保管データベースの容量監視によって、表領域の空き容量が不足していることが判明した場合、または保管データベースの構成を変更する場合は、Oracleの各種ツールを使用して、表領域の拡張や保管データベースの再構築を行います。
保管データベースを再構築する手順の一例を、以下に示します。
手順1:保管データベースの再見積もり
保管データベースの容量監視時の情報などを参考に、想定規模を再度設定して容量の見積もりを行います。見積もりによって求めた値は、保管データベースの再構築時にUSERS表領域のサイズとして使用します。
保管データベースの見積もりについては、“環境構築手引書”を参照してください。 |
手順2:List Worksサービスの停止
保管データベースの容量拡張/再構築を行う場合は、必ずList Worksサービスを停止してください。
保管フォルダの共有運用を行っている場合は、すべてのサーバにおいて、List Worksサービスを停止する必要があります。
注意
保管フォルダを退避するために、List Worksサービスを停止するまえに、第一階層の保管フォルダのプロパティに表示されるフォルダの場所を控えておいてください。
List Worksサービスを停止する際は、List Worksを利用した業務を運用していないことを確認してください。
lwserverコマンドを利用して停止します。
lwserver stop
lwserverコマンドの詳細は、“コマンドリファレンス”を参照してください。 |
クラスタ運用の場合は、“1.3.2 保管データベースのフラグメンテーションの解消”の“手順4:List Worksサービスの停止”の<クラスタ運用の場合>を参照してください。
注意
List Worksサービスの停止中に、サービスを停止、または再起動しようとすると、エラーとなります。
手順3:データのエクスポート
Oracleの各種ツールを使用して、データのエクスポートを行います。
Oracleの各種ツールの詳細については、Oracle Databaseのマニュアルを参照してください。 |
手順4:既存の保管データベースの削除
Oracleデータベースのユーティリティ(Database Configuration Assistantなど)を使用して、保管データベースを削除します。
手順5:保管データベースの再構築
保管データベースの構築手順に従い、Oracleデータベースのユーティリティ(Database Configuration Assistantなど)を使用して、保管データベースの構築を行います。
手順6:データのインポート
Oracleの各種ツールを使用して、データのインポートを行います。
Oracleの各種ツールの詳細については、Oracle Databaseのマニュアルを参照してください。 |
手順7:List Worksサービスの開始
List Worksサービスを開始します。
lwserverコマンドを利用して開始します。
lwserver start
lwserverコマンドの詳細は、“コマンドリファレンス”を参照してください。 |
クラスタ運用の場合は、“1.3.2 保管データベースのフラグメンテーションの解消”の“手順7:List Worksサービスの開始”の<クラスタ運用の場合>を参照してください。
注意
List Worksサービスの起動中に、サービスを起動、またはコールドスタートしようとすると、エラーとなります。