ここでは、DRレプリケーションがサポートするデータベースの機能範囲について説明します。
DRレプリケーションのサポート範囲を説明します。
DRレプリケーションでは、すべての表に一意性制約が必要です。
一時表、ビュー、監査ログはレプリケーション対象にすることはできません。
SEQUENTIAL構造のみサポートしています。
詳細および注意事項は“C.1.1 レプリケーション対象資源”を参照してください。
複写元システムでDRレプリケーションの対象となる操作を行った場合、複写先システムに反映されます。
対象となる操作の詳細および注意事項は“C.1.2 DRレプリケーションの対象となる操作”を参照してください。
Linkexpress Replication optionのコマンドを実行するためには、Symfoware Server(Nativeインタフェース)の環境変数が必要です。Symfoware Server(Nativeインタフェース)の環境変数についての詳細は、Symfoware Serverのマニュアルを参照してください。
両システムのシステム形態
DRレプリケーションを使用する際、複写元システムと複写先システムの形態を一致させる必要があります。
詳細は“C.1.3 両システムのシステム形態”を参照してください。
両システムのデータベース種
DRレプリケーションは、複写元システムと複写先システムのデータベースが、Symfoware Server (Nativeインタフェース)の場合に利用できます。
詳細は“C.1.4 両システムのデータベース種”を参照してください。
冗長化されたシステムとの連携
DRレプリケーションは、クラスタシステムとDBミラーリングシステムの組み合わせでは利用できません。
詳細は“C.1.5 冗長化されたシステムとの連携”を参照してください。
DRレプリケーションの形態
DRレプリケーションは、配布型(1:1)の場合に利用できます。
詳細および注意事項は“C.1.6 DRレプリケーションの形態”を参照してください。
両システムの運用形態
両システムの運用形態の一致要否について以下に示します。
運用の種類 | 一致要否 | 補足 |
---|---|---|
再編成運用 | 独自運用可能 | それぞれのセンターで独立した運用が可能 |
アラーム監視 | ||
容量監視 | ||
データベースの容量拡張 | ||
インデックスの自動再配置 | ||
モニタリング | ||
定義変更操作 | 一致必要 | RLPをオフラインにして、システム間で同じ操作が必要 |
ロードコマンドによるデータベースの更新 | ||
インデックスの活性・非活性 | ||
動的定義変更 | ||
DSIの切り離し | ||
リカバリなし運用 | 実施不可 | - |
運用環境の変更
| 一致必要 | 複写元システムと同様の環境設計・運用が必要
|
独自運用可能:センターごとの独自運用が可能
一致必要 :両システムの一致が必要
実施不可 :複写元システムで実施できない運用
両システムの定義形態
複写元システムと複写先システムのSymfoware Serverの定義は一致させる必要があります。
データベーススペースは、データベースを複写するため、全体のサイズを一致させておくことを推奨します。
詳細および注意事項は“C.1.7 両システムの定義形態”を参照してください。
複写元システムおよび複写先システムのサーバ種別は、以下としてください。
制御サーバ兼業務サーバ
簡易導入機能を利用した場合は、両システムともに制御サーバ兼業務サーバとなります。
制御サーバ兼業務サーバおよび簡易導入機能の詳細は、”Linkexpress 導入ガイド”を参照してください。