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Symfoware Server V12.7.0 データベース二重化導入運用ガイド
FUJITSU Software

K.3 RERUNログ反映処理異常からのリカバリ方法

RERUNログ反映処理の異常原因が以下の場合は、DCUの再構築以外の方法でリカバリすることが可能です。なお、最新状態へのリカバリが不可能な場合はDCUの再構築によるリカバリを行う必要があります。

表K.3 RERUNログ反映処理異常の原因とリカバリ方法

異常原因

対象資源名

リカバリ方法

出力メッセージ

メディア障害

BC管理DB

BC管理DBのメディア障害からのリカバリ

qdg20030u,
qdg20031u

データベースのノード間不一致

データベース定義不整合

データベース定義不整合からのリカバリ

qdg20180u,
qdg20185u,
qdg20186u,
qdg20187u

データベース定義の関連付け未定義

データベース定義の関連付け未定義からのリカバリ

qdg20183u,
qdg20767u

DSI非活性/未フォーマット

DSI非活性/未フォーマットのリカバリ

異常原因に応じたメッセージが出力されます

DSI初期化異常

DSI初期化異常からのリカバリ

qdg20749u

異常原因の調査方法

  1. RERUNログ反映処理の異常原因は、副系ノードのDBミラーリングサービスが出力するメッセージをもとに、異常原因の切り分けを行います。以下のメッセージが出力されます。

    32008: DBミラーリングサービススクリプト(反映処理)で異常が発生しました 詳細情報='詳細情報'
  2. メッセージの “詳細情報”に設定されるメッセージを、“表K.3 RERUNログ反映処理異常の原因とリカバリ方法”の“出力メッセージ” により、異常原因を調査します。

ポイント

異常原因または異常資源の詳細は、イベントログ、Symfoware/RDBのRDBREPORTまたはSymfoware/RDBのrdbinfコマンドまたはrdbprtコマンドで確認します。

参照

  • DCUの再構築については“11.9 DCUの再構築”を参照してください。

  • Symfoware/RDBのrdbinfコマンドまたはrdbprtコマンドについては“コマンドリファレンス”を参照してください。