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Linkexpress Replication optionV5.0L25 システム設計ガイド

6.4.2 BC管理DBのチューニング

DRレプリケーションがBC管理DBへのデータ操作を行う場合、処理性能を向上させるために、BC管理DBのDSIをメモリに常駐させることを推奨します。

特にインデックスのDSIはメモリに常駐させることを優先的に設計してください。

BC管理DBのDSIをメモリに常駐させるには、以下のコマンドを利用する方法があります。

rdbresidentコマンドを利用した方が、BC管理DBの任意のデータに対するアクセスは高速になります。

BC管理DBのDSIをメモリに常駐させるには、rdbresidentコマンドによるメモリ常駐を推奨します。

常駐させるDSIは以下です。

RLPのIDの確認は、lxrepdrrlpコマンドの表示結果(RLPid)から確認できます。

lxrepdrrlp -V -D

情報名

データベース名

DSI名

資源対応関係管理情報

BC構成パラメタファイルのBCMNDBパラメタに指定したデータベース名

BC_DSI_“RLPのID”_TL_CODE

インデックス

BC_DSI_“RLPのID”_IX_CODE_MAIN

インデックス

BC_DSI_“RLPのID”_IX_CODE_SUB

メッセージ連携管理情報

BC_DSI_“RLPのID”_TL_POINT

インデックス

BC_DSI_“RLPのID”_IX_POINT_MAIN

インデックス

BC_DSI_“RLPのID”_IX_POINT_SUB

RERUNログ反映状態管理情報

BC_DSI_“RLPのID”_TL_RESTART

インデックス

BC_DSI_“RLPのID”_IX_RESTART

容量監視には、rdbudsiコマンドを使用します。
容量不足が発生した場合の対処は以下です。

注意

rdbresidentコマンドによるメモリ常駐では、rdbalmdsiコマンドによる自動容量拡張およびrdbgcdsiコマ ンドによる容量拡張を利用することができません。
そのため、RLP管理オブジェクトの見積りを推奨値の安全率3.0以上で見積もっていない場合は、rdbgcdsiコマンドなどを利用することができる共用バッファプールによるメモリ常駐を推奨します。

参照

RLP管理オブジェクトの再作成については、“導入運用ガイド”を参照してください。

以下のコマンドの詳細は、“Symfoware Server コマンドリファレンス”を参照してください。

  • rdbresidentコマンド

  • rdbcrbfコマンド

  • rdbconbfコマンド

  • rdbudsiコマンド

  • rdbgcdsiコマンド