本コマンドは、サポートOSやベンダの追加に伴う新規アイコンの追加時に使用します。
機能説明
サポートOSやベンダの追加に伴う新規アイコンの追加時には、運用管理サーバの指定ディレクトリに、アイコンファイルを手動でコピーする必要がありますが、コピー先のディレクトリやアイコンの形式など、人為的ミスが起きる場合があります。また、手動で行うことが前提となっているため、アイコン追加をバッチ処理等で自動化することができません。
本コマンドは、アイコンをSystemwalkerコンソール専用のディレクトリにコピーし、前述のミスをなくして、自動化を行えるようにします。
ただし、本コマンドでイベント重要度ごとのアイコン(ファイル名の先頭が '$' または '_' のファイル)を追加することはできません。追加する場合は、運用管理サーバの以下のディレクトリに手動でファイルを格納してください。
Windows版の場合
Systemwalkerインストールディレクトリ\mpwalker.dm\mpbcmgui\server\var\java\classes\com\fujitsu\systemwalker\bcmgui\mtoelib\image\icon
Solaris版/Linux版の場合
/var/opt/FJSVfwgui/java/classes/com/fujitsu/systemwalker/bcmgui/mtoelib/image/icon
記述形式
mpbcmaddicon | -f filename [-o] |
オプション
追加するイメージファイルを指定します。複数指定はできません。
指定するファイルの種類については、JPEG形式、BMP形式およびPNG形式のイメージファイルが指定可能です。
JPEGファイルの拡張子は「.jpg」、BITMAPファイルの拡張子は「.bmp」、pngファイルの拡張子は「.png」としてください。
ファイル名については、すべて半角英数字(英字は小文字だけ)で指定し、拡張子については、すべて半角小文字(.jpg)で指定してください。
ただし、~16.png、~16.jpgまたは~16.bmpの形式のアイコンは利用できません。(~は任意の半角英数字)
追加するファイルがコピー先にすでに存在していても上書き(OverWrite)します。
復帰値
正常終了
異常終了(パラメタ異常)
異常終了(同一ファイル名が存在する)
異常終了(その他の異常終了)
参照
コマンド格納場所
Windows | Systemwalkerインストールディレクトリ\mpwalker.dm\bin |
Solaris | /opt/FJSVfwgui/bin/ |
実行に必要な権限/実行環境
【Windows】
Administrator権限が必要です。
運用管理サーバで実行可能です。
【Solaris/Linux】
システム管理者(スーパーユーザ)権限が必要です。
運用管理サーバで実行可能です。
注意事項
本コマンドは、運用管理サーバに存在します。運用管理サーバ上で実行してください。
UNIX版の場合、日本語OSで実行した場合でも、実行結果は英語で表示されます。
使用例
「windows01.jpg」アイコンを上書きモードで追加します。
mpbcmaddicon -f windows01.jpg -o
実行結果/出力形式
標準出力に、実行結果が表示されます。
「正常終了しました。」の旨のメッセージ以外は、エラーです。メッセージ通りに対処してください。