DBミラーリングシステムは、両ノードでのデータベース二重化処理として、以下の処理で実現しています。
RLC再使用処理(正系ノード)
RERUNログ抽出処理(副系ノード)
RERUNログ反映処理(副系ノード)
これらの処理異常に対しては、DCUの再構築によりリカバリを実施しますが、一部の異常事象によっては、DCUの再構築以外の方法でリカバリすることも可能です。
本付録では、これらの異常に対するリカバリ方法を個々に説明します。
DBミラーリングサービス中に、RLC再使用処理、RERUNログ抽出処理およびRERUNログ反映処理で異常を検知すると、以下のメッセージを出力します。メッセージとメッセージの本文に設定された詳細情報を元に異常原因を特定します。
RLC再使用処理が異常になると以下のメッセージが出力されます。
32006: DBミラーリングサービススクリプトで異常が発生しました 詳細情報 = '詳細情報'
RERUNログ抽出処理が異常になると以下のメッセージが出力されます。
32007: DBミラーリングサービススクリプト(抽出処理)で異常が発生しました 詳細情報 = '詳細情報'
RERUNログ反映処理が異常になると以下のメッセージが出力されます。
32008: DBミラーリングサービススクリプト(反映処理)で異常が発生しました 詳細情報 = '詳細情報'
ポイント
異常原因に応じた対処を行う場合、上記メッセージの “詳細情報”に設定されるqdgで始まるメッセージおよびSymfoware/RDBのRDBREPORTで指定したメッセージログファイルも合わせて調査してください。
参照
データベース二重化処理の異常に対するDCUの再構築によるリカバリ手順については、 “11.7.5 データベース二重化処理の異常” (正系ノード)または“11.8.6 データベース二重化処理の異常”(副系ノード)を参照してください。
DCUの再構築については“11.9 DCUの再構築”を参照してください。