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Systemwalker Centric Manager V17.0.2 リファレンスマニュアル

1.2.147 mpbcmcopyuserinfo(Systemwalkerコンソールのユーザ定義情報複写コマンド)

機能説明

本コマンドは、新しいユーザーID(SystemwalkerコンソールにログインするユーザーID)を追加した場合など、SystemwalkerコンソールのユーザーIDごとに保存しているマップ情報、デザインの設定情報などを任意のユーザーIDにコピーできます。

補足

本コマンドでコピーできる情報、およびコピーできない情報は以下の通りです。

【コマンドでコピーできる情報】

SystemwalkerコンソールのユーザーIDごとに保存している以下の情報

【コマンドでコピーできない情報】

記述形式

【Windows版】

mpbcmcopyuserinfo.bat

{/f 入力ユーザーID /t 出力ユーザーID | /h | /?}

Solaris版/Linux版

mpbcmcopyuserinfo.sh

{-f 入力ユーザーID -t 出力ユーザーID | -h}

オプション

【Windows版】

/f 入力ユーザーID:

コピー元のユーザーIDを指定します。

備考)

SystemwalkerコンソールにログインするユーザーIDです。

/t 出力ユーザーID:

コピー先のユーザーIDを指定します。

備考)

SystemwalkerコンソールにログインするユーザーIDです。

/h:

ヘルプを表示します。

/?:

ヘルプを表示します。

Solaris版/Linux版

-f 入力ユーザーID:

コピー元のユーザーIDを指定します。

備考)

SystemwalkerコンソールにログインするユーザーIDです。

-t 出力ユーザーID:

コピー先のユーザーIDを指定します。

備考)

SystemwalkerコンソールにログインするユーザーIDです。

-h:

ヘルプを表示します。

復帰値

0:

正常

1:

異常

出力されるメッセージおよび内容と処置は以下の通りです。

項番

メッセージ

内容と処置

1

コマンドは正常終了しました。

本メッセージは、異常ではありません。

コマンドは正常終了しました。

対処する必要はありません。

2

コマンドは異常終了しました。

コマンドは異常終了しました。

本メッセージの直前のエラーメッセージに従って対処してください。

3

起動オプションが不正です。

オプションが不正の場合に出力します。直後に表示される使用方法に従って引数を指定し直してください。

4

コマンドはすでに起動しています。しばらく待って、再操作してください。

コマンドを多重起動した場合に出力します。しばらく待って、再操作してください。

5

メモリの獲得に失敗しました。しばらく待って、再操作してください。

メモリの獲得に失敗しました。しばらく待って、再操作しても正常終了しない場合は、コマンドを投入する端末の不要なサービス・アプリケーション等を終了し、メモリを増やしてから再操作してください。

6

データファイルパスの獲得に失敗しました。

Systemwalkerコンソールサービスのデータファイルパス獲得に失敗しました。Systemwalkerコンソールが起動することを確認してください。Systemwalkerコンソールが起動するにもかかわらず本メッセージが表示される場合は、技術員に連絡してください。

Systemwalkerコンソールが起動しない場合は、起動失敗時のエラーを取り除いてください。

7

構成ファイルパスの獲得に失敗しました。

Systemwalkerコンソールサービスの設定ファイルパス情報の獲得に失敗しました。

Systemwalkerコンソールが起動するにもかかわらず本メッセージが表示される場合は、技術員に連絡してください。

Systemwalkerコンソールが起動しない場合は、起動失敗時のエラーを取り除いてください。

8

構成ファイルの読み込みに失敗しました。

Systemwalkerコンソールサービスの設定ファイルについて、読み込みに失敗した場合に出力します。

Systemwalkerコンソールが起動するにもかかわらず本メッセージが表示される場合は、技術員に連絡してください。

Systemwalkerコンソールが起動しない場合は、起動失敗時のエラーを取り除いてください。

9

CORBAのシステム例外が発生しました。(%1)

Systemwalkerコンソールサービスとの通信で例外が発生しました。

[スタート]-[Systemwalker Centric Manager]-[保守情報の収集 (Systemwalker Centric Manager)]メニューにより起動される画面にて資料を採取し、技術員に連絡してください。

10

CORBAの例外が発生しました。(%1)

Systemwalkerコンソールサービスとの通信で例外が発生しました。

[スタート]-[Systemwalker Centric Manager]-[保守情報の収集 (Systemwalker Centric Manager)]メニューにより起動される画面にて資料を採取し、技術員に連絡してください。

11

CORBAの初期化に失敗しました。(%1が異常値で復帰しました。)

運用管理サーバ上のSystemwalkerコンソールサービスとの通信で初期化処理に発生しました。

[スタート]-[Systemwalker Centric Manager]-[保守情報の収集 (Systemwalker Centric Manager)]メニューにより起動される画面にて資料を採取し、技術員に連絡してください。

12

ホスト名の取得に失敗しました。

運用管理サーバのホスト名の取得に失敗しました。

[スタート]-[Systemwalker Centric Manager]-[保守情報の収集 (Systemwalker Centric Manager)]メニューにより起動される画面にて資料を採取し、技術員に連絡してください。

13

Systemwalkerコンソールのサービスへの接続に失敗しました。(コード=%1、詳細コード=%2)

Systemwalkerコンソールサービスへのログインに失敗した場合に出力します。

[スタート]-[Systemwalker Centric Manager]-[保守情報の収集 (Systemwalker Centric Manager)]メニューにより起動される画面にて資料を採取し、技術員に連絡してください。

14

コピー元ユーザーIDの情報が存在しません

指定されたコピー元ユーザーIDの情報が存在しません。コピー元のユーザーIDは一度でもSystemwalkerコンソールにログインしたことのあるユーザーIDを指定してください。

15

コピー元ユーザーIDの情報の読み込みに失敗しました。

指定されたコピー元ユーザーIDの情報の読み込みに失敗しました。

[スタート]-[Systemwalker Centric Manager]-[保守情報の収集 (Systemwalker Centric Manager)]メニューにより起動される画面にて資料を採取し、技術員に連絡してください。

16

Systemwalkerコンソールのサービスで例外が発生しました。

Systemwalkerコンソールサービス の API で例外が発生した場合に出力します。

[スタート]-[Systemwalker Centric Manager]-[保守情報の収集 (Systemwalker Centric Manager)]メニューにより起動される画面にて資料を採取し、技術員に連絡してください。

17

コピー先ユーザーIDが存在しません。

コピー先ユーザーIDが運用管理サーバに存在しません。運用管理サーバにコピー先ユーザーIDを作成し、必要な権限を付加した後、再実行してください。

18

セキュリティ基盤へのアクセスに失敗しました。(コード=%1、詳細コード=%2)

運用管理サーバのSystemwalkerが停止している可能性があります。運用管理サーバでSystemwalkerが起動していることを確認してください。

19

現在ログインしているユーザーIDは、本コマンドを実行する権限がありません。

実行権限のあるユーザーID(DmAdminに属しているユーザーID)で実行してください。

20

ログインしているユーザーIDの取得に失敗しました。

ログインしているユーザーIDの取得に失敗しました。

実行する端末のOSを再起動しても解決しない場合は、[スタート]-[Systemwalker Centric Manager]-[保守情報の収集 (Systemwalker Centric Manager)]メニューにより起動される画面にて資料を採取し、技術員に連絡してください。

21

排他ファイルの操作に失敗しました。(操作コード=%1、エラーコード=%2)

内部処理でコマンド実行を排他する(多重起動を防止する)ためのファイルの操作に失敗しました。実行する端末のOSを再起動しても解決しない場合は、[スタート]-[Systemwalker Centric Manager]-[保守情報の収集 (Systemwalker Centric Manager)]メニューにより起動される画面にて資料を採取し、技術員に連絡してください。

22

コピー元ユーザーIDが長過ぎます。

/f オプションで指定したユーザーIDが長すぎます。Systemwalkerコンソールにログイン可能なユーザーIDを指定してください。

23

コピー先ユーザーIDが長過ぎます。

/t オプションで指定したユーザーIDが長すぎます。Systemwalkerコンソールにログイン可能なユーザーIDを指定してください。

24

コピー元ユーザーIDとコピー先ユーザーIDが同じです。

コピー元ユーザーIDとコピー先ユーザーIDは違うユーザーIDを指定してください。

参照

MpBcmConvAll([システム監視]画面からSystemwalkerコンソールへの定義移行コマンド)

コマンド格納場所

Windows

Systemwalkerインストールディレクトリ\Mpwalker.dm\bin

Solaris
Linux

/opt/FJSVfwgui/bin

実行に必要な権限/実行環境

【Windows】

Solaris/Linux

注意事項

使用例

ユーザーIDごとに保存しているマップ情報、カスタマイズ情報などの情報について、ユーザAからユーザBにコピーする場合

運用管理サーバで以下のコマンドを実行します。

【Windows版】

mpbcmcopyuserinfo.bat /f ユーザA /t ユーザB

【Solaris版/Linux版】

mpbcmcopyuserinfo.sh -f ユーザA -t ユーザB

実行結果/出力形式

正常の場合

【Windows版】

C:\Systemwalker\MPWALKER.DM\bin>mpbcmcopyuserinfo.bat /f suzuki /t yamada
コマンドは正常終了しました。
C:\Systemwalker\MPWALKER.DM\bin>

Solaris版/Linux版

machine# cd /opt/FJSVfwgui/bin
machine# ./mpbcmcopyuserinfo.sh -f suzuki -t yamada
コマンドは正常終了しました。
machine# 

異常の場合

【Windows版】

C:\Systemwalker\MPWALKER.DM\bin>mpbcmcopyuserinfo.bat /f suzuki /t yamada
コピー元ユーザが存在しません。
コマンドは異常終了しました。
C:\Systemwalker\MPWALKER.DM\bin>

Solaris版/Linux版

machine# cd /opt/FJSVfwgui/bin
machine# ./mpbcmcopyuserinfo.sh -f suzuki -t yamada

コピー元ユーザが存在しません。
コマンドは異常終了しました。
machine#