機能説明
本コマンドは、Systemwalker CentricMGR 10.1以前の[システム監視]画面で任意に追加した返答定義情報をSystemwalkerコンソールの定義情報に移行します。[システム監視]画面を未使用の場合、本コマンドの実行は不要です。
なお、Systemwalkerコンソールで読み込み可能なファイルをCSV形式で出力することもできます。
上記ファイルの出力先およびファイル名は以下の通りです。
【Windows】
Systemwalkerインストールディレクトリ\MPWALKER.DM\MPPCGUI\f1eg\
ReplyList.csv
なお、上記ファイルをSystemwalkerコンソールで読み込む手順については、“Systemwalker Centric Manager バージョンアップガイド”を参照してください。
補足
[イベント]-[返答定義]メニューにより表示される[返答定義]画面から設定した返答定義情報がすべて移行できます。
記述形式
MpBcmConvReply | { {/c | /m | /t ユーザ} [/o 接続先運用管理サーバのホスト名] | {/h | /?} } |
オプション
Systemwalkerコンソールで読み込み可能なファイルをCSV形式で出力します。
運用管理サーバのインストール時に指定した管理者アカウントに移行します。
移行先のユーザを指定します。
Systemwalkerコンソールにログインするユーザ名です。
本コマンドの接続対象の運用管理サーバのホスト名を指定します。
本オプションは運用管理クライアントで実行する場合のみ指定可能です。省略した場合は、[Systemwalkerコンソールセットアップ]画面で設定している運用管理サーバに対して本コマンドを実行します。
[Systemwalkerコンソールセットアップ]画面に運用管理サーバを複数設定している場合は、[以下の運用管理サーバに自動で接続する]に設定している運用管理サーバに接続します。
ヘルプを表示します。
ヘルプを表示します。
復帰値
正常。
異常。エラーメッセージに従って対処してください。
正常(移行対象外:バージョンアップ前のSystemwalkerのバージョンレベル(エディションを含む)が、本コマンドがサポートしているバージョンレベルではないため、移行する情報はありません。処理をスキップします。)
参照
コマンド格納場所
Windows | Systemwalkerインストールディレクトリ\Mpwalker.dm\bin |
実行に必要な権限/実行環境
コマンドを実行する端末のAdministrator権限が必要です。
本コマンドは、[管理者として実行]を選択して起動したコマンドプロンプト上で実行してください。
Solaris版の運用管理クライアントで実行可能です。
注意事項
本コマンドは、以下の製品からバージョンアップした場合だけ実行可能です。
SystemWalker/CentricMGR 5.0 GEE 以降
バージョンアップ前の製品において、[業務監視]画面を使用し、[システム監視]画面を使用していない場合、本コマンドを実行する必要はありません。
本コマンドは、必ず“Systemwalker Centric Manager バージョンアップガイド”の“バージョンアップ後の作業”の作業後に実行してください。
本コマンドは二重起動できません。
ユーザ名については、大文字/小文字を区別します。
本コマンドはSolaris版だけに提供されます。
使用例1
端末Aの返答定義情報をユーザ名「suzuki」に移行する場合
コンピュータAにて以下のコマンドを実行します。
MpBcmConvReply /t suzuki
使用例2
端末Aの返答定義情報をCSVファイルに出力する場合
コンピュータAにて以下のコマンドを実行します。
MpBcmConvReply /c
実行結果/出力形式
正常の場合:
C:\WIN32APP\MPWALKER.DM\bin>MpBcmConvReply /m コマンドは正常終了しました。 移行先のユーザ名は、運用管理サーバの管理者アカウントです。 ユーザ名:root C:\WIN32APP\MPWALKER.DM\bin>
/m オプションを指定した場合は、コマンドの最終行に以下の情報が表示されます。
移行先である運用管理サーバの管理者アカウント
異常の場合:
C:\WIN32APP\MPWALKER.DM\bin>MpBcmConvReply /m 移行情報の取得に失敗しました。 コマンドは異常終了しました。 移行先のユーザ名は、運用管理サーバの管理者アカウントです。 ユーザ名:root C:\WIN32APP\MPWALKER.DM\bin>