行う場合の見積り式については、“Symfoware Server RDB運用ガイド(データベース定義編)”を参照してください。

  • メモリ常駐については、“6.4.2 BC管理DBのチューニング”を参照してください。

RLMの容量見積り

RLP定義ファイルのRLM_OWN_SEND_DEVICEパラメタおよびRLM_OWN_RECV_DEVICEパラメタに指定するファイルを配置するディレクトリには、それぞれ1メガバイト以上の容量が必要です。

RLCの容量見積り

RLCの容量として、以下の2種類の値を決定する必要があります。

RLCの容量は、以下の観点から見積りを行います。

RLCファイル1つあたりの容量見積り
RLCファイル1つあたりの容量 = 「RERUNログ取得業務の実行間隔」に発生するRERUNログ量 × 安全率

安全率:2以上
RERUNログ量:RERUNログ量については、“6.3.5 RERUNログ取得環境の資源見積り”を参照してください。

RLCファイル数の見積り

RLCファイルの退避(RERUNログ取得業務)遅延に備えて10個を目安としてください。