List Worksの帳票、印刷資源、および保管フォルダを管理する保管データベースを、定期的に退避したバックアップデータから復元する方法について説明します。
以下の場合に、バックアップデータから復元する必要が発生します。
保管データベースが破損した場合
保管データベースが破損している状態では、以下のような現象がおきます。
帳票や保管フォルダが帳票一覧に表示されない
ハードウェア障害で保管データベースが起動できない など
保管データベースが起動できない場合は、データベースサービスの起動に失敗しています。この情報は、以下のログに出力されます。
Symfowareデータベースの場合
LWDB名.log (データベース構築において環境変数「RDBNAME」に「LWDB」以外を設定した場合は、環境変数「RDBNAME」に設定したRDBシステム名.log)
Oracleデータベースの場合
alert_LWDB.log
ログの格納先は、保管データベースの環境設定で指定します。
ログの格納先の設定については、“環境構築手引書”を参照ください。 |
保管フォルダおよび帳票が破損した場合
保管フォルダおよび帳票が破損している状態では、帳票ファイル自体が存在しません。この場合、以下のような現象がおきます。
帳票が表示されない
保管フォルダが表示されない など
保管データベース、保管フォルダ、および帳票のすべてが破損した場合
例えば、上記2つの現象が同時に起きている状態です。
“(2) 保管データベースが破損した場合に、破損直前の状態まで復元”の手順で復元します。
保管データベースのみが破損した場合、破損した保管データベースをバックアップデータから復元した後、List Worksサービスをコールドスタートすることで、保管フォルダとの比較が行われ、自動的に保管データベースを復元することができるので、保管データベースを破損する直前の状態まで復元することができます。
復元方法の詳細については、“(2) 保管データベースが破損した場合に、破損直前の状態まで復元”を参照してください。 |
List Worksサービスのコールドスタートの方法については、“(2) 保管データベースが破損した場合に、破損直前の状態まで復元”の“手順3:List Worksサービスの開始(コールドスタート))”を参照してください。 |
“(1) 退避時の状態まで復元”の手順で復元します。
この場合、保管データベース、保管フォルダとも退避データを復元するため、退避時の状態に戻ります。退避後、破損するまでに行った変更については、復元されません。
また、退避後、破損するまでに作成した保管フォルダおよび登録した帳票については、再度、作成および登録する必要があります。
このため、退避の間隔を調整するなど運用設計を行ってください。
保管フォルダの格納場所であるディスクが破損した場合は、ディスク交換などの作業の後に“(1) 退避時の状態まで復元”で復旧してください。
復元方法の詳細については、“(1) 退避時の状態まで復元”を参照してください。 |
“(1) 退避時の状態まで復元”の手順で復元します。
退避したバックアップデータを用いて、リスト管理サーバ上の帳票、印刷資源、保管フォルダを管理する保管データベースの状態を、退避時の状態まで復元する方法です。
復元方法の詳細については、“(1) 退避時の状態まで復元”を参照してください。 |
バックアップデータを用いて、リスト管理サーバ上の帳票、印刷資源、および保管データベースの状態を、退避時の状態まで復元する方法について説明します。
復元の手順を以下に示します。
各手順の詳細を以下に示します。
ポイント
インストールディレクトリは、以下の格納場所になります。
List Worksのインストールディレクトリ :/opt
Symfowareのインストールディレクトリ :/opt
RDBシステム名は以下の初期値を用いて説明しています。環境に応じて変更している場合は、値を置き換えてお読みください。
RDBシステム名 :LWDB
手順1:List Worksサービスの停止
List Worksの復元を実施する場合は、必ずList Worksサービスを停止した状態で行ってください。
フォルダの共有運用を行っている場合は、すべてのサーバにおいて、List Worksサービスを停止する必要があります。
注意
List Worksサービスを停止する際は、List Worksを利用した業務を運用していないことを確認してください。
lwserverコマンドを利用して停止します。
# lwserver stop
lwserverコマンドの詳細は、“コマンドリファレンス”を参照してください。 |
クラスタ運用の場合は、“1.3.2 保管データベースのフラグメンテーションの解消”の“手順4:List Worksサービスの停止”の<クラスタ運用の場合>を参照してください。
注意
List Worksサービスの停止中に、サービスを停止、または再起動しようとすると、エラーとなります。
手順2:フォルダ、印刷資源の復元
以下のフォルダや印刷資源(関連するディレクトリやファイル)について、退避ディレクトリや媒体から復元先のディレクトリに複写(復元)します。なお、フォルダの階層構造を変更せずに復元してください。
List Worksシステムディレクトリ
受信フォルダ
保管フォルダ
ファイリングフォルダ
印刷資源
オーバレイ(帳票を表示する際に使用)
帳票項目・オーバレイ位置保存ファイル
オーバレイ世代管理
仕分け定義体(EEのみ)
注意
フォルダの共有運用を行っている場合、List Worksシステムディレクトリ、受信フォルダ、ファイリングフォルダ、印刷資源、および、オーバレイの復元については、各サーバで実施してください。保管フォルダの復元については、いずれか1台のサーバで実施してください。
クラスタ運用を行っている場合、List Worksシステムディレクトリ、受信フォルダ、ファイリングフォルダ、印刷資源、および、オーバレイの復元については、運用ノードおよび待機ノードの各サーバで実施してください。保管フォルダの復元については、運用ノードのサーバで実施してください。
各フォルダ | 格納場所 |
---|---|
List Worksシステムディレクトリ | lvsetsysコマンドで作ったList Worksのシステムディレクトリになります。 |
受信フォルダ | lvlstenvコマンドを実行し、出力結果の「RCV-FOLDER」キーワードの設定値が格納場所になります。 |
保管フォルダ (注1) | 第一階層の保管フォルダのプロパティに表示されるフォルダの場所 |
印刷資源 |
|
オーバレイ (注2) | lvlstenvコマンドを実行し、出力結果の以下のキーワードの設定値が格納場所になります。
|
帳票項目・オーバレイ位置保存ファイル | lvlstenvコマンドを実行し、出力結果の「OVDFLD」キーワードの設定値が格納場所になります。 |
オーバレイ世代管理 | lvlstenvコマンドを実行し、出力結果の「CTRL-OVL」キーワードの設定値が格納場所になります。 |
仕分け定義体(EEのみ) | 扱う帳票によって、仕分け定義体の格納場所が異なります。 (注3)
|
注1:
保管フォルダには、idx、idxpg、mem、srhなどの関連ファイルが含まれます。
注2:
リスト管理サーバの帳票を表示する際に使用するオーバレイです。
注3:
運用によって、仕分け定義体の格納場所を変更している場合は、変更した格納場所の仕分け定義体を復元してください。
手順3:保管データベースの復元
保管データベースの復元方法を説明します。
注意
ここでは同一ディスク構成におけるデータベースの復元方法を記述しています。ディスク構成を変更して復元を行った場合、データベースが起動しないおそれがあります。ディスク構成を変更する場合は、データベースの再構築を行ってください。
データベースの再構築については、“1.3 保管データベースの監視と対処 <Symfowareの場合>” または“1.4.2 保管データベースの再構築”を参照してください。 |
フォルダの共有運用を行っている場合は、データベースがインストールされているサーバでデータベースの退避を実施してください。
クラスタ運用を行っている場合は、待機ノードのクラスタサービスとデータベースサービスを停止し、運用ノードのサーバでデータベースの退避を実施してください。
データベースのクラスタ運用の詳細については、“Symfowareのマニュアル” または“Oracle Databaseのマニュアル”を参照してください。 |
(a) Symfowareデータベースの復元
Symfowareデータベースでは、RDBディクショナリとDSIを復元します。RDBディクショナリは、データベースを停止してから実行します。DSIの復元は、バックアップしたすべてのDSIに対してアクセス禁止を設定し、リカバリコマンドで実行します。
復元手順を以下に示します。
ポイント
データベースの復元は、スーパーユーザで行ってください。
本作業では、データベースの環境構築の際に設定した環境変数が設定されている必要があります。作業を行う前に確認して、必要に応じて設定してください。
環境変数の設定内容については、“環境構築手引書” に掲載されていますので参照してください。 |
データベースの復元処理時に出力される可能性の高いメッセージを、“A.1.2 復元時に出力されるメッセージ”に抜粋して掲載しています。参考にしてください。 また、詳細なメッセージの説明については、“Symfowareのマニュアル”を参照してください。 | |
使用するRDBコマンドの詳細については、“Symfowareのマニュアル”を参照してください。 |
RDBディクショナリの復元
ポイント
データベースの停止
rdbstopコマンドを使用して、データベースを停止します。
コマンドの記述形式と使用例を以下に示します。
rdbstop
※データベースを停止するコマンドです。
# rdbstop
RDBディクショナリのリカバリ
rdbrcvdicコマンドを使用して、RDBディクショナリをリカバリします。
コマンドの記述形式と使用例を以下に示します。
rdbrcvdic -L -f 退避ファイル名@退避先のディレクトリパス
# rdbrcvdic -L -f LW_DIC_DMP@/var/opt/FJSVlw-sv/symfo/data/dic
データベースの起動
rdbstartコマンドを使用して、データベースを起動します。
コマンドの記述形式と使用例を以下に示します。
rdbstart
※データベースを起動するコマンドです。
# rdbstart
DSIの復元
ポイント
DSIへのアクセス禁止の設定
rdbinhコマンドを使用して、DSIに対してアクセス禁止を設定します。
コマンドの記述形式と使用例を以下に示します。
rdbinh -f アクセス禁止設定対象のDSI名一覧のファイル名
# rdbinh -f /opt/FJSVlw-sv/dbsetup/symfo/sample/rdbinh_list.cfg
DSIのリカバリ
rdbrcvコマンドを使用して、DSIをリカバリします。
退避ファイルリストのサンプルを作業用のディレクトリに複写し、環境に応じて編集した後でコマンドを実行します。
退避ファイルリストの編集については、“退避ファイルリスト(rdbrcv_list.cfg)の編集”を参照してください。 |
コマンドの記述形式と使用例を以下に示します。
なお、記述形式にある作業ディレクトリと退避ファイルリストの複写先とする作業用のディレクトリは、別ディレクトリです。
rdbrcv -L -t 退避ファイルリスト名 -w 作業ディレクトリのパス
# rdbrcv -L -t rdbrcv_list.cfg -w /tmp
注意
「作業ディレクトリのパス」に指定するディレクトリ(上記の使用例では/tmp)は、すでに存在するディレクトリを指定します。存在しない場合は、あらかじめ作成しておく必要があります。
rdbrcv_list.cfgファイルには、復元先DSI名と退避ファイル名を記述します。
記述形式と記述例を以下に示します。
データベース名.DSI名 退避ファイル名@退避先のディレクトリパス -r
LWDB.LW_USER_OBJECT_TBL_DSI USER_OBJECT_TBL_DSI_DMP@/var/opt/FJSVlw-sv/symfo/data -r LWDB.LW_TRUSTY_TBL_DSI TRUSTY_TBL_DSI_DMP@/var/opt/FJSVlw-sv/symfo/data -r LWDB.LW_ORGANIZATION_TBL_DSI ORGANIZATION_TBL_DSI_DMP@/var/opt/FJSVlw-sv/symfo/data -r LWDB.LW_DATAFILE_LOCK_TBL_DSI DATAFILE_LOCK_TBL_DSI_DMP@/var/opt/FJSVlw-sv/symfo/data -r LWDB.LW_FOLDER_NODE_TBL_DSI FOLDER_NODE_TBL_DSI_DMP@/var/opt/FJSVlw-sv/symfo/data -r LWDB.LW_LIST_FILE_TBL_DSI LIST_FILE_TBL_DSI_DMP@/var/opt/FJSVlw-sv/symfo/data -r LWDB.LW_USER_ENV_TBL_DSI USER_ENV_TBL_DSI_DMP@/var/opt/FJSVlw-sv/symfo/data -r LWDB.LW_GROUP_TBL_DSI GROUP_TBL_DSI_DMP@/var/opt/FJSVlw-sv/symfo/data -r LWDB.LW_USER_TBL_DSI USER_TBL_DSI_DMP@/var/opt/FJSVlw-sv/symfo/data -r
(b) Oracleデータベースの復元
Oracle の各種ツールを使用して復元します。
Oracle の各種ツールの詳細については、“Oracle Database のマニュアル”を参照してください。 |
手順4:List Worksサービスの開始
List Worksサービスを開始します。
lwserverコマンドを利用して起動します。
# lwserver start
lwserverコマンドの詳細は、“コマンドリファレンス”を参照してください。 |
クラスタ運用の場合は、“1.3.2 保管データベースのフラグメンテーションの解消”の“手順7:List Worksサービスの開始”の<クラスタ運用の場合>を参照してください。
注意
List Worksサービスの起動中に、サービスを起動、またはコールドスタートしようとすると、エラーとなります。
(2) 保管データベースが破損した場合に、破損直前の状態まで復元
保管データベースのみが壊れた場合、退避したバックアップデータを利用して、保管データベースが壊れる直前の状態まで復元する方法について説明します。
注意
ハード障害によるデータベース破損の場合は、上記の復元手順の前に、壊れたディスクを交換し、List Worksとデータベースの再インストール、および環境設定を行う必要があります。
List Worksとデータベースのインストールについては、“インストールガイド”を参照してください。 List Worksとデータベースの環境設定については、“環境構築手引書”を参照してください。 |
各手順の詳細を以下に示します。
ポイント
インストールディレクトリは、以下の格納場所になります。
List Worksのインストールディレクトリ :/opt
Symfowareのインストールディレクトリ :/opt
RDBシステム名は以下の初期値を用いて説明しています。環境に応じて変更している場合は、値を置き換えてお読みください。
RDBシステム名 :LWDB
手順1:List Worksサービスの停止
List Worksの復元を実施する場合は、必ずList Worksサービスを停止した状態で行ってください。
フォルダの共有運用を行っている場合は、すべてのサーバにおいて、List Worksサービスを停止する必要があります。
注意
List Worksサービスを停止する際は、List Worksを利用した業務を運用していないことを確認してください。
lwserverコマンドを利用して停止します。
# lwserver stop
lwserverコマンドの詳細は、“コマンドリファレンス”を参照してください。 |
クラスタ運用の場合は、“1.3.2 保管データベースのフラグメンテーションの解消”の“手順4:List Worksサービスの停止”の<クラスタ運用の場合>を参照してください。
注意
List Worksサービスの停止中に、サービスを停止、または再起動しようとすると、エラーとなります。
手順2:データベースの復元
データベースの復元方法を説明します。
注意
ここでは同一ディスク構成におけるデータベースの復元方法を記述しています。ディスク構成を変更して復元を行った場合、データベースが起動しないおそれがあります。ディスク構成を変更する場合は、データベースの再構築を行ってください。
データベースの再構築については、“1.3 保管データベースの監視と対処 <Symfowareの場合>”を参照してください。 |
フォルダの共有運用を行っている場合は、データベースがインストールされているサーバでデータベースの退避を実施してください。
クラスタ運用を行っている場合は、待機ノードのクラスタサービスとデータベースサービスを停止し、運用ノードのサーバでデータベースの退避を実施してください。
データベースのクラスタ運用の詳細については、“Symfowareのマニュアル” または“Oracle Databaseのマニュアル”を参照してください。 |
(a) Symfowareデータベースの復元
Symfowareデータベースでは、RDBディクショナリとDSIを復元します。RDBディクショナリは、データベースを停止してから実行します。DSIの復元は、バックアップしたすべてのDSIに対してアクセス禁止を設定し、リカバリコマンドで実行します。
復元手順を以下に示します。
ポイント
データベースの復元は、スーパーユーザで行ってください。
本作業では、データベースの環境構築の際に設定した環境変数が設定されている必要があります。作業を行う前に確認して、必要に応じて設定してください。
環境変数の設定内容については、“環境構築手引書” に掲載されていますので参照してください。 |
データベースの復元処理時に出力される可能性の高いメッセージを、“A.1.2 復元時に出力されるメッセージ”に抜粋して掲載しています。参考にしてください。 また、詳細なメッセージの説明については、“Symfowareのマニュアル”を参照してください。 | |
使用するRDBコマンドの詳細については、“Symfowareのマニュアル”を参照してください。 |
RDBディクショナリの復元
ポイント
データベースの停止
rdbstopコマンドを使用して、データベースを停止します。
コマンドの記述形式と使用例を以下に示します。
rdbstop
※データベースを停止するコマンドです。
# rdbstop
RDBディクショナリのリカバリ
rdbrcvdicコマンドを使用して、RDBディクショナリをリカバリします。
コマンドの記述形式と使用例を以下に示します。
rdbrcvdic -L -f 退避ファイル名@退避先のディレクトリパス
# rdbrcvdic -L -f LW_DIC_DMP@/var/opt/FJSVlw-sv/symfo/data/dic
データベースの起動
rdbstartコマンドを使用して、データベースを起動します。
コマンドの記述形式と使用例を以下に示します。
rdbstart
※データベースを起動するコマンドです。
# rdbstart
DSIの復元
ポイント
DSIへのアクセス禁止の設定
rdbinhコマンドを使用して、DSIに対してアクセス禁止を設定します。
コマンドの記述形式と使用例を以下に示します。
rdbinh -f アクセス禁止設定対象のDSI名一覧のファイル名
# rdbinh -f /opt/FJSVlw-sv/dbsetup/symfo/sample/rdbinh_list.cfg
DSIのリカバリ
rdbrcvコマンドを使用して、DSIをリカバリします。
退避ファイルリストのサンプルを作業用のディレクトリに複写し、環境に応じて編集した後でコマンドを実行します。
退避ファイルリストの編集については、“退避ファイルリスト(rdbrcv_list.cfg)の編集”を参照してください。 |
コマンドの記述形式と使用例を以下に示します。
なお、記述形式にある作業ディレクトリと退避ファイルリストの複写先とする作業用のディレクトリは、別ディレクトリです。
rdbrcv -L -t 退避ファイルリスト名 -w 作業ディレクトリのパス
# rdbrcv -L -t rdbrcv_list.cfg -w /tmp
注意
「作業ディレクトリのパス」に指定するディレクトリ(上記の使用例では/tmp)は、すでに存在するディレクトリを指定します。存在しない場合は、あらかじめ作成しておく必要があります。
rdbrcv_list.cfgファイルには、復元先DSI名と退避ファイル名を記述します。
記述形式と記述例を以下に示します。
データベース名.DSI名 退避ファイル名@退避先のディレクトリパス -r
LWDB.LW_USER_OBJECT_TBL_DSI USER_OBJECT_TBL_DSI_DMP@/var/opt/FJSVlw-sv/symfo/data -r LWDB.LW_TRUSTY_TBL_DSI TRUSTY_TBL_DSI_DMP@/var/opt/FJSVlw-sv/symfo/data -r LWDB.LW_ORGANIZATION_TBL_DSI ORGANIZATION_TBL_DSI_DMP@/var/opt/FJSVlw-sv/symfo/data -r LWDB.LW_DATAFILE_LOCK_TBL_DSI DATAFILE_LOCK_TBL_DSI_DMP@/var/opt/FJSVlw-sv/symfo/data -r LWDB.LW_FOLDER_NODE_TBL_DSI FOLDER_NODE_TBL_DSI_DMP@/var/opt/FJSVlw-sv/symfo/data -r LWDB.LW_LIST_FILE_TBL_DSI LIST_FILE_TBL_DSI_DMP@/var/opt/FJSVlw-sv/symfo/data -r LWDB.LW_USER_ENV_TBL_DSI USER_ENV_TBL_DSI_DMP@/var/opt/FJSVlw-sv/symfo/data -r LWDB.LW_GROUP_TBL_DSI GROUP_TBL_DSI_DMP@/var/opt/FJSVlw-sv/symfo/data -r LWDB.LW_USER_TBL_DSI USER_TBL_DSI_DMP@/var/opt/FJSVlw-sv/symfo/data -r
(b) Oracleデータベースの復元
Oracle の各種ツールを使用して復元します。
Oracle の各種ツールの詳細については、“Oracle Database のマニュアル”を参照してください。 |
手順3:List Worksサービスの開始(コールドスタート)
List Worksサービスをコールドスタートすると、保管フォルダとデータベースの比較が行われ、データベースのバックアップから破損直前までに追加された保管フォルダ、およびフォルダ配下の帳票が自動的に復元されます。
注意
フォルダの共有運用を行っている場合は、いずれか1台のサーバで実施してください。
クラスタ運用を行っている場合は、運用ノードのサーバで実施してください。
保管フォルダ数、および保管フォルダ内の帳票数が多い場合、List Worksサービスのコールドスタートに時間がかかる場合があります。
lwserverコマンドを利用して起動します。
# lwserver cold
lwserverコマンドの詳細は、“コマンドリファレンス”を参照してください。 |
クラスタ運用の場合は、“1.3.2 保管データベースのフラグメンテーションの解消”の“手順7:List Worksサービスの開始”の<クラスタ運用の場合>を参照してください。
手順4:フォルダ名、フォルダの階層構造、アクセス権の復元
List Worksサービスのコールドスタートによって復元された保管フォルダについては、以下の作業を行います。
復元された保管フォルダのフォルダ名の変更
復元された保管フォルダの階層構造の変更
保管フォルダと帳票のアクセス権の変更
注意
フォルダの共有運用を行っている場合は、いずれか1台のサーバで実施してください。
クラスタ運用を行っている場合は、運用ノードのサーバで実施してください。
List Worksサービスのコールドスタートにより自動的にデータベースに再登録された保管フォルダは、「復旧されたフォルダ_YYYYMMDD_HHMM_nnnnn」(nnnnnは連番)という名称で復旧されるため、リストナビを使用してフォルダ名を変更してください。
List Worksサービスのコールドスタートにより自動的にデータベースに再登録される保管フォルダは、第一階層の保管フォルダ直下のフォルダとして復元されるため、リストナビを使用して正しいフォルダ位置に移動してください。
List Worksサービスのコールドスタートにより自動的にデータベースに再登録される保管フォルダのアクセス権には、すべて初期値が設定されるため、管理者ツールを利用してアクセス権を再設定してください。
リストナビによるフォルダ名の変更、フォルダの移動、および管理者ツールによるアクセス権の設定方法については、“操作手引書 運用管理者編”を参照してください。 |
注意
List Worksサービスのコールドスタートでは、以下の項目については破損直前の状態に復元することができません。必要に応じて再操作などを行い復旧してください。
帳票は、帳票登録時の情報で復元されます。登録時の情報に戻る可能性のある情報は、以下に示す、各種操作で変更された情報です。
帳票名
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「登録期限を過ぎたら削除対象にする」のモード
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ファイリングの状態
ローカル印刷依頼の状態
データベースのバックアップから破損直前までの間に削除した帳票および保管フォルダについては、バックアップ時点の削除されていない状態に戻ります。帳票については、リストクリーナやリストナビを使用して、再度削除してください。保管フォルダについては、削除コマンドやリストナビを使用して、再度削除してください。
手順5:第一階層の保管フォルダの復元
データベースのバックアップから破損直前までに追加された第一階層の保管フォルダについては、コールドスタートでは復元されません。
リストナビで、以前と同じ「保管フォルダ名」、「フォルダの場所」を指定して第一階層の保管フォルダを作成し直します。
リストナビを終了し、再度、“手順1:List Worksサービスの停止”、“手順3:List Worksサービスの開始(コールドスタート)”、“手順4:フォルダ名、フォルダの階層構造、アクセス権の復元”の順に作業を行ってください。
注意
“手順2:データベースの復元”の作業は、再度、行わないように注意してください。
上記の作業により、第一階層の保管フォルダ配下の保管フォルダおよび帳票が復元されます。
注意
第一階層の保管フォルダの直下に存在した帳票は「復旧されたフォルダ_YYYYMMDD_HHMM_nnnnn」として復元されたフォルダの配下に復元されます。必要に応じて帳票を第一階層のフォルダ直下に移動し、「復旧されたフォルダ_YYYYMMDD_HHMM_nnnnn」として復元されたフォルダを削除してください。
受信フォルダの「受信した帳票の振り分け先」として新規に作成した第一階層の保管フォルダを指定していた場合、「受信した帳票の振り分け先」を再度設定し直してください。