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Systemwalker Centric Manager V17.0.2 リファレンスマニュアル

Enterprise EditionGlobal Enterprise Edition1.2.160 mpcmclst(クラスタ論理ノード管理コマンド)

機能説明

本コマンドは、部門管理サーバをクラスタ運用する場合に使用し、クラスタ論理ノードの作成/変更/削除を行います。

部門管理サーバをクラスタ運用する場合には、本コマンドで部門管理サーバのクラスタ論理ノードを登録し、部門フォルダの[サブドメイン]タブでは、登録したクラスタ論理ノードを選択し設定する必要があります。

なお、運用管理サーバをクラスタ運用する場合、運用管理サーバのクラスタ論理ノードは、自動的に作成されるとともに自部門フォルダに登録されていますので、本コマンドでの登録は不要です。

記述形式

【Windows】

mpcmclst

-a -h hostname -i IPaddress -n NetworkName

mpcmclst

-m -h hostname [-i IPaddress] [-n NetworkName]

mpcmclst

-d -h hostname

【Solaris/Linux】

mpcmclst.sh

-a -h hostname -i IPaddress -n NetworkName

mpcmclst.sh

-m -h hostname [-i IPaddress] [-n NetworkName]

mpcmclst.sh

-d -h hostname

オプション

-a

クラスタ論理ノードを作成します。

-m

クラスタ論理ノードのIPアドレス、ホスト名を変更します。

-d

クラスタ論理ノードを削除します。

-h hostname

オプション-aを指定した場合には、クラスタシステムのプライマリノードのホスト名を指定します。

オプション-mを指定した場合には、変更対象となるクラスタ論理ノードのホスト名を指定します。

オプション-dを指定した場合には、削除するクラスタ論理ノードのホスト名を指定します。

-i IPaddress

オプション-aを指定した場合には、クラスタシステムの仮想IPアドレス(クラスタセットアップで指定したグループの仮想IPアドレス)を指定します。指定した値は、クラスタ論理ノードのIPアドレスとして設定されます。

オプション-mを指定した場合には、変更後のIPアドレスを指定します。

-n NetworkName

オプション-aを指定した場合には、作成するクラスタ論理ノードのホスト名(クラスタセットアップで指定したグループのネットワーク名)を指定します。指定した値は、クラスタ論理ノードのホスト名として設定されます。

オプション-mを指定した場合には、変更後のクラスタ論理ノードのホスト名を指定します。

復帰値

0:

正常終了

0以外:

異常終了

参照

構成管理用コマンド

コマンド格納場所

Windows

Systemwalkerインストールディレクトリ\mpwalker.dm\MpFwbs\bin

Solaris
Linux

/opt/systemwalker/bin

実行に必要な権限/実行環境

【Windows】

【Solaris/Linux】

注意事項

使用例1

以下のクラスタシステムのクラスタ論理ノードを作成します。

【Windows】

mpcmclst -a -h host_a -i 10.0.0.1 -n cluster

【Solaris/Linux】

mpcmclst.sh -a -h host_a -i 10.0.0.1 -n cluster

使用例2

使用例1で作成したクラスタ論理ノードに対して、ネットワーク名を「new_cluster」に、仮想IPアドレスを「10.0.0.3」に変更します。

【Windows】

mpcmclst -m -h cluster -i 10.0.0.3 -n new_cluster

【Solaris/Linux】

mpcmclst.sh -m -h cluster -i 10.0.0.3 -n new_cluster

使用例3

使用例1で作成したクラスタ論理ノードを削除します。

【Windows】

mpcmclst -d -h cluster

【Solaris/Linux】

mpcmclst.sh -d -h cluster

実行結果/出力形式