機能説明
本コマンドは、イベント監視の条件定義をCSV形式でファイルに出力します。
記述形式
aoseacsv | [-i InFile | -d InDirName] -o OutFile [-a] [-e] |
オプション
イベント監視の条件定義ファイルをフルパスまたは相対パスで指定します。省略した場合、現在設定されているイベント監視の条件定義を読み込みます。
pooutコマンドで出力したイベント監視の条件定義を指定する場合に使用します。
イベント監視の条件定義ファイルが格納されているディレクトリ名をフルパスまたは相対パスで指定します。
pooutコマンドの-dオプションに指定したディレクトリ名をフルパスまたは相対パスで指定し、最後に「MpAosfB」ディレクトリを付加してください。
出力するCSVファイル名をフルパスまたは相対パスで指定します。CSVファイルの形式については、“イベント監視条件のCSVファイル”を参照してください。
定義されている自動アクションを出力します。
監視メッセージおよびアクションの条件を出力します。
-a,-eのどちらも省略した場合、または両方指定した場合は、すべての情報を出力します。
復帰値
正常終了
パラメタエラー
ファイルの読み込みに失敗した
ファイルの出力に失敗した
コマンドの実行権なし
その他のエラーにより処理を中断した
参照
コマンド格納場所
Windows | Systemwalkerインストールディレクトリ\mpwalker\mpaosfsv\bin |
UNIX | /opt/FJSVfwaos/usr/bin |
実行に必要な権限/実行環境
【Windows】
Administrator権限/DmAdmin権限が必要です。
本コマンドは、[管理者として実行]を選択して起動したコマンドプロンプト上で実行してください。
運用管理サーバ/部門管理サーバ/業務サーバで実行可能です。
運用管理クライアント/クライアントでは、[イベント監視]を選択インストールしたとき実行可能です。
【UNIX】
システム管理者(スーパーユーザ)権限が必要です。
運用管理サーバ/部門管理サーバ/業務サーバで実行可能です。
運用管理クライアント/クライアントでは、[イベント監視]を選択インストールしたとき実行可能です。
注意事項
入力ファイルは、以下のファイルです。
Windows版 MpWalker V3.0、およびSystemwalker V4.0L10 以降のバージョンで作成されたイベント監視の条件定義ファイル
UNIX版 SystemWalker 5.0 以降のバージョンで作成されたイベント監視の条件定義ファイル
aoseadefコマンドを使用する場合は、-a,-eを指定しないでCSVファイルにイベント監視の条件定義を出力してください。
CSVファイルにはSJISコードで出力されます。CSVファイルを転送する場合はバイナリモードで転送してください。他コードの環境で参照する場合は、iconv等のコマンドによりコード変換を行ってください。
以下の場合、本コマンドは使用しないでください
[イベント監視の条件定義]画面による定義更新中
poin2コマンドによる、イベント監視の条件定義の更新中
aoseadefコマンドによるイベント監視の条件定義の更新中
イベント監視の条件のポリシー配付中
イベント監視条件のCSVファイルを移入するSystemwalkerのバージョンが、移出するSystemwalkerのバージョンより古い場合、新しいバージョン固有の機能は使用できません。必要に応じて、定義の見直し、および再設定を行ってください。バージョンごとの機能については、各バージョンのマニュアルを参照してください。
使用例1
現在設定されているイベント監視の条件定義を、CSV形式に変換しファイルに出力します。
【Windows版】
aoseacsv -o a:\abevtact.csv
【UNIX版】
aoseacsv -o /tmp/abevtact.csv
使用例2
pooutコマンドで出力した定義を、CSV形式に変換しファイルに出力します。
【Windows版】
pooutコマンドの-dオプションに、a:\nagoyaを指定した場合
aoseacsv -d a:\nagoya\MpAosfB -o a:\EventAct.csv
【UNIX版】
pooutコマンドの-dオプションに、/tmp/nagoyaを指定した場合
aoseacsv -d /tmp/nagoya/MpAosfB -o /tmp/EventAct.csv