正系ノードでは、RLCを循環利用するためのRLC再使用処理を行っています。
RLC再使用処理で異常が発生した場合には、正系ノードでDBミラーリングサービスのリカバリ停止を行ってからリカバリ作業を行います。RLC再使用処理での異常発生からのリカバリ操作の流れを以下に示します。
操作の手順
データベースサーバ1の操作
RLC再使用処理の異常を通知するメッセージを確認します。
32006: DBミラーリングサービススクリプトで異常が発生しました 詳細情報='詳細情報'
dxsvstopコマンドのrオプションを実行してDBミラーリングサービスをリカバリ停止します。
> dxsvstop -r
RLC再使用処理の異常に対するリカバリ作業を行います。手順1で出力されたメッセージの詳細情報から異常原因を調査し、異常原因に応じたリカバリを行ってください。例えば、異常原因がメモリ不足の場合、しばらくの間、メモリ不足の解消を待ち合わせます。
dxsvstartコマンドのcオプションを実行して正系ノードのDBミラーリングサービスを開始します。
> dxsvstart -c
注意
DBミラーリングサービスの停止中は、RLCの交替が行われないため、DBミラーリングサービスがリカバリ停止中に発生するRERUNログを蓄積可能なようにRLCの容量を設計する必要があります。
ポイント
DBミラーリングサービスの開始で、RLC再使用処理も自動的に開始されます。
参照
RLP閉塞を伴う場合には“11.7.5.3 RLP閉塞”を参照してください。