機能説明
本コマンドは、運用管理サーバのノード情報を移出します。
記述形式
【Windows】
mpcmnout | export-file |
【Solaris/Linux】
mpcmnout.sh | export-file |
オプション
ノード情報の移出先ファイル名を指定します。
復帰値
正常終了
異常終了
参照
コマンド格納場所
Windows | Systemwalkerインストールディレクトリ\mpwalker.dm\bin |
Solaris | /opt/systemwalker/bin |
実行に必要な権限/実行環境
【Windows】
Administrator権限が必要です。
運用管理サーバで実行可能です。
【Solaris/Linux】
システム管理者(スーパーユーザ)権限が必要です。
運用管理サーバで実行可能です。
注意事項
運用管理サーバ二重化運用の場合、各部門の管理サーバはその部門内に所属(配置)する構成としてください。管理サーバが別の部門を監視する構成では、部門フォルダのサブドメイン情報が正しく移入できません。
ノードの更新対象は、同じホスト名のノードです。
ホスト名を変更したノードを移入する場合、Systemwalkerコンソールを使用して旧ホスト名のノードを削除してから、移入してください。移入先に旧ホスト名のノードが存在した場合は、IPアドレスが重複するため移入はエラーとなります。
全体監視運用および運用管理サーバ二重化運用で移出・移入される情報には、次の4種類があります。
ノードのプロパティ情報
部門フォルダのプロパティ情報
ネットワークフォルダのプロパティ情報
ノード管理ツリー内のフォルダのプロパティ情報
それぞれの詳細については、次のとおりです。
ノードのプロパティ情報
プロパティ | 全体監視 | 運用管理サーバ |
---|---|---|
表示名 | ○ | ○ |
マシン種別 | ○ | ○ |
ホスト名 | ○ | ○ |
コンピュータ名 | ○ | ○ |
Rコミュニティ名 | ○ | ○ |
Wコミュニティ名 | ○ | ○ |
インタフェースホスト名 | ○ | ○ |
IPアドレス | ○ | ○ |
サブネットマスク (注) | ○ | ○ |
MACアドレス | ○ | ○ |
インタフェース名 | ○ | ○ |
IfType | ○ | ○ |
IfSpeed | ○ | ○ |
IfIndex | ○ | ○ |
OS種別 | ○ | ○ |
OS名 | ○ | ○ |
Centric Manager運用種別 | ○ | ○ |
Operation Manager運用種別 | ○ | ○ |
△: 運用管理サーバのドメイン名がプレフィックスとして付加されます。
・新ノードは移出入されません。
注)
IPv6の場合はプレフィックス長
部門フォルダのプロパティ情報
プロパティ | 全体監視 | 運用管理サーバ |
---|---|---|
フォルダ名 | × | ○ |
サブドメイン | × | △ |
△: 部門管理サーバの所属するネットワークフォルダがその部門に配置されていない場合、正しく移入できません。
・全体監視サーバに部門フォルダは移入されません。全体監視サーバでは、ネットワークフォルダはすべて自部門に配置されます。
・一度設定された値を変更することはできません。変更はSystemwalkerコンソールを使用して行ってください。
ネットワークフォルダのプロパティ情報
プロパティ | 全体監視 | 運用管理サーバ |
---|---|---|
サブネットアドレス | ○ | ○ |
サブネットマスク (注) | △ | △ |
△: 一度設定された値を変更することはできません。変更はSystemwalkerコンソールを使用して行ってください。
・移入したフォルダ名の初期値は、サブネットアドレスです。
注)
IPv6の場合はプレフィックス長
ノード管理ツリー内のフォルダのプロパティ情報
プロパティ | 全体監視 | 運用管理サーバ |
---|---|---|
フォルダ名 | ○ | ○ |
配下にノードを持たないフォルダは移入されません。
使用例
ノード情報をファイル nodefile に移出します。
【Windows】
mpcmnout nodefile
【Solaris/Linux】
mpcmnout.sh nodefile
実行結果/出力形式
エラー内容は標準出力に表示されます。
なし
エラーメッセージを表示します。