機能説明
本コマンドは、オプション指定により、運用管理サーバ二重化(連携型)環境の設定/解除、被監視運用管理サーバの追加/削除などを行います。
記述形式
MpFwSetDup | -f 機能名 [-a -c 接続方法 -h ホスト名 -s サブネットアドレス -m サブネットマスク/プレフィックス長 -o ホスト名] |
オプション
本コマンドが実行する機能を以下から指定します。
運用管理サーバ二重化(連携型)の主系サーバの設定をする場合に指定します。
運用管理サーバ二重化(連携型)の従系サーバの設定をする場合に指定します。
運用管理サーバ二重化(連携型)の主系サーバ/従系サーバの設定を解除する場合と、連携する運用管理サーバ二重化(連携型)の従系サーバを削除する場合に指定します。
連携する運用管理サーバ二重化(連携型)の従系サーバを追加する場合に指定します。
運用管理サーバ二重化(連携型)の主系サーバを変更する場合に指定します。
本コマンドにより設定した情報を変更する場合に指定します。
本コマンドにより設定した情報を表示する場合に指定します。
-fオプションで次の機能が指定された場合に有効となります。
運用管理サーバ二重化(連携型)の主系サーバ/従系サーバの設定を解除する場合に指定します。
接続方法を指定します。
常時接続
必要時接続
-fオプションで次の機能が指定された場合に有効となります。
運用管理サーバ二重化(連携型)の主系サーバとの接続方法を指定します。省略された場合は必要時接続として設定します。
追加する運用管理サーバ二重化(連携型)の従系サーバとの接続方法を指定します。省略された場合は必要時接続として設定します。
変更後の運用管理サーバ二重化(連携型)の主系サーバとの接続方法を指定します。
連携する運用管理サーバとの接続方法を変更する場合に、変更後の接続方法を指定します。
-fオプションで次の機能が指定された場合に有効となります。
運用管理サーバ二重化(連携型)の主系サーバのホスト名を指定します。
削除する運用管理サーバ二重化(連携型)の従系サーバのホスト名を指定します。
追加する運用管理サーバ二重化(連携型)の従系サーバのホスト名を指定します。
変更後の運用管理サーバ二重化(連携型)の主系サーバのホスト名を指定します。
変更対象となるサーバのホスト名を指定します。
-fオプションで次の機能が指定され、主系サーバで実行された場合に有効となります。
運用管理サーバ二重化(連携型)の従系サーバのサブネットアドレスを指定します。
-fオプションで次の機能が指定され、主系サーバで実行された場合に有効となります。
運用管理サーバ二重化(連携型)の従系サーバのサブネットマスク/プレフィックス長を指定します。
-fオプションで次の機能が指定された場合に有効となります。
変更後のホスト名を指定します。
復帰値
正常終了。
異常終了。オプション指定が誤っているか、内部処理でエラーを検出しました。
参照
コマンド格納場所
Windows | Systemwalkerインストールディレクトリ\mpwalker.dm\bin |
Solaris | /opt/systemwalker/bin |
実行に必要な権限/実行環境
【Windows】
システム管理者(Administratorユーザ)でのみ実行可能です。
運用管理サーバで実行可能です。
【Solaris/Linux】
システム管理者(スーパーユーザ)権限が必要です。
運用管理サーバで実行可能です。
注意事項
同時に実行できるコマンドのインスタンスは1とします。
使用例1
運用管理サーバ二重化(連携型)の主系サーバの設定を実施します。
MpFwSetDup -f prm
使用例2
運用管理サーバ二重化(連携型)の従系サーバの設定を実施します。なお、運用管理サーバ二重化(連携型)の主系サーバのホスト名は「hosta」、接続方法は「必要時接続」とします。
MpFwSetDup -f sec -h hosta
使用例3
運用管理サーバ二重化(連携型)の従系サーバで、運用管理サーバ二重化(連携型)の従系サーバの追加を実施します。なお、追加する運用管理サーバ二重化(連携型)の従系サーバのホスト名は「hostb」、接続方法は「常時接続」とします。
MpFwSetDup -f add -h hostb -c 0
使用例4
運用管理サーバ二重化(連携型)の主系サーバで、運用管理サーバ二重化(連携型)の従系サーバの追加を実施します。なお、追加する運用管理サーバ二重化(連携型)の従系サーバのホスト名は「hostb」、サブネットアドレスは「10.10.10.0」、サブネットマスク/プレフィックス長は「255.255.255.0」、接続方法は「常時接続」とします。
MpFwSetDup -f add -h hostb -s 10.10.10.0 -m 255.255.255.0 -c 0
使用例5
運用管理サーバ二重化(連携型)の主系サーバ上で、連携する運用管理サーバ二重化(連携型)の従系サーバの削除を実施します。なお、削除する運用管理サーバ二重化(連携型)の従系サーバのホスト名は「hostc」とします。
MpFwSetDup -f rem -h hostc
使用例6
運用管理サーバ二重化(連携型)の主系サーバの設定解除を実施します。
MpFwSetDup -f rem -a
実行結果/出力形式
運用管理サーバ二重化(連携型)の主系サーバの設定を確認します。
出力結果の「main server」は、自ホストが主系サーバであることを意味します。
「secondary server」以下には、接続している従系サーバの情報が出力されます。
MpFwSetDup -f inf operation form : main server host name : PrimaryServer number of links server : 2 [secondary server 1] host name : SecondarySever1
運用管理サーバ二重化(連携型)の従系サーバの設定を確認します。
出力結果の「sub server」は、自ホストが従系サーバであることを意味します。
「secondary server」以下には、接続している主系サーバまたは従系サーバの情報が出力されます。
MpFwSetDup -f inf operation form : sub server host name : SecondarySever1 number of links server : 2 [secondary server 1] host name : PrimaryServer