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Interstage List Works V11.0.0 帳票仕分け手引書
FUJITSU Software

D.2 固定文字列キー情報定義レコード(KFレコード)

指定されたキー情報を帳票情報に反映するレコードです。

共通情報として定義した場合には、すべての帳票に付加されます。個別情報として定義した場合には、仕分け条件に該当した帳票だけに付加されます。共通情報と個別情報が重複した場合には個別情報が優先されます。

なお、本レコードを定義する場合には、セクション情報定義レコード(SCレコード)の定義が必須です。

同じセクション情報定義(SCレコード)内で、同じキー名が、重複して指定された場合には、最初に指定した定義が有効となります。

記述形式

KF,{キー名|+},値,

定義位置

共通情報、個別情報ともに、セクション情報定義レコード(SCレコード)の後に定義します。

定義数

1つの共通情報(SMレコード単位)内に、指定できる定義数は以下のとおりになります。

また、1つの個別情報(CMレコード単位)内に、指定できる定義数は以下のとおりになります。

定義項目

項目名

バイト数
(種別)

必須

意味

備考

KF

2
(文字)

固定文字列キー情報定義(KF)レコードを示します。

「KF」は「Key Fixed」の略です。

キー名

20以内
(文字)

連携製品に渡す帳票情報のキー名を指定します。

参照

サポートするキー名の一覧は、注意事項の“サポートするキー名について”を参照してください。

256以内
(文字)

(注1)

連携製品に渡す帳票情報のキー名に設定する値を指定します。

参照

値の指定方法の詳細は、注意事項の“キー名に設定する値の記述方法について”を参照してください。

値に使用できる文字は、キー名の帳票情報の種類に応じて制限があります。

参照

使用できる文字についての詳細は“運用手引書”を参照してください。

また、有効となるバイト数は連携製品によって異なります。

1
(文字)

固定文字列キー情報定義(KF)レコードの継続行を示します。

○:必須オペランド

注1) 富士通ホスト帳票の仕分けの場合、1行のKFレコードに指定できる長さはキー名と値を合わせて半角文字で246文字以内です。247文字以上を指定した場合、247文字以降は無効となります。オープン帳票の仕分けの場合は、指定した文字列は半角文字で256文字まで有効とします。

注意事項

以下について説明しています。

サポートするキー名について

固定文字列キー情報定義レコード(KFレコード)および、可変文字列キー情報定義レコード(KPレコード またはKCレコード)のキー名項目で指定できるキー名の一覧を示します。

参照

すべてのキー名の詳細については、“運用手引書”を参照してください。

オープン帳票の場合は、以下に示す“オープン帳票でサポートしていないキー名”を除いて、管理情報定義ファイルまたは電子帳票情報ファイルに指定できるキー名をそのまま指定することができます。

ー名に設定する値の記述方法について

キー名に設定する値は、以下のいずれかの方法で記述します。

  1. 文字列を直接記述する方法

  2. RSレコードの帳票情報の定義を利用する方法

  3. 他の帳票情報の定義を利用する方法

  4. カンマ区切りで複数の値を指定する方法

継続行を指定する場合の注意事項

継続行を指定する場合は以下のことに注意してください。

定義例

KFレコードの「LV-DB-PATH」キーの値に継続行を使用した例を以下に示します。

KF,LV-DB-PATH,/lvdata/eigyo/getsuji/,
KF,+,URIAGE,

KFレコードの「LV-DB-PATH」キーの値には、以下が設定されます。