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Systemwalker Centric Manager V17.0.2 リファレンスマニュアル

1.2.267 opacmdrev(リモートコマンド検索コマンド)

機能説明

本コマンドは、システム監視エージェントサービスが管理している、リモートコマンドより発行された過去のコマンド、コマンド応答を、日時、ホスト名、文字列によって検索し、出力します。

リモートコマンドのログはコマンド実行元サーバに採取されます。このため、過去のコマンド、コマンド応答を検索する場合、コマンド実行元サーバで本コマンドを実行してください。例えば、Systemwalkerコンソールから発行されたコマンドは、コマンド実行元が運用管理サーバとなります。このため、本コマンドは運用管理サーバで実行してください。

記述形式

opacmdrev

[-o filename] [-n hostname] [-s starttime] [-e endtime] [-i] [-u] [-f file1,...]

オプション

-o filename:

検索結果を出力するファイル名を指定します。省略した場合、標準出力に出力されます。

-n hostname:

検索対象とするホスト名を指定します。省略した場合、すべてのシステムを対象に検索されます。

-s starttime:

検索を開始する日時を指定します。省略した場合、コマンドログファイル中の最古の日時から検索されます。starttimeは、以下形式の12桁の数字で指定します。

YYMMDDhhmmss:
YY:

西暦の下2桁。1970年から2037年までが有効です。すなわち、70~99を指定した場合は、1970年から1999年とみなされます。00~37を指定した場合は、2000年から2037年とみなされます。

MMDD:

MM月DD日

hhmmss:

hh時・mm分・ss秒

-e endtime:

検索を終了する日時を指定します。省略した場合は、コマンドログファイル中の最新の日時まで検索されます。endtimeは、-sオプションで指定するstarttimeと同じ形式で指定します。

-i:

コマンドの応答を対応するコマンドの後にまとめて出力することを指定します。省略した場合は、ロギングされた順番で結果を出力します。

-u:

リモートコマンドを発行したユーザ名、ホスト名を表示する場合に指定します。

  • Systemwalkerコンソールの[リモートコマンド実行]ウィンドウから発行したリモートコマンドの場合

    発行コマンド行にユーザ名とホスト名が付加されます。

    )

    06/06/28 11:46:57 crown  1 ls -l /  (user:guest,host:blue)
  • [リモートコマンド実行]ウィンドウ以外から発行された場合

    「-」で表示されます。

    )

    06/06/28 11:46:57 crown  1 ls -l /  (user:-,host:-)
-f file1,...:

検索するコマンドログファイルのファイル名を指定します。

同時に20個までのファイル名を指定できます。複数のファイルを指定する場合はファイル名とファイル名の間をコンマ「,」で区切るか、全体を引用符「'」または「"」で囲んで空白で区切ってください。

省略した場合は、[システム監視設定]-[通信環境定義]-[通信環境定義詳細]の[ログファイル定義]に指定したコマンドログ格納ディレクトリ内のコマンドログファイルを検索します。

復帰値

0:

正常終了 (指定した条件に一致するものがあります。)

2:

正常終了 (指定した条件に一致するものは、ありません。)

上記以外:

異常終了

参照

イベント監視用コマンド

コマンド格納場所

Windows

Systemwalkerインストールディレクトリ\MpWalker.dm\bin

UNIX

/opt/systemwalker/bin

実行に必要な権限/実行環境

【Windows】

【UNIX】

注意事項

使用例

コマンドの入力例を以下に示します。以下の条件で検索しています。

実行結果/出力形式

標準出力に、検索結果が以下の形式で出力されます。